毎月恒例の日経平均株価の分析と予想を始めます。
2018年に入ってから日経平均株価は軟調続きで、暴落を懸念する声が多数出ています。
今回の投稿では、日経平均株価の先月(2018年4月)の分析、及び今後(2018年5月以降)の予想について書きます。
※この投稿は筆者A氏の個人的な見解です、投資は自己責任で行ってください。
(前回)2018年4月の株価分析・予想を振り返り
(図:楽天証券のアプリ:Market Speed)
上図は4月上旬に日経平均株価の予想で使ったローソク足チャートです。
チャートの一番右から2番目が2018年3月のローソク足ですが、3月も2月に続いて株価は軟調な結果でした。
3月の株価は大きく下落し、一時20,300円台をつけるなど20,000円台を割れるかと悲観的ムードが漂いましたが、結果的に日経平均は20,000円台を何とか死守しました。
私個人の見解は一時的な調整ですが、テクニカル分析的には危険な予兆が見えつつありました。
【2018年4月上旬時点の予想】
レジスタンスライン (上値目途) | 25,200円 |
サポートライン (下値目途) | 20,400円 |
日経平均株価の方向性 | 中立、暴落リスクを懸念 |
2018年5月上旬時点のローソク足チャート
(図:楽天証券のアプリ:Market Speed)
上図は5月5日の日経平均株価のローソク足チャートです。
上図の一番右から2番目が2018年4月のローソク足ですが、2月~3月と続いた下落相場から一転、上昇へと転じました。
4月初めに21,400円台でスタートし、4月末には1,000円も上昇して22,4000円で取引を終えました。
レジスタンスライン・サポートライン
(図:楽天証券のアプリ:Market Speed)
もう一度同じ図を使ってレジスタンスライン(上値目途)とサポートライン(下値目途)を確認しましょう。
レジスタンスラインは先月時点と変わらず青色→の25,200円付近です。
サポートライン黄色→も、やはり先月と同様に20,900円付近にあると予想しています。
MACD分析
(図:楽天証券のアプリ::Market Speed)
続いて、テクニカルチャートのMACDで分析してみましょう。
MACDは相場の方向性(トレンド)を測る指標として多くの投資家に愛用されています。
上図は5月5日時点の日経平均株価のMACDです。
昨年2016年11月頃にゴールデンクロス※1 が生じて以来、ずっと紫色の短期線が上、緑色の長期線が下の形が保たれてきました。
典型的な株価上昇局面のMACDチャートが1年以上に渡って続いたわけですが、2018年2月以降に株式市況が急変してしまいました。
短期線が急降下を始めており、このまま進むと長期線を上から下へ突き抜ける、すなわちデッドクロスが起き、相場が下落トレンドに入るリスクが見え隠れしています。
私の見解としては、まだ短期線が長期線の上であり、しかも長期線は上向き気味なので現段階では短期的な調整に過ぎないと見ています。
とはいえ、まだMACDの短期線が下向き気味にあることから予想は「中立」として相場の行方を見守りたいと考えてますが、短期線が上向くのでは?と期待してます。
日経平均株価の見通し まとめ
今回の投稿のまとめです。
【2018年5月上旬時点の予想】
レジスタンライン (上値目途) | 25,200円 |
サポートライン (下値目途) | 20,400円 |
日経平均株価の方向性 | 中立、暴落リスクを懸念 |
先月からの変更点はありません。
以上、日経平均株価の予想と分析でした。
株価の暴落が怖い人へおすすめの投資商品
「日経平均株価は暴落するかもしれない」というのが現在の私の予想です。
株を始めるなら、誰もが暴落した後に投資を始めたいですよね。
そんな株価暴落を不安に思う人に対して、ソーシャルレンディングという投資商品をご紹介します。
ソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディングとは、個人投資家が企業や個人へ融資を可能にするプラットフォームです。
融資と言えば金融機関だけが行うものと思われがちですが、ソーシャルレンディングが仲介することでし、個人投資家と融資を求める企業に新たなチャンスが生まれました。
日本のソーシャルレンディング市場は急拡大中
(矢野経済研究所の「国内クラウドファンディング市場の調査」から筆者が作成)
上のグラフは日本のクラウドファンディング市場の投資額推移を表してますが、市場が右肩上がりで急拡大していることが分かります。
そしてクラウドファンディング市場の内訳はソーシャルレンディングが約90%と圧倒的な割合を占めています。
つまりソーシャルレンディングは多くの投資家が参入する注目の投資商品です。
(矢野経済研究所の「国内クラウドファンディング市場の調査」から筆者が作成)
ソーシャルレンディングの利回りは?
ソーシャルレンディング事業者ごと、融資案件ごとに利回りは異なります。
業界平均利回りは8~9%※と言われています。
定期預金であれば、利回りが高い銀行でも0.1~0.2%と言われる世の中で、ソーシャルレンディングの利回りの高さは魅力的で、どんどん投資家の数が伸びています。
株式投資ほどの派手な利回りは出ないものの、選択さえ間違えなければ安定的に平均8%の利回りが出ていると考えると魅力的な投資商品ではないでしょうか。
(※参考調査 https://www.crowdport.jp/statistics)
ソーシャルレンディングのリスク
ソーシャルレンディングは投資商品ですので、もちろんリスクもあります。
特に注意が必要なのは、以下の2点です。
- 融資先企業に貸倒れが出るリスク
- ソーシャルレンディング事業者自体の経営が立ち行かなくなるリスク
投資家は、融資案件の内容やソーシャルレンディング事業者をしっかり分析したうえで投資する必要があります。
代表的なソーシャルレンディング事業者
ソーシャルレンディング事業者は20を超えるとも言われますが、私も実際に投資している代表的な事業者を3つご紹介します。
1つ目のmaneoは業界の老舗であり、実績NO1のソーシャルレンディング事業者です。maneoの活躍は1事業者にとどまらず、GMOクリック証券と業務提携したり、他の事業者にソーシャルレンディングシステムを提供したりと、プラットフォームビジネスにも力を入れています。
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2つ目のクラウドクレジットは、海外事業者への融資に特化したソーシャルレンディングであり、海外ならではの高利回り案件が魅力です。また伊藤忠商事やマネックスグループなどの優良企業から出資を受けるなど、業界内・外からの評判も高い事業者です。 |
3つ目のOwnersBookは不動産専門のソーシャルレンディング事業者であり、2017年9月には運営会社のロードスターキャピタル社が東証マザーズ市場に上場しました。![]() 公式サイト:OwnersBook |
ソーシャルレンディングは新興の投資商品ではありますが、初期からビジネスをしている会社は5年以上も実績を出していますし、私のような投資経験者も増えてきました。
世界のソーシャルレンディング市場はもっと盛り上がっていて、日本も今後勢いが増していくと見られている業界ですから、投資を検討してみてはいかがでしょうか。
以上、本日はここまで。
それでは!
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