maneoとクラウドクレジットを実績付きで比較!4対2で勝ったのは?

ソーシャルレンディング

先日のクラウドバンクとmaneoの比較記事に続いて、ソーシャルレンディング事業者の比較記事の【第2弾】を始めます。

今回はmaneoクラウドクレジットを私の運用実績付きで比較します。

maneoはソーシャルレンディング業界の老舗でありシェアNo1の名実ともにトップ事業者です。

一方のクラウドクレジットは、業界で唯一、海外融資を専門に扱うという特徴のあるソーシャルレンディング事業者です。

ソーシャルレンディング投資を検討する場合、必ず名前の上がる2社がゆえに、どちらへ投資すれば良いか迷う人も多いでしょう。

ということで、maneoとクラウドクレジットを厳選8項目で徹底比較します!

 

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maneo VS クラウドクレジットを8番勝負で徹底比較!

上表は厳選8項目で比較した結果を整理したものです。

 

おお!

 

4勝2敗2引き分けでクラウドクレジットの勝利となりました!

maneoとクラウドバンクの比較は同点という歯切れの悪い結果だったのですが、今回は単純比較ではクラウドクレジットが優れるという結論です。

項目別の比較結果の詳細を確認していきましょう。

 

最低投資金額はどちらが安い?

投資金額が高いと始めるのにハードルを感じますが、安ければより多くの人が気楽に始めることができます。

また少額でいろんなファンドに投資することで、分散投資効果も期待できます。

 

クラウドクレジットはどのファンドも1万円から気軽に投資することができます。

maneoは最低でも2万円からのスタートで、高いものは5万円以上ないと投資できないファンドもあります。

最低投資金額はクラウドクレジットの勝ちです。

 

利回りはどっちが高い?

直近20件の募集ファンドの平均利回りを調査したところ、maneoが6.0%クラウドクレジットが7.7%でした。

さすがに海外ファンドを専門に扱うクラウドクレジットに分がありますね。

利回りが高いということは、同時にリスクも高いことに注意する必要があるでしょう。

maneoのような日本の企業への融資と、クラウドクレジットのような新興国(場合によっては途上国)の企業への融資を比較するなら、クラウドクレジットの方がリスクが高いのが普通です。

 

入出金の手数料はどちらが安い?

ソーシャルレンディングで投資をする際は、各事業者に投資口座を開設し、投資前に入金、手元資金が必要になったら出金を行います。

そして入出金のたびに手数料がかかることがあるので、投資家は注意が必要です。

まずは入金手数料から見てみましょう。

 

入金手数料

maneoは三菱UFJ銀行からインターネットバンキングで振り込めば手数料は無料となり、素晴らしいですね!

一方でクラウドクレジットは三井住友銀行のインターネットバンクで振り込んだとしても、振込金額に応じて108円以上の手数料支払いが必要です。

 

出金手数料

次に出金手数料ですが、maneoは常に54円以上の手数料がかかります。

一方でクラウドクレジットは月に1回までは出金手数料が無料になるというお得な制度があります。

 

まとめると入金手数料はmaneo、出金手数料はクラウドクレジットの方が優れているということで、入出金トータルで勘案して引き分けとします。

 

ファンド紹介画面はどっちが使いやすい?

どちらも操作性が高いユーザーインターフェースとなっており、投資シミュレーション機能を有するなど、投資に対するリターンを即座に計算することができます。

【↓maneoのシミュレーション機能】

 

【↓クラウドクレジットのシミュレーション機能】

 

一方でファンドに関する情報量の観点ではクラウドクレジットの方が優れています。

クラウドクレジットはファンドの融資先企業の情報が事細かに記載される一方で、maneoはイニシャルトークなうえ事業の詳細も伏せられています。

maneoの情報量が劣るのは、日本の貸金業法で融資先情報の開示を制限する縛りがあるのでmaneoが悪いのではないのですが・・・。

投資家が自らファンドを分析するだけの情報量があるのはクラウドクレジットの方でしょう。

 

分散投資効果はどちらが高い?

両社が直近に募集した15ファンドほどを調べてみました。

 

maneoの融資先はC社とAN社の2社に限定されており、分散投資のポートフォリオを組むことができません。

一方でクラウドクレジットはA社、E社、K社、G社、L社・・・と5社以上に分散されています。

分散投資効果においてはクラウドクレジットが優位と言うことができます。

補足としては、maneoはグループ会社が組成するファンドも募集されることがあるため、それを活用して分散投資効果を高める余地はあります。

またクラウドクレジットは分散投資ができるとはいえ、どのファンドも経済状況は新興国以下の国ばかりなので、1つ1つのファンドのリスクが高いことに注意しましょう。

 

貸倒れや返済遅延のリスクはどちらが高い?

ソーシャルレンディングで最も怖いリスクの1つとして、融資先のお金事情が悪くなり、返済の貸倒れや返済遅延が生じることです。

 

過去に募集されてきたファンドにおいて貸付トラブルの有無を調べたところ、maneoは2社の返済遅延があり、うち1社は現在も遅延への対応を継続しているようです。

一方のクラウドクレジットは4社ほど返済遅延が起きました。

  • 欧州3か国個人向けローン・ファンド(ハイ・イールド型)
  • イタリア個人向けローン・ファンド
  • 北欧個人向けローン・ファンド
  • カメルーン中小事業者支援プロジェクト

 

特にカメルーン事業者支援ファンドでは多くのファンドで返済遅延を生じさせ、いまだに解決できないでいます。

両者とも貸倒れは0件ということですが、クラウドクレジットは多くの遅延ファンドがあること、また新興国未満の国への貸付であることから、ハイリスクと考えて投資しましょう。

 

運営会社の倒産リスクはどっちが低い?

maneoは過去分を含め決算情報をHPで開示しており、事業の好・不調を把握できます。

クラウドクレジットは決算情報をHPで開示していないものの、直近2017年8月末の決算公告を見つけました。

 

決算資料によると、以下の観点で財務状況・営業成績ともにmaneoが優れており、倒産リスクが低いと言えるでしょう。

  • 過去の累積利益を示す利益剰余金がmaneoはプラスクラウドクレジットはマイナス
  • 直近の営業成績を示す当期純損益がmaneoはプラスクラウドクレジットはマイナス

 

私の投資・運用実績はどちらの方が優れている?

私は両事業者のファンドに投資中ですので、投資・運用実績を比較してみます。

 

maneoの実績

(上図は2018年6月16日時点のmaneoの運用実績)

私は約3年前にmaneoで投資を始め、今も運用を継続中です。

上図はmaneo口座の状況ですが、「貸出元本金額」が現在ファンドで運用している金額で、それに「投資申込中金額」と「口座残高」を足せば、maneo内の自己資産が計算できます。

つまり貸出元本金額と口座残高を足した約560,000円が残高であり、投資元本が500,000万円なので、約3年で約60,000円の分配を受け取ってきたことが分かります。

今のところ返済遅延や貸倒れ等のトラブルに会うことなく運用できています。

 

クラウドクレジットの実績

(引用:2018年6月16日時点のクラウドクレジットの運用実績)

上図の「出資金残額」と「預託金残高」を合計した金額から元手の30万円を差引くと過去の分配金累計額に相当します。

これまでの運用で約21,000円の分配金受け取ったことが分かります。

クラウドクレジットも今のところ返済遅延や貸倒れ等のトラブルに会うことなく運用できています。

 

今回は、maneoとクラウドクレジットを厳選8項目で比較してきました。

冒頭でも書いた通り、今回私が用意した比較項目では4勝2敗2引き分けでクラウドクレジットが勝ちました。

しかしmaneoも大変良いソーシャルレンディング事業者だと思いますし、そもそもクラウドクレジットとは融資先マーケットが全く異なりますので、両社で投資することで分散投資効果が期待できます。

私も実際にクラウドクレジットとmaneoに投資して体験をした結果、両方ともおすすめできるソーシャルレンディング事業者だと思ってます。

この記事を読んで興味がわいてきたら、以下のリンクボタンから各社ホームページで詳細を調べてみてはいかがでしょうか?

 


以上、本日はここまで。

それでは!

 

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