魔法瓶と言ったら?
象印!と日本人の大半が答えるほど人気のメーカーですよね。
そんな象印がキャンペーン詐欺として利用されていると噂になっていて、注意喚起が出ています。
象印の偽キャンペーンの概要
どのような詐欺案件なのか、詳しく解説します。
偽装メールが届く
発端は加害者からのメールから始まります。
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象印の公式HPが出した注意喚起はこちら
このメールのタチガ悪いのが、メール件名や本文中にその人の個人情報が入る点です。
象印の名前を語って個人名が入っていれば、さすがに本当のお知らせかな?と思ってしまいますよね。
なぜ詐欺師に個人名がバレているかというと、後述する個人情報が流出に起因していると推測できます。
偽装サイトのURL
偽のキャンペーンサイトのURLは以下のものが使われてます。
www.zojirushi.online/Xmas
いかにも象印っぽくて、ぱっと見は判別できませんね。
公式のURLは「zojirushi.co.jp」から始まるものなので、ドメイン名が全く異なります(.onlineと.co.jp)が、そんなの普通は分かりません。
なお12月20日時点で詐欺サイトにアクセスしてみると・・・
もうアクセスできない状態になっています。
おそらく通報があったのでしょう。
なおサイトが存在していた時に撮られた貴重なキャプチャ画像は以下の通りです。
インターネットショッピングのようなWebページに誘導され、当選した3,000円のQUOカードと、送料100円が表示されています。
つまり当選プレゼントが欲しければ送料100円を払いやがれってことですが、支払ったところでQUOカードが届くことはありません。
なおこの画面でキャンペーンに申し込んでしまうと、100円の被害以外にたくさんの情報を送ってしまうことになります。
【詐欺師に渡してしまう重要な情報】
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象印を語る偽キャンペーン詐欺の被害額は?
キャンペーン詐欺による被害額の報告は見つかりませんでした。
今後もしばらく注視します。
原因は象印が犯した個人情報の流出事件
今回の事件の原因は、直前に象印が犯してしまった個人情報の流出事件にあったと言われています。
象印による個人情報の流出とは?
12月3日の夕方頃にECサイト「象印でショッピング」に不正アクセスがあり、最大約28万件の個人情報が流出しました。
この時点で流出したのは氏名、住所、メールアドレス、注文履歴等で、クレジットカードやパスワードといった超危険な情報は含まれていませんでした。
象印の公式HPが出したお詫び文章はこちら
流出の翌日に偽メールと偽サイトが出現!
12月4日にはユーザーから象印のキャンペーンに乗じた不審なメールが届いていて、不審な決済画面に誘導していると連絡がありました。
そのメールや不審なサイトこそ、上記で解説した送料100円を支払わせる偽キャンペーンサイトだったのです。
12月3日夕方に象印の公式サイトから情報を抜き出し、翌日の12月4日には偽サイトでさらなる悪事を働いたということで、前もって計画された犯行の可能性が高いでしょう。
ニセの象印の詐欺を見分ける方法
今回の事件を見分ける方法はあったのでしょうか?
ドメイン名が違うなどいくつか異常な特徴はあるものの、普通の人は気が付くのは困難だったと思います。
メールは個人名を正しく表示してますし、誘導されるWebサイトも象印とそっくりな作りでした。
またちょうど同時期に正規のサイトでQUOカード3,000円プレゼントキャンペーンが実施中だったので、同じ案内だと思い込んでしまう人もいたでしょう。
私がもし遭遇していたら被害を回避できたのか、あまり自信がありません・・・。
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もし被害にあってしまったら
万一、被害にあった人がいたら、象印が設置した窓口に問い合わせてみましょう。
特にクレジットカードの不正利用など金銭絡みで気になることがあれば、すぐに連絡することをおすすめします。
以上、本日はここまで。
それでは!
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