近年、新しい有望な投資商品として投資家数を増やしてきたソーシャルレンディングですが、その信用が失われるような問題が続いてます。
数多くのファンドで起きる返済遅延、投資家の元手が減る元本損失、ソーシャルレンディング事業者に対する金融庁の業務停止命令など、まさにトラブルのオンパレードです。
20社以上もソーシャルレンディングのサービスがあるる中で、どこに信頼して投資してよいのか分からない状況です。
そこで今回はこれまで起きた問題をまとめ、今、おすすめできるソーシャルレンディング事業者を明らかにしたいと思います。
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ソーシャルレンディング事業者比較
まずは以下の比較軸を以って、23のソーシャルレンディング事業者をまとめてみます。
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比較の結果
比較を実施した結果は下表の通りです。
(2019年1月14日時点)
ファンドの累計実績が高いものほどサービス提供開始から歴史があるため、やはり返済遅延等の問題も多数起きているようです。
特に最近はmaneo関連のソーシャルレンディング事業者による返済遅延が目立っており、ガイアファンディングでは全案件が返済遅延を起こす最悪の事態になっています。
どの事業者がおすすめ?
今回設定した比較軸でおすすめ事業者をスクリーニングしていきたいと思います。
累計ファンド実績が十分にある(50億円以上)
まずは規模でスクリーニングを行います。
ある程度の規模でファンドが運用され償還された実績がないと本当に返済されるのか心配になります。
そこで累積のファンド実績:50億円以上を最低ラインとし、それを下回る以下の11社はおすすめから除外としました。
【ファンド実績が50億円未満のソーシャルレンディング事業者】
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なお、みんなのクレジットのような詐欺業者は論外なので、当然ながら除外です。
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上記を除外すると、残りは下表の12社となります。
(2019年1月14日時点)
現在大きな問題を抱えていない
ソーシャルレンディングは短い歴史ながらも様々な問題が起きていて、業務改善・停止命令といった行政指導も毎年のように起きています。
直近で大きな問題を抱えている場合はリスクが高いと判断し、以下のソーシャルレンディング事業者を除外したいと思います。
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ただし勘違いしてほしくないのが、行政指導が入るからダメな事業者だというわけではありません。
例えばクラウドバンク社のようにその都度しっかり改善を重ね、投資家の信頼を取り戻した事業者もありますので、上記6社には奮起を期待しています。
上記の事業者を除くと残りは下表の5社になります。
ファンド実績 | ファンドの返済問題 | 金融庁による指導 | 注意が必要な問題 | |||
返済遅延 | 元本損失 | 業務改善 | 業務停止 | |||
クラウドバンク | 約430億円 | × | × | × | – | |
LCレンディング | 約250億円 | – | ||||
クラウドクレジット | 約160億円 | × | × | 新興国・途上国向け投資だけに、遅延や元本損失が相応に起きる | ||
Owners Book | 約80億円 | – | ||||
スマートレンド | 約70億円 | – |
(2019年1月14日時点)
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maneoグループではない
業界最大手といえばmaneoであり、私も全幅の信頼で投資してきました。
しかしグリーンインフラレンディングの問題に始まり、複数の事業者で大規模な返済遅延が発生しており、信頼が失墜しかけています。
そこで申し訳ない決断となりますが、その事業者は問題を起こしてないとしても以下の2社はmaneoグループということで除外します。
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上記の2社を除くと、下表の3社に絞られることになります。
サービス名 | ファンド実績 | ファンドの返済問題 | 金融庁による指導 | 注意が必要な問題 | ||
返済遅延 | 元本損失 | 業務改善 | 業務停止 | |||
クラウドバンク | 約430億円 | × | × | × | – | |
クラウドクレジット | 約160億円 | × | × | 新興国・途上国向け投資だけに、遅延や元本損失が相応に起きる | ||
Owners Book | 約80億円 | – |
(2019年1月14日時点)
3社に絞ってソーシャルレンディングに継続投資!
今回の比較の結果、以下の3社をおすすめするとともに、私も継続して投資してまいります。
クラウドバンク
1つ目のクラウドバンクは、業界第二位のファンド雲鷹実績を誇り、maneoと並ぶソーシャルレンディングの老舗です。
クラウドバンクは過去に証券会社として長年培った経験もあるため、金融業界のノウハウを最も多く有しています。
公式HP:クラウドバンク
【クラウドバンクの評判や運用実績の記事はこちら】
クラウドクレジット
2つ目のクラウドクレジットは、海外事業者への融資に特化したソーシャルレンディングであり、海外ならではの高利回り案件がずらりと並びます。
また伊藤忠商事などの優良企業から出資を受けるなど、業界内・外からの評判も高い事業者です。
OwnersBook(オーナーズブック)
3つ目のOwnersBookは不動産専門のソーシャルレンディング事業者であり、2017年9月には運営会社のロードスターキャピタル社が東証マザーズ市場に上場しました。
今回はソーシャルレンディング事業者の遅延や元本損失等の比較を通じて、今おすすめできる事業者を3つあげました。
正解はありませんが、今回まとめた情報が検討の参考になれば幸いです。
クラウドポートのFundsは期待の星☆
2019年1月からサービススタートしたクラウドポート(CrowdPort)社のFundsは、個人的に期待の事業者だと考えてます
※2020年1月23日より「株式会社クラウドポート」は「ファンズ株式会社」に社名が変更されたので、「クラウドポート社=ファンズ社」としてお読みください。
ソーシャルレンディングはこれまで募集者と営業者が実質的に同一で、投資家と事業者の利益相反が起きやすいビジネスモデルでした。
Fundsは募集者:Fundsと営業者をはっきりと分け、しかも営業者にアイフル社やデュアルタップ社といった有名な上場企業をラインアップしてます。
従来のソーシャルレンディングとは比べ物にならないほど「信用」に気を使ったサービスだと思います。
1月23日から最初のファンドが募集開始予定で、私もさっそく口座開設を行いました。
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以上、本日はここまで。
それでは!
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