年々、晩婚化や未婚化が進む中、一生独身で過ごす人が増えています。
そんななか心配なのが、お金の問題。
特に平均年収が相対的に低い女性は、不安を募らせている人も多いでしょう。
そこで今回は一生独身の女性にとって必要な貯金額を明らかにしつつ、その対策についてご紹介したいと思います。
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女性の未婚率は何%?
まずは未婚率の統計情報を見てみましょう。
性別 | 2005年 | 2010年 | 2015年 | 2020年 |
男性 | 16.0% | 20.1% | 23.4% | 25.7% |
女性 | 7.3% | 10.6% | 14.1% | 16.4% |
(総務省の2020年度 国勢調査より)
2020年には男性が4人に1人、女性は6人に1人は未婚となっています。
こうして見ると男女ともに未婚率は明らかに上昇しており、女性の5人に1人が生涯未婚の時代がやってくることが予想できます。
未婚が当たり前の選択肢となることで、女性は一生独身であることを念頭に、必要な貯金を蓄えておくことが必要になります。
女性が一生に必要なお金とは?
総務省統計局「平成26年 全国消費実態調査」から、独身女性の生活費について調べました。
単身女性の生活費は平均16万7,163円です。
少し多めに見て月々17万円かかるとしましょう。
平均寿命は80代後半から90歳に移ってきていますので、90年生きると仮定して、大卒22歳~90歳までの生活費を計算すると・・
独身女性が生涯で必要な支出
17万円 × 12か月 × 68年 = 1億3,872万円
単身女性の生涯収入はいくら?
同じく総務省の統計データによると、女性の可処分所得の平均は208,996円です。
約21万円を手取り収入で得られることが分かります。
大卒22歳から定年:65歳まで働くと仮定して、生涯の収入を計算してみると・・
独身女性の生涯収入
21万円 × 12か月 × 43年 = 1億836万円
独身女性は老後いくら不足する?
ここまで見てきた生活費と生涯収入の計算結果をまとめると、
生涯収入と支出の差
1億836万円 ー 生涯支出:1億3,872万円 = ー 3,036万円
独身女性は老後資金が3,036万円も不足することが分かります。
おっと!!ここで大事なことを忘れてました。
老後は年金がもらえますよね。
もらえる年金はいくら?
日本の年金制度は厚生年金と国民年金の2種類があります。
厚生年金の受給額平均 | 国民年金の受給額平均 |
108,000円 | 56,000円 |
(厚生労働省:「厚生年金保険・国民年金事業の概況」より)
老後に不足する3,036万円に対して、年金も含めるとどうなるか計算してみましょう。
厚生年金の対象者 | (10.8万円 × 12か月 × 25年) ー 3,036万円 = +204万円 |
国民年金の対象者 | 3,036万円 ー (5.6万円 × 12か月 × 25年) = – 1,356万円 |
厚生年金の対象者は+204万円ということで、生活していくだけなら不足しないことが分かりました。
一方で深刻なのが国民年金の対象者で-1,356万円となり、生きていくためのお金が足りないことが分かります。
毎年8万円の余裕で十分か?
厚生年金の対象者は生きていくには足りるものの、老後の余裕が204万円で十分なのか?
真剣に考える必要があると思います。
65歳から死ぬまでの25年間で割ると、年間8万円の余裕しかありません。
ちょっと贅沢な国内旅行で1~2回分くらいでしょうか。
これを十分と思うか否かは、それぞれの価値観によるでしょう。
老後余暇をもっと楽しみたいと思うなら、余裕資金を増やす工夫が必要になります。
余裕資金を増やす代表的な方法は、「仕事の収入を増やす」、もしくは「投資で増やす」の2つがあります。
仕事の収入UPか?投資で増やすか?
仕事の収入は、国の経済成長に大きく左右されます。
ここ30年も経済していない日本においては、難易度が高いように筆者は感じます。
一方の投資で増やすほうは、日本以外の成長国へ投資もできます。
うまく活用すれば、長期的に資産を何倍も増やすチャンスがあります。
筆者としては、投資で増やす方を断然おすすめします。
ここで注意事項があります。
何も知らないまま、SNS等に掲載された情報を鵜呑みにして投資しないようにしましょう。
投資歴15年以上の筆者が思うに、まずは投資に関する基礎を学ぶこと。
そして自分の頭で考えながら投資することが大切です。
どうやって投資の基礎を学べば良いのか?
投資の基礎について、当ブログにもいくつか初心者向けの記事がありますので、ぜひ読んでいただきたいと思います。


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筆者の記事や、その他のインターネット上の情報から学ぶ手もありますが、やはり専門家から直接教えてもらうのが一番早くて精度も高いと思います。
収入を増やす、支出を減らす、資産運用で増やす・・・
こういった基礎を学ぶための無料セミナーが世の中にはたくさんあります。
筆者とつながりがあって信頼できる業者を2つご紹介すると・・
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ABCashとは?
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ABCashの「女性限定|お金の体験トレーニング」で学べること
- お金に不安な人が、まずやるべきこと
- うまく貯められない人が貯金する方法
- NISA、iDeCoなど投資の基礎
- お金の勉強から実践に移す方法
- 一生独身予定の女性のための資産構築術
もう1つは、お金の専門学校として老舗のファイナンシャルアカデミーをご紹介します。
【ファイナンシャルアカデミー「お金の教養講座」】
ファイナンシャルアカデミーとは?
個人のお金に関する学校として最も古くからある学校。筆者も不動産投資の学校を受講したことで、約1億円の物件の大家になりました。
ファイナンシャルアカデミーの「お金の教養講座」で学べること
- なぜ「今」お金の勉強が必要なのか?
- これまでのお金の常識と、今のお金の常識
- 資産運用の種類と選ぶべき投資の考え方
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なお筆者はファイナンシャルアカデミーの不動産投資の有料講座を受けました。
その結果、約1億円の物件を購入・運用することができましたので、払った受講料分のリターンは十分に得ました♪


以上、本日はここまで。
それでは!
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コメント
老後に必要な額について世間で平均とされる数字を知っても正しい参考にはなりません
。
先に不安を提示しておいてから、セールするのが、マーケティングの定番です。
老後に必要なお金は個人差があるので、世間で言われる平均値に惑わされずに、自分のケースについて計算してみることが大切です。
yasuさん
コメントいただきありがとうございます!
「先に不安を提示しておいてから、セールするのが、マーケティングの定番」
本記事の構造について、ありがた迷惑な解説をしていただきありがとうございます。(笑)
平均値に惑わされず、自分のケースについて計算することが大切、それは間違いないと思います!
1つ大事なこととしてお伝えしたいのは、無料セミナーで構わないので、基礎知識を付けるセミナーに行くのはおススメだという点です。
(マーケの要素を度外視して、心底そう思います)
自分のケースに置き換えて考えようとして、どこから手を付けたら良いのか分からず、挫折する人が多いように感じます。
セミナーを通じて基本的な論点や代表的な考え方をおさえたうえで、自分の頭で考えるとよいと思います。
また耳の痛いコメントをしていただけると幸いです。
今後も当ブログをよろしくお願いいたします!
投資は自分に関係ないという方がお金に興味を持ち、そして必要な知識を身につけることが重要であることには私も同意します。
無料セミナーに行って、変な金融商品を買わされてしまったり、金融機関で手数料が高いものをすすめたり、知り合いからもうかる話をすすめられたり、
一般的に、今回の記事の対象の方にとって対面というのはリスクが高いと思います。
まずはつみたてNISAから始めて、投資アドバイスを求めるのであれば、つみたてNISAの商品についてアドバイスを求め、その人の定格性を判断するくらいがいいのではと思います。