メキシコペソ|格付け引き下げをきっかけに2019年は暴落が起きる?

FX

スワップ収入(金利収入)が魅力のFXメキシコペソが大ピンチです!

 

5月下旬から6月にかけてメキシコペソ/円の価格が大きく下落し、私もペソを10万通貨ほど運用中なので、かなりの痛手を被りました。

FX|金利40%超!?メキシコペソ投資の運用実績をブログで公開!
※運用実績を2019年11月7日時点に更新しました。FX(外国為替証拠金取引)でメキシコペソ投資を始めましたので、運用実績をブログで公開します。メキシコペソの最大のメリットは高金利であることで、政策金利は驚きの7.75%!さらにレバレッジを

 

どのような原因があったのでしょうか?

 

また、メキシコペソの今後の価格はどのように推移するでしょうか?

 

さっそく分析してみます!

 

●5月下旬~6月にかけて起きたメキシコペソの急落の原因が分かる
●今後のメキシコペソの見通し(筆者独自分析)

 

スポンサーリンク

メキシコペソ下落の原因

上図は6月7日時点のメキシコペソ/円のチャートです。

 

5月中旬に5.8円だったのが5.5円まで暴落し、短期間で0.3円(300pips)も下落してしましました。

 

いったいどのような原因があるのでしょうか?

 

原因(説)① 格付け会社による評価が下方修正された

大手格付け会社の2社がともにメキシコの長期国債を格下げしました。

 

フィッチ・レーティングス「BBB+」 → 「BBB」に引き下げ
ムーディーズ「A3 安定的」 → 「A3 ネガティブ」に引き下げ

 

引き下げの要因は以下の点が挙げられています。

 

  • 国内政治が予期しづらい状況にある
  • 経済が低成長にとどまっている
  • 現政権によるエネルギー政策の変更や、PEMEXへの財政救済策が不十分であること

 

一言で経済的な理由ということですが、一番最後のPEMEX問題を次の項で詳しく見てみましょう。

 

原因(説)② 80億ドルをかける無茶で無駄な精製所建設計画

精製所建設計画で資金難に陥っているメキシコ石油公社(ペメックス)は、80億ドルのシンジケートローンを組みました。

 

融資はJPモルガン、HSBC、みずほフィナンシャルグループが主導する形で行われています。

 

この融資が非常にリスクが高いのではないかと海外からは問題視されています。

 

またぺメックス社に対して13億ドルの税優遇措置を行うことも明らかになっており、メキシコ大企業の苦境が国の信用下落に影響を及ぼしているようです。

 

原因(説)③ アメリカとの移民問題

これまでもメキシコ移民について厳しい意見を発してきたトランプ大統領が、やはり最近も批判の声を上げています。

 

(日本語訳)

ホワイトハウスでメキシコ代表団との移民に関する本日の協議終了だ。

進展はあったものの、充分からはほど遠い。

メキシコと、移民法改正を拒否する民主党のせいで、5月のメキシコ国境での検挙者は13万3千人もいる・・・

 

移民問題を契機にトランプ氏は何度も経済的圧力をかけるぞと脅しており、米国に対する経済的依存度が非常に高いメキシコにとっては頭の痛い悩みです。

 

筆者の運用実績はどうなった?

私もメキシコペソ投資家の一人なので、今回の下落の悪影響を受けました。

恐る恐るですが、現在の運用成績をのぞいてみましょう。

 

残高確認

(引用:筆者が利用する岡三証券のくりっく365より)

 

上図が6月7日終値時点の筆者のメキシコペソ運用実績です。

 

10万円の投資元本に対して、為替差損が-38,500円も出ています。

今回の急落の影響で大きく損失が増えました。。。

 

一方で運用開始から約1年半が経過しているため、蓄積してきたスワップポイントが+60,000円強もあります。

 

以上より、為替差損とスワップポイントの差し引きで+22,000円ほどの利益が出ています。

 

なぜ筆者の資産は減らなかったか?

メキシコペソ(MXN)は8.25%と高金利通貨なので、MXNを購入すれば毎日日割りでスワップポイント(金利手数料)を得ることができます。

 

投資期間が長くなるほどスワップポイントも貯まり、ちょっとやそっとの為替リスクにビクともしなくなります

 

筆者の運用実績がプラスで踏みとどまったのも、メキシコペソを長く保有し続けた成果でしょう。

 

=>メキシコペソに投資できる岡三オンラインくりっく365の口座開設を行う人はこちら

 

メキシコペソの今後の見通しを予想!

最後に今後のメキシコペソの行方をうらなってみましょう。

プロトレーダーの見解と、私の独自分析による予想の2つを見ていきます。

 

プロトレーダーの見解

野村証券のマーケットアウトルックによると、「向こう1年間のメキシコペソの対円相場レンジを1ペソ=5.6~6.0円と予想します(従来予想は同5.2~6.0円)。」とあります。

 

ページがみつかりませんでした|野村證券
野村證券のページがみつかりませんでしたのページ。資産運用や退職金・相続などのご相談なら野村證券。株、投資信託、債券、ファンドラップ、NISAなど幅広いラインアップで、店舗でのご相談からインターネット取引まで、あらゆるお客様をサポートいたします。

 

2019年はどれだけ下落しても5.2円までだから、そんなに心配する必要のない数字ですね。(野村証券の予想が当たるのかどうかは知りませんが w)

 

筆者のテクニカル分析

続いて筆者はテクニカル分析をもとにメキシコペソの今後を予想してみます。

 

(引用:筆者が利用する岡三証券のくりっく365より)

 

上図を見ると、2016年から今までゆるやかな上下動を繰り返すボックス相場にあることが分かります。

 

2016年7月につけた5.0円から6.0円あたりの上下動を繰り返しているだけです。

 

今回5.8円 → 5.5円へ急落した!!って大騒ぎしたのですが、数年スパンでみれば5.0円~6.0円を上下動しているのは明らかです。

 

ゆえに5.0円になっても大丈夫なように資金マネジメントすればいいだけの話ですね。

 

それで、結局上がるの?下がるの?

結論、短期的に上がるか下がるかは分かりません(笑)が、暴落はなさそうですね。

 

ただし、過去の傾向を見ていると5.0円、5.2円、5.6円あたりにサポートライン(下値目途)があるようです。

その価格でナンピン買いを入れておけば、イイ感じの安値でポジションを持つことができ、気持ちにゆとりを持ってスワップ生活を送れそうです。

 

私も次に5.2円を付ける時にはナンピン買いを狙ってます♪

 


以上、本日はここまで。

それでは!

 

Twitterアカウントをフォローしていただければ記事の投稿や更新をお知らせします。

 

ブログランキング↓を押して頂けると、より多くの人に読んでもらえるので嬉しいです

ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました