TATERUの改ざん!不動産投資で預金残高を約27倍に不正操作

アパート投資

かぼちゃの馬車とスルガ銀行による不正融資事件が騒ぎを見せるなか、またまた同様の不正事件が発覚しました。

 

今回、問題を起こしたのは株式会社TATERU

 

かぼちゃの馬車事件の不動産業者と同じようにTATERUは預金残高を改ざんし、銀行の融資審査を通りやすくしたというのです。

 

TATERUは投資用アパートの企画などを手掛けて急成長し、東証一部に上場する「立派な企業」のはずです。

 

なぜこのような不正を起こしたのでしょうか?

 

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TATERUによる不正事件とは?

今回のTATERUによる不正の内容を詳しく説明します。

 

不正の内容

TATERUのアパート投資の営業マンが、顧客から預かった預金通帳の残高を改ざんしました。

 

改ざんの目的は、銀行の融資の審査を通りやすくするためです。

 

金額にして23万円からおよそ623万円への大幅な水増し。

 

つまり、約27倍も預金残高を多く見せかけて融資審査に出したことになります。

(図:筆者が独自に作成)

 

なぜ不正は発覚したか?

融資審査を行ったのは山口県の西京銀行でした。

 

不正が発覚した経緯ですが、融資を受けた顧客が不審に思い、銀行に問い合わせたことで発覚しました。

 

下図の①~⑥の流れで事件は経過していきましたが、②が今回の不正ポイントです。

(図:筆者が独自に作成)

 

TATERUの対応は?

顧客が問い詰めたところ、TATERUは不正を認めました。

 

顧客へ謝罪をしたうえで、TATERUが受け取った手付金50万円を顧客に返金しました。

 

またTATERU側の責任で契約解除に至った場合は倍の金額で手付金を返す条項が含まれていたとのことで、実際の返金額は100万円にものぼりました。

 

銀行や顧客は改ざんを知っていた?

各ニュースの情報を組み合わせて解釈すると、顧客や銀行はTATERUによる改ざんに気が付いていなかったようです。

 

「かぼちゃの馬車」における預金残高の改ざんの場合、融資を受けて不動産投資を始めたい顧客と、融資を行って金利手数料を得たい静岡県のスルガ銀行もグルになっていたケースがありました。

 

今回のはTATERUの社員による単独犯行だった可能性が高いようです。

 

他にも不正はおきていないか?

TATERUは改ざんの事実を認めたうえ、「他に同様の改ざんが行われていないか、引き続き調査していく」とコメントを出しています。

 

筆者の個人的な見解ではありますが、組織的な関与がなければ、このような事件は起こりえないと思います。

 

融資審査を不正で切り抜けることなんて、末端社員の単独犯で行えるほど甘くはありません。

 

ノウハウを持ち込んだ人物や、様々なケースを切り抜けるために助言できる人物がいたはずです。

 

しっかりと調査を行っていただき、余罪を調べてほしいです。

 

TATERUの経営への影響は?

アパート投資・管理をメインとするTATERUにとって、今回の事件によって大きなダメージを負うことが予想されます。

 

スルガ銀行は会長や社長を含む経営層が辞任するほどの大変な事態に発展しています。

【かぼちゃの馬車事件で辞任したスルガ銀行の主な幹部】

  • 岡野 光喜 会長
  • 米山 明広 社長
  • 白井 稔彦 専務

 

株価への影響

TATERUは東証一部上場企業ということで、投資家ならば株価の暴落が気になることでしょう。

 

スルガ銀行の場合、かぼちゃの馬車事件の発覚後に株価は急落し、いまだに下落を続けています。

 

下図の通り、今年の高値が2,500円台だったにも関わらず、8月31日時点の株価は600円に達し、75%を超える大暴落です。

(Googleの検索結果より キーワード:「スルガ銀行」「株価」)

 

TATERUの株価は8月31日時点で1,600円です。

いったいどこまで下落してしまうのか、投資家は不安で仕方がないでしょう。

(Googleの検索結果より キーワード:「TATERU」「株価」)

 

筆者の不動産投資の融資審査は大丈夫?

ちなみに筆者も2017年からアパートオーナーになりました。

 

私の融資審査のエピソードも参考までにご紹介します。

 

始めに言っておきますが、TATERUと西京銀行の一件とは全く違う審査が行われ。不正の余地は1ミリもありませんでした。

 

不動産会社は松堀不動産


(画像引用:松掘不動産HP http://www.matsubori.co.jp/)

私は松掘不動産という埼玉県東松山市に本社を置く企業経由で新築アパートを購入しました。

 

松堀さんは、もともと不動産管理を中心に営む不動産事業者、40年以上も地域密着型の経営をされていました。

 

近年の不動産投資ブームの追い風もあって、新築木造アパート「アルメゾン」の事業を2005年から始め、少しずつ規模を拡大しているようです。

 

六本木にもオフィスを構えて、東京都内でもセミナーなど積極的に営業活動を展開している模様です。

 

関東エリアの賃貸住宅の年間着工数ランキングで松堀不動産は10位まで上りつめてきています。

【関東エリア 賃貸住宅の年間着工数ランキング 2018年版】

  1. MDI
  2. シノケンハーモニー
  3. TATERU
  4. 金太郎ホーム
  5. 三光ソフラン
  6. クラスト
  7. 朝日建設
  8. アヴェントハウス
  9. 新日本建設
  10. 松堀不動産
  11. パワーズアンリミテッド

 

松堀不動産のアルメゾンの詳細は以下のリンクからオフィシャルHPをご覧ください。

 

融資は千葉県の某銀行

私の不動産には千葉県の某銀行が融資してくれました。

 

融資審査の過程で不正はあったか?と問われると100% NO!と言い切れます。

 

なぜなら松堀不動産はローン審査の申請までは行ってくれますが、銀行からの問い合わせ対応は自分で行う必要があったからです。

 

そしてこの千葉県の銀行さんのチェックが厳しいのなんの。

 

私の資産の証拠資料はエクセルや画面コピー等でまとめて提出したのですが、実地で確認させて欲しいと連絡がありました。(普通の銀行なら疑うのが当たり前?)

 

ということで千葉県銀行の担当者が直接私に会いにきて、その場で残高があることを証明することになりました。

 

私は基本的にペーパレスで銀行口座や証券会社口座を持っているので、インターネットから残高画面をその場で見せてあげました。

 

このような対面でのチェック作業を融資審査中、土地決済前、建物決済前と3度にわたって千葉銀行の担当者は行ったのです。

 

ここまで確認されると、改ざんしてれば不正が起きようがありません。

 

まさに銀行の鏡のような融資審査でした。

 

【アルメゾンへの投資に興味があれば関連の記事をお読みください】アルメゾン|松掘不動産からの新築アパート投資の提案 #1

アルメゾン|松掘不動産からの新築アパートの提案 #2

アルメゾン|松掘不動産からの新築アパートの提案 #3

不動産投資|アルメゾンの新築アパートを松堀不動産から購入!

不動産投資|アルメゾンのサブリース契約で家賃収入が入りました!

 

 


以上、本日はここまで。

それでは!

 

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