新型コロナウイルスの世界的な拡大に伴う株価暴落を受けて、ロボアドバイザー投資も軟調が続いてます。
各ロボアドバイザーも黙って静観してるのではなく、ポートフォリオをリバランスするなど下落幅を小さくする努力をしているようです。
そこで今回は日本のロボアドバイザーでトップシェアのWealthNaviとTHEOについて、コロナショック中のパフォーマンスを比較したいと思います。
THEOに対するコロナショックの影響
お金のデザイン社が提供するTHEOですが、2月21日を高値として、一気に暴落していることが分かります。
WealthNaviに対するコロナショックの影響
WealthNaviもTHEOと同様に2月21日を境にチャートが急落しています。
THEO vs WealthNavi!コロナショックに強かったのはどっち?
上図は高値の2月21日時点と暴落後の3月19日の金額を比較したものです。
THEOは3万円超、WealthNaviは8万円超も値下がりしたことが分かります。
しかし元手が違うので、このグラフでは優劣をつけることができません。
そこで下落率を計算してグラフにしてみました。
このグラフを見れば1%ほどTHEOの下落率が高く、WealthNaviの方が新型コロナウイルスショックに強かったことがハッキリ分かりました。
1点注意が必要なのは、上記のパフォーマンス差はあくまで私の投資嗜好にもとづいてロボアドが自動運用した結果なので、他の人の考えに基づいて投資した場合は異なる結果になる可能性があります。
NYダウや日経平均株価と比べたらどうなの?
最後に代表的な市場の指標として「日経平均」および「NYダウ平均」とロボアドのパフォーマンスを比較してみましょう。
さっそく2月21日 → 3月19日の下落率を計算してみました。
・・・
・・・
じゃん!
一番下落したのはNYダウ平均で、日経平均は1.5%ほど下落幅が小さく収まりました。
両平均指標に対してロボアドバイザー:WealthNaviとTHEOのパフォーマンスの方が大差を付けて上回る結果となりました。
NYダウ平均とWealthNaviにいたっては7%も差が出ています。
コロナショックは近年まれに見る暴落相場だったので損失が出るのは仕方がないとして、ベンチマークの各指標をしっかり上回ったことから、WealthNaviとTHEOに対する筆者の評価はむしろ上がりました♪
以上、本日はここまで。
それでは!
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コメント
この比較、とても興味があるのですが評価は非常に難しそうですね
ちなみに、最近始まったFOLIO ROBO PROというのが下げが少ないという提灯記事があるのですが
単純に動きが鈍感なだけで、下げも小さいが上りも少なそう
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000069.000022761.html
企業のHPでは従来のロボアドよりより高利益を狙うようなことが書いてあるのですが
(現在登録中、もう少ししたら仕込んでみようと考えています)
ヒッキー・ニートさん
コメントありがとうございます。
ロボアド比較は一概に言えない部分があって確かに難しいです。
ヒッキーさんの書いてくださったFOLIOの例も興味深いですね。
「米国債や金を比較的多く持つポートフォリオを選択したことが、この下落幅で収まった理由」
とあるので、リスクに強いポートフォリオであったことが下落幅が小さかった理由のようです。
逆に2月上旬~中旬の上昇相場で一般ロボアドよりパフォーマンスが低かった点も、リスク重視のポートフォリオの典型的な現象に見えます。
確かに言えるのは、コロナショックのような大きな下落相場に対して、どのロボアドも平均株価指数よりも強そうだという点です。
1%前後の手数料を払う価値を改めて感じました。
私も今回の暴落後に絶好の投資機会が訪れると考えて、虎視眈々と狙ってます。
https://www.mani-mani-money.net/coronavirus-investment-strategy
(という話を上記記事にまとめてます)
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。