2019年6月頃に金融庁が発出したレポートで、老後までに2,000万円の蓄えが必要とするレポートが発表され話題になりました。
【参考 – 金融庁の話題のレポート】
2,000万円なんて楽勝♪という人から、そんなの無理・・・という人まで様々な思いが沸き上がったでしょうが、同時にみんないくら貯金してるんだろう?と疑問に思う人も多かったでしょう。
そこで今回は年代別の貯金額をまとめてみました。
統計データ、前提条件
この記事で用いる数字の元データや前提条件は以下の通りです。
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政府系の統計データで調査世帯数も多く、信頼してもよい数字だと思います。
平均世帯人員数は2.99であることから、特に既婚・子持ちの家庭にとって参考となりそうです。
全体平均は●万円
調査全体の平均貯金額は1,782万円です。
一方で金額範囲別に見ると、1,000~1,200万円の貯金額が最多世帯数となってます。
1,782万円と聞くと多すぎる印象ですが、1,000万円ちょっとなら、現実味が湧きますね。
年代別の平均貯金額
続いて年代別の平均貯金額を見ていきましょう。
20代の平均貯金額
20~29歳の平均貯金額は314万円です。
金額範囲で見ると、200~300万円が最多を占めるようです。
20台で貯金300万円なんてすごい!ですか?
毎年50万円を6年も続ければ貯まるので、意識を変えるだけで到達できると筆者は思います。
なお金融庁のレポートの老後2,000万円に対して考えると、平均貯金額314万円なら不足は約1,700万円です。
29歳から年金を受給する65歳まで約35年あるので、年間48.6万円(1,700万円 ÷ 35年)、月間で4.0万円ほど貯金すれば老後2,000万円の蓄えが達成可能です。
30代の平均貯金額
30~39歳の平均貯金額は675万円です。
金額レンジで見ると、100~200万円が最多の金額帯のようです。
あれ?20台の最多金額帯が200万円台だったのに、30台となる100万円台に落ち込んでしまうのは不思議ですね。
筆者の推測ですが、子育ては幼少期にお金が必要であることが多いので、30代の貯金の少なさに繋がっているのでしょう。
金融庁レポートレポートの老後2,000万円に対して考えると、平均貯金額675万円なら不足は約1,330万円です。
39歳から年金を受給する65歳まで約25年あるので、年間53.2万円(1,330万円 ÷ 25年)、月間で4.4万円ほど貯金すれば老後2,000万円の蓄えが達成可能です。
40代の平均貯金額
40~49歳の平均貯金額は1,003万円です。
金額範囲で見ると200~300万円が最も多いのですが、2番目に世帯数が多いのが1,000~1,200万円となっているので、ゆとりのある世帯も増えていることが分かります。
世帯間の貯金格差も大きく感じますね。
金融庁レポートの老後2,000万円に対して考えると、平均貯金額1,003万円なら不足は約1,000万円です。
39歳から年金を受給する65歳まで約15年あるので、年間66.6万円(1,000万円 ÷ 15年)、月間で5.5万円ほど貯金すれば老後2,000万円の蓄えが達成可能です。
50代の平均貯金額
50歳~59歳の平均貯金額は1,795万円です。
これまで10歳刻みで平均額を見てきましたが、前の世代から最も増加するのが40台 → 50台のようです。
おそらく子供が独り立ちして家計に余裕が出てきた表れなのでしょう。
金額範囲で見ると、2,000~2,500万円の世帯が最多を占めます。
2,000万円超え世帯が最多なのは驚きですね!!
50台で退職金を受け取って、まとまったお金を持つ人も多いのでしょうね。
なお金融庁レポートの老後2,000万円に対して考えると、平均貯金額1,795万円なら不足は約200万円です。
59歳から年金を受給する65歳まで約5年あるので、年間40万円(200万円 ÷ 5年)、月間で3.3万円ほど貯金すれば老後2,000万円の蓄えが達成可能です。
まとめ
最後に今回の投稿のまとめです。
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以上、本日はここまで。
それでは!
積立投資すればもっと楽に2,000万円を達成可能
月に4~5万円の積立て貯金を行えば2,000万円を貯めることができると言いましたが、投資でお金に働いてもらえば、もっと少ない積立て金額で目標に到達できます。
利回り別シミュ―レーション
20台なら35年間4万円で2,000万円に達すると書きました。
では投資で年間利回り3%や5%の運用益が出ると仮定してシミュレーションしてみましょう。
年間利回り3%なら●万円?
利回り3%なら毎月23,000円を35年間積み立てれば1,700万円に到達します。
35年間で貯めたお金の内訳を見ると、約960万円が投資元本(右図の濃い青色)、約740万円が運用益(右図の薄い青色)から構成されます。
投資をしな場合の積立て額は40,000円であるため、約40%も貯金元本を少なくすることができるわけです。
年間利回り5%なら●万円?
投資がもっとうまくいったとして、利回り5%で運用できたらどうなるでしょう?
この場合、毎月の積立て金額はわずか15,000円で35年後の1,700万円に到達できます。
1,700万円の内訳をみると、約630万円が投資元本(右図の濃い青色)、約1,070万円が運用益(右図の薄い青色)で構成されます。
運用益が投資元本を大きく上回るというシミュレーションを見ると本当に驚かされますね。
年間利回り3%や5%が難しいか?というと、長期的にやれば決して不可能な数字ではありません。
年間利回り3%のためにソーシャルレンディングを検討しては?
利回り3%を安定的に・・・と尋ねられたら、今ならソーシャルレンディングを推薦します。
ソーシャルレンディングがいいよ!と言っても、どれでもOK!とはいきません。
最近は資金の不正利用や貸付先のデフォルトなどいろんな事故が起きているので、業者の見極めが大切です。
いま筆者が自信を持って推薦できる事業者をいくつかご紹介します。
運営会社が上場企業のオーナーズブック
1つ目のOwnersBookは不動産専門のソーシャルレンディング事業者です。
東証マザーズ市場に上場する運営会社:ロードスターキャピタル社の安定感が売りの事業者です。
上場企業、もしくは有名な成長企業の連帯保証付きファンズ♪
2つ目のFundsは、アイフル社やデュアルタップ社といった有名な上場企業がファンドを組成しており、しかも連帯保証がつくことで安全性を高めています。
従来のソーシャルレンディングはファンド組成企業の財政状態に不安が募るものばかりでしたが、その点でFundsはファンドの「信用」に気を使ったサービスで、おすすめです。
高利回り追求なら面白いクラウドクレジット
クラウドクレジットは海外事業者への融資に特化したソーシャルレンディングです。
安定性はさておき、海外ならではの高利回り案件(利回り10%以上も当たり前)がずらりと並びます。
また伊藤忠商事などの優良企業から出資を受けるなど、業界内・外からの評判も高い事業者です。
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