LENDEXの社長が交代するショッキングなニュースが届きました。
なぜショッキングかと言うと2019年3月に社長が交代したばかりだったのに、わずか4ヶ月ほどで再交代という騒ぎだからです。
さすがに短期間で交代に次ぐ交代となると、根深い原因があるのでは?とか何か会社に問題があるのでは?と不安に思う人も多いでしょう。
LENDEXにいったい何が起きているのか、筆者なりに推察してみました。
●オフィシャルな発表内容から社長交代の表面的な理由を知ることができる
●現役で金融機関に努める筆者による社長交代劇の個人的推察を知ることができる
LENDEXとは?
LENDEXは融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)と呼ばれる分野の金融商品です。
【ソーシャルレンディングの仕組図】
ソーシャルレンディングは上図の通り融資を必要とする個人・企業と投資家をつなぐプラットフォームです。
投資家はソーシャルレンディング事業者を介して融資を行い、その見返りに分配金を得ることができ、期日が到来したら償還金として元本を受け取るモデルです。
LENDEXで投資すると下図のような流れとなり、特に不動産業を営む事業者に融資する特徴があります。
【LENDEXの関連記事】
LENDEXの運用実績
融資に対する返済遅延や貸倒れ(デフォルト)といった悪い評判を聞くことはありませんので、順調に運用実績を積み重ねているようです。
私自身も投資しているのですが、今のところ問題を感じた体験は一度もありません。
LENDEXの社長交代劇場
一見順調そうに見えたLENDEXですが、2019年3月に1度目のショックな出来事が訪れました。
LENDEXの社長交代(2019年3月) ←1回目
(引用:LENDEXのお知らせページより)
2019年3月に1回目の社長交代が行われました。
サービスを立ち上げた筧 氏から元・財務相官僚の田川 徳彦への交代でした。
前々 社長の筧氏が退任した理由
筧社長は監査法人の代表も掛け持ちしていた(というか、監査が本業みたい)ため、多忙による退任が理由でした。
筧前社長は会計専門家としての会計ビジネスに加えて当社のソーシャルレンディング事業に尽力してきましたが、会計ビジネスが多忙になってきたことから、兼業していくことが困難な状況になり、この度代表者を辞任いたしました。
なお、筧前社長は弊社の管理部長として、引き続き業務を支えます。
引用:LENDEXのお知らせページより
1回目はそれなりに筋の通った理由に見えたため、私も大きな問題はないと考えてました。
LENDEXの社長交代(2019年7月) ← 今回
2019年7月5日に今回の社長交代が発表されました。
田川前社長の後任として、元・みずほ銀行の深澤 克己氏が新社長として就任しました。
現社長の田川氏が退任した理由
LENDEXの公式声明によると、以下が田川 前社長の退任理由とされています。
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代表取締役社長の退任理由が一身上の都合といった超抽象的な内容でいいのでしょうか?
次の一文も取ってつけたような文章で、本当にソーシャルレンディング事業に貢献したいと思っているのか、疑問に感じてしまいます。
一度目の社長交代時にあった納得感が今回はありません。
さすがにLENDEXは怪しいのではないかと思わざるをえない状況になってきました。
深澤 克己さんはどんな人
新社長の深澤さんについて、いろんなキーワードで検索してみたものの、これまでの実績や人となりが分かる情報を見つけることはできませんでした。
また過去の経歴を見ても分かる通り、みずほグループでも目立った役職にいたとの情報がなく、おそらく役員などの重役に就いた実績が無い可能性が高いでしょう。
元・銀行員なので融資業務はご存知でしょうが、LENDEXを発展させる才覚があるかというと、疑問符が残ります。
LENDEXが抱える問題(筆者の推測)
田川 前社長がこのような納得いかない退任となったのには、深い理由があったのでは?と穿った推測をしてしまいます。
例えば・・・
<筆者による妄想中>
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1点目の妄想はまだ健全な方ですが、もし2点目と3点目の懸念が存在するなら、大問題と言わざるを得ません。
実際のところどうなのでしょうか?
退任した田川さんのみ本当の理由を知っているので、今となっては知る術もありません。
投資家として、今まで以上に今後のLENDEXの動向を注意して見守る必要性を感じました。
筆者が安心して投資しているソーシャルレンディングは?
業界最大手のmaneoをはじめ、ソーシャルレンディングはトラブルが続いており、投資するのに不安を持つ人が増えていると思います。
筆者もその一人です。
そんななか、20社以上のソーシャルレンディング事業者を見てきた筆者が今安心して投資できると断言できるのがFunds(ファンズ)です。
各ファンドに上場企業や成長企業による保証が付いているので、安全性の高いファンドを提供してくれます。
興味のある人は、過去記事をご参照ください。
以上、本日はここまで。
それでは!
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