海外ファンドを扱うクラウドクレジットの魅力は高利回りですが、一方で恐いのが海外ならではの元本割れや返済遅延等のリスクです。
そこで今回はクラウドクレジットへの投資歴4年の筆者経験と、同社が公開する様々な情報を組み合わせて、おすすめ案件をご紹介します。
おすすめとともに危ない案件もお伝えするので、最後まで読んでもらえればクラウドクレジット必勝法が身につくはずです。
ではいきましょう!
目次
クラウドクレジットのトータルリターン
過去に募集された案件のトータルリターンが公開されいて、全ファンド同じ金額を投資した場合のトータルの利回りが明らかになっています。
前提条件:返還済みのファンド数:235、1万円ずつ投資時の元本:235万円
トータルリターン:251万2,543円
利回り:6.5%
(クラウドクレジットのHPより)
全ファンドで見ると、利回りは約6.5%となっています。
勝つ投資家、負ける投資家
トータルで見ればしっかり稼げるように見えますが、なかには負ける投資家もいます。
投資家全体の勝ち負けについて、ヒストグラムで情報公開されています。
IRRとは、利回りと簡単に読みかえってもらって構いません。
厳密には将来的に満期を迎える運用中ファンドの予想値も含まれるとご理解ください。
上のヒストグラムを見て、筆者は以下のように解釈します。
つまり普通にやれば利益は出るが、案件選びを間違えるとヤケドするということです。
クラウドクレジットのおすすめ案件
ヤケドすることを避けるためにどうしたらいいか。
答えは簡単で、安定的なおすすめ案件だけを選べばいいんです。
そこで筆者の投資歴にもとづく独断のおすすめ案件をご紹介します。
まず参考情報としておさえるべきが、クラウドクレジットのホームページに掲載されてる運用状況マップです。
マップを抜粋したものがこちらです。
最終リターンの列が「A」であれば当初予定通りの配当を見込むことができ、「E」に近づくほど成果が悪くなって元本割れを起こします。
また遅延予想の列が「遅」が入ると、当初スケジュール通りに返済されなくなりますが、それでもリターンが「A」であれば利益は出るので、やはり最終リターンが「A」であることが重要になります。
ここまでの条件をもとにクラウドクレジットで真におすすめできる案件とは・・・
1.「東欧金融事業者支援ファンド」シリーズ
2.マイクロローン事業者ファンド
2つのファンドシリーズは、数十本も販売・運用されてきて、全てが想定以上の利回りで完済、もしくは返済予定となっており、筆者も何度か購入してきました。
両者ともに円建てだけじゃなく外国通貨建て(ユーロ、ドル、ルーブル等)のファンドも販売されていることも特徴です。
為替リスクを回避する、あるいは為替リスクを取ってさらに大きなリターンを狙うといった戦略を練ることができるのも楽しみの1つです。
クラウドクレジットのおすすめできない案件
逆におすすめできない案件もあります。
上のほうで投資家のリターンを示すヒストグラムを示した通り、Maxで-70%もの赤字を出している人がいるわけですから、とんでもない地雷ファンドがあるわけです。
運用状況マップをよくよく観察すると、おすすめできないファンドは明らかです。
ファ!?
上図の「カメルーン農業支援ファンド」のリターンは、全て最低のEランクを付けています。
クラウドクレジットにはカメルーンファンドシリーズが50本以上も販売されてきましたが、Aランクなんて1つもなく、Eランクが大半を占めています。
クラウドクレジットの調査・分析が悪かったのか、カメルーン人が借りた金を返さない国民性なのか分かりませんが、とにかくお金は戻ってきません。
また日本人にとって経済面でなじみがない地域へ投資するファンドは、実績が出るまでしばらく様子見することをおすすめします。
最近ではインドネシアのファンドシリーズの収益も悪化しているようで、やはり未開の地への投資はリスクの高さがあるようです。
まとめ
今回はクラウドクレジットのおすすめ案件、おすすめしない案件について書きました。
まとめると・・・
- 投資家全体で6.5%ほど利回り出てるようだけど、中には激しく赤字の人もいるので、案件選びはとても重要
- 東欧事業者ファンドやマイクロローンファンドのように、数多くのファンドを出しつつ元本割れ実績がないものもある
- カメルーンファンドは過去のファンドの大半が元本割れなので回避推奨
- 聞きなれない地域へのファンドも、実績が出るまでは様子見がおすすめ
コメント