アメリカンファンディング|遅延も貸倒れもないけど投資を撤退します!

ソーシャルレンディング

アメリカン不動産事業を専門とするソーシャルレンディングであるアメリカンファンディングから投資資金を引き上げることを決めました。

 

アメリカンファンディングは8%~10%と高い利回りをキープしながら、遅延や貸倒れ(デフォルト)といった悪い評判もありません。

 

ソーシャルレンディング業界全体が揺れるなかで、非常に安定的に運用できていた事業者です。

 

それでも泣く泣くやめることにしました。

 

今回の記事はなぜ決断に至ったかを説明するとともに、無事に出金手続きができるのか?一連の手続きをご紹介します。

 

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アメリカンファンディングをやめた理由とは

アメリカンファンディングへの投資を2018年12月にやめました。

 

高い利回りで、安定的で、社長も経験豊かで・・・

 

個人的には評価の高い事業者だったのですが、本当に泣く泣く資金を引き上げました。

 

これに至った経緯として3つの理由があります。

 

理由1. グリーンインフラレンディングがヤバい・・・

業界最大手のmaneoだからと安心していたのもあって、maneo本体以外のグループ・ソーシャルレンディングに多額の投資をしていました。

 

しかし、グリーンインフラ・レンディングが2018年6月に起こした不祥事で綻びが見え始めました。

 

関連記事)maneoで不正運用が発覚?NHKが報じた疑惑の真相とは

 

maneoマーケットで投資を募集していたグリーンインフラレンディングに不正運用の疑いがかけられました。

 

その疑惑の内容も非常に悪く、資金の流用、太陽光発電事業者とのトラブル、自転車操業・・・等、もし本当ならば看過できない出来事ばかりです。

 

単なる噂や悪口ならよかったのですが、間もなくグリーンインフラレンディングから分配金や元本返済は支払われなくなったことを考慮すると、少なくとも資金的に行き詰っていたことは否めません。

 

いまだにトラブルは解決しそうにありません。

 

理由2. キャッシュフローファイナンスは約36%が返済遅延

2018年11月には、これまたmaneoマーケットでファンドを募集するキャッシュフローファイナンスが「延滞発生に関する報告」を行い、多数のファンドが対象となっており、合計約3.3億円です。

 

同年10月に報告のあった返済遅延と合わせると、約5.7億円です。

 

どれほどインパクトがあるかと言うと、キャッシュフローファイナンスの貸付金額である約16億円のうち約36%を占めます。

 

返済遅延の発生確率36%の金貸しなんて・・・。

 

キャッシュフローファイナンスのオフィシャルHPのお知らせ欄は下図の通りですが、そのほとんどが返済遅延の案内となっています。

 

理由3. ガイアファンディングは全ファンドの返済がストップ

同じくmaneoグループのガイアファンディングは、キャッシュフローファイナンスのさらに上をいきます。

 

なぜなら全ファンドの分配金と元本返済の支払いがストップしてしまいました。

 

全部!!??

 

一部のファンドではなく、全ファンドの遅延という点が驚かずにはいられません。

 

さらには返済を求めるmaneoマーケットに対して、ガイアファンディングは弁護士を立てて対応しているというのです。

 

社長自らが対応するのではなく第三者の法律の専門家を入れているという時点で、投資家からすると不安で仕方がなく、「倒産しないか?」という不安を持ってしまいます。

 

これ以上、私はmaneoマーケットを信頼できない

maneoの名誉のために言っておきますが、今回の一連の問題はmaneo本体ではなく、maneoを利用するソーシャルレンディング事業者のファンドが多数の遅延を引き起こしています。

 

しかしmaneoマーケットにはそれらのソーシャルレンディング事業者の管理義務があります。

 

自転車操業であったり、全ファンドで遅延が起きるようなリスクであったりを見過ごしてしまったのはいかがなものでしょうか。

 

冒頭にも書いた通り、アメリカンファンディングは何も悪くありませんし、個人的には好きなソーシャルレンディング事業者でした。

 

しかし他のグループ各社で起きたことがアメファンでも起きないとも限らないので、maneo本体が募集するファンド以外は撤退しようと決意したのです。

【関連記事:アップルバンクもやめました】

【悲報】ソーシャルレンディング|なぜアップルバンクをやめたのか語ります

 

アメリカンファンディングから全額出金!

さっそくアメリカンファンディングのマイページから出金手続きを行いましたので、その一部始終をご溶解します。

 

出金履歴

 

上図の1行目に記載の通り、約343,000円を出金することができました。

 

これは私がアメリカンファンディングに投資していた30万円に分配金を足した金額です。

 

出金後の口座情報

出金を行ったので、当然ですがアメリカンファンディング口座の残高は全て0円になりました。

 

運用実績は?

上図はアメリカンファンディングの全運用実績です。

 

3年近く投資をしてきたので、収益分配金は約55,000円とかなりの金額が積みあがり、ごっつあんでした。

 

遅延や貸倒れが全く起きずに良い思いをさせて頂いたので、アメリカンファンディングには感謝の気持ちしかありません。

 

ちなみに最近のファンドの募集状況は?

私がアメリカンファンディングをやめた話は以上です。

 

ところで最近のアメリカンファンディングの調子はどうなんでしょうか?

 

気になったのでファンドの募集状況を見たところ

募集中のファンドの多くが10%以下の申込状況となっており、投資家資金の集まりがよくありません。

 

また既に成立しているファンドが「満額成立」となっていない点も、以前のアメリカンファンディングからするとありえない事態です。

 

そこで「成立」となっているファンドの詳細を確認してみたところ・・・。

 

目標調達額に対してわずか14%しか集まっていないことが分かりました。

 

このファンドだけ特別かもしれないと思い、直近の4ファンドを調べたところ、達成状況は11%、55%、2%、44%ということで、やはり資金の集まりが悪いことが分かりました。

 

もしかしたら私のようにアメリカンファンディングをやめる投資家が増えているのかもしれません。

 

ソーシャルレンディング事業者を絞って投資します!

今回はアメリカンファンディングからの資金引き上げについて書きましたが、ソーシャルレンディングを全てやめるつもりではありません。

 

高い利回りや担保付ファンドといった他の投資商品に無い魅力がたくさんあるため、今後も続ける予定です。

 

これまでは数多くのソーシャルレンディング事業者に手広く投資してきましたが、これからは投資先を何社かに絞って、リスク低減に努めたいと考えてます。

 

まず2つの事業者は決定しました。

 

1つ目はOwnersBookです。

 

不動産専門のソーシャルレンディング事業者であり、2017年9月には運営会社のロードスターキャピタル社が東証マザーズ市場に上場しました。

 

事業者が上場企業で、黒字で、ファンド全て担保ありという安定感に魅力を感じる人にはOwnersBookがおすすめです。

公式サイト:OwnersBook

 

2つ目はクラウドクレジットです。

 

海外事業者への融資に特化したソーシャルレンディングであり、海外ならではの高利回り案件がずらりと並びます。

 

また伊藤忠商事などの優良企業から出資を受けるなど、業界内・外からの評判も高い事業者です。

公式HP:ソーシャルレンディングCrowdcredit

 


以上、本日はここまで。

それでは!

 

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