不動産投資の代表的なリスクに自然災害があります。
今年の台風19号によって、不動産投資家の中にも浸水や損壊などの悪影響が出た人もいたのではないでしょうか。
被災地となった埼玉県東松山市にある私の物件は、幸いにも直接的な害は無かったのですが、2ヶ月が経つ今頃になって、想定外の影響が出ていることが分かりました。
台風19号の被害とは?
2019年10月中旬にやってきた台風19号は、関東地方を中心に日本全国に深刻な被害をもたらし、多数の死者、けが人、家屋の浸水や壊滅をもたらしました。
【被害の概要は過去の記事をご参照ください】

東松山市は本当にヤバかった
私が不動産投資で所有する物件が埼玉県の東松山市ってとこにあるのですが、甚大な台風被害が起きました。
市を流れる都幾川や九十九川が決壊し、数百世帯が浸水被害に合いました。
(川と道と家の境目が全くわかりません)
ショッピングモールのピオニウォークは1階が泥水だらけになり、しばらく営業停止に追い込まれました。
(ここはプールでなくショッピングモールです・・・)
特にショッピングモールの方は私の投資用アパートから3キロほどしか離れてないので、この写真がTwiterで流れた時は焦って管理会社に連絡したほどです。
上の写真を見ると、自分の不動産は何もなくて本当に良かったなとつくづく思います。
ここまでは台風通過直後の話で、本当の影響は遅れて今さらやってきたのです。
2か月遅れの影響とは稼働率が・・・
従来、このアパートの稼働率は50~70%あたりと悩まされてきました。
【稼働率や収益実績に関わる記事はこちら】

台風によって付近に甚大な被害が出たことで、ますます稼働率は下がってしまうのでは・・・というのが当時の私の思いでした。
気になって仕方がなくなったので、管理会社から直近の月例報告を待てずに賃貸サイトでアパートを見たところ、そこには驚きの光景が広がっていました。
満室で100%稼働になっとるがな!
もちろん嬉しかったのですが、なぜこうなったのか意味不明だったので、管理会社に聞いてみました。
災害後にアパートが満室になった理由とは・・・
その理由は単純、且つ合理的なもので、このアパート周辺に被害が出なかったことにあったようです。
自然災害が起きたからといって、そこに生活圏や家族があるので、いきなり東松山を出ていく人はいません。
家を失った人、修復が必要になった人達が次に住まいを求めるなら、当然より安全な場所を選ぶ。
その結果、うちのアパートへ近隣からの転居者が出たようです。
不動産投資で大切なのは立地や利回りだけじゃない
今回のことから、不動産物件を選ぶうえで自然災害への耐久力が大切であることが分かりました。
私もこの物件を購入する際に、松堀不動産からハザードマップを使って災害に関する説明を受けたことを思い出しました。(面倒くさいから聞き流したけど w・・・反省)
台風、地震、大雨などアパートに大ダメージを与える可能性は常にあるので、不動産投資家は災害への耐久力の目利き力も磨きたいですね。
以上、本日はここまで。
それでは!
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