東証マザーズ市場に上場しつつ不動産特化型のソーシャルレンディングを提供するOwnersBook(オーナーズブック)が、ついに8月10日からエクイティ型ファンドの初案件の募集を開始します。
想定利回り(IRR)は7%で、OwnersBook(オーナーズブック)案件の中では断トツに高い利回りです。
しかし、わたしち投資家は利回りにつられて投資しても良いのでしょうか?
そこで今回はOwnersBookのエクイティ型ファンドの詳細を調査し、メリットやデメリットを解説することで投資判断に役立ててもらいたいと思います。
OwnersBookのエクイティ型ファンドとは?
OwnersBook(オーナーズブック)は2014年9月に日本で初めて不動産特化型の貸付型クラウドファンディングサービスを開始し、運営してきました。
「エクイティ型クラウドファインディングもやるぞ!」のプレスリリースが出たのが2018年4月で、なかなか実現化されませんでした。
エクイティ投資型商品の提供開始に関するお知らせ ~クラウドファンディングによる国内初の不動産投資商品~ |
やるやる詐欺では?
とネガティブな印象を持った人もいたでしょう。
そしてついに2018年8月10日、念願のエクイティ投資型商品も『OwnersBook』のブランドで運営を開始することになりました。
(資本=エクイティのスキーム図 引用:https://www.ownersbook.jp/faq/detail/183/)
【OwnersBook(オーナーズブック)の評判など基本情報を知りたい方はこちら】 |
そもそもエクイティって何?
エクイティを日本語に訳すと「資本」を意味します。
資本は上図の通り貸借対照表の3要素の1つであり、企業の資金調達方法の1つにあたります。
貸付型(ソーシャルレンディング)との違い
従来のOwnersBookが行ってきた貸付型(ソーシャルレンディング)との違いは以下の通りです。
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貸金業法の問題でソーシャルレンディングの投資家が得られる情報は限られていましたが、エクイティ投資型案件の投資家は個々の物件に関する情報を豊富に得ることができます。
情報を吟味のうえ、投資判断を行うことができるわけです。
また運用物件売却時に利益(キャピタルゲイン)が生じた場合、出資持分に応じて売却益を享受もできます。
またエクイティ=資本は、もう1つの資金調達方法にあたる「負債」=「レンディング」よりも借り手の返済義務が弱く、借り手企業が自由に使いやすいお金でもあります。
(レンディングのスキーム図 引用:https://www.ownersbook.jp/faq/detail/183/)
メリット・デメリットの比較
ソーシャルレンディングとエクイティ型のメリット・デメリットの比較をまとめると、下表のようになります。
安全重視ならソーシャルレンディング、少しリスクを取って大きなリターンを狙うならばエクイティ型ファンドという使い分けができるというわけです。
エクイティ型1号案件がリリース!
2018年8月10日、ついにOwnersBookのエクイティ型1号案件の資金募集が行われました。
案件概要
1号案件の概要は下表の通りです。
千代田区秋葉原のオフィスビル案件です。
建物名:秋葉原成信ビル |
所在地:東京都千代田区神田須田町1-7-8 |
交通:東京メトロ銀座線「神田」駅徒歩2分、JR山手線他「秋葉原」駅徒歩5分、他 |
土地面積:118.00㎡(35.69坪) |
建物延床面積:920.43㎡(278.43坪) |
賃貸可能面積:829.48㎡(250.91坪) |
構造:鉄骨造陸屋根12階建 |
用途:店舗・事務所 |
竣工:2008年3月 |
稼働率:86%(2018年8月1日現在) |
権利形態:所有権(信託受益権化予定) |
利回りや運用期間は?
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期待利回りは7%!
OwnersBookファンドの平均的な利回りが4~5%であり、私が見てきた限り過去最高の利回りだと思います。
エクイティ型ファンド第一号は8月10日に投資家募集が開始され、あっという間に満額集まってしまいました。
第二号も期待が持てますね!
OwnersBookで投資するためには事前に口座開設する必要がありますので、まだ口座を持っていない人は公式サイトで手続きを行い、2号案件を待ちましょう。
【OwnersBookの運用実績を詳しく知りたい方は合わせてお読みください】 |
以上、本日はここまで。
それでは!
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