長期投資には投資信託!という話を最近よく耳にしますが、そこでみなさん思いますよね。
「いったいどの銘柄に投資したら一番儲かるの?」
投資信託のような指数投資は、基本的に過去の実績をもとに投資すれば、長期的には同じ結果になることが分かっています。
そこで今回、各分類の投資信託のパフォーマンスを10年間・20年間にわたって比較調査した結果、最もおすすめな投資信託について発表したいと思います。
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比較対象の投資信託
投資信託の比較にあたって、多くの人が買いやすい商品を以下の通りピックアップしました。
比較する投信銘柄の種類
- 株式
- 米国株式
- 全世界株式
- 日本株式
- 新興国株式
- リート
- 先進国リート
- 日本国内リート
- 債券
- 先進国債券
- 日本国内債券
ということで株式、リート、債券の商品分類ごとに比較結果を発表します!
また投信商品については全て三菱UFJ信託が提供するインデックス投信「eMaxis」シリーズを前提として、毎月1万円ずつ10年間や20年間積み立てるとどうなるか?を検証します。
積立の前提条件
- 商品:eMaxisシリーズ
- 積立金額:毎月1万円ずつ
- 積立期間
- 10年間(2011年6月末~2021年6月末) or
- 20年間(2001年6月末~2021年6月末)
株式部門
まずは株式から長期積立の過去実績を確認してみましょう。
投信銘柄 | 毎月1万円ずつ10年間積立 元本(120万円) | 毎月1万円ずつ20年間積立 元本(240万円) |
米国株式(S&P500) | 315万円(+195万円) | 961万円(+721万円) |
全世界株式 | 259万円(+139万円) | 741万円(+501万円) |
日本株式(TOPIX) | 206万円(+86万円) | 495万円(+255万円) |
新興国株式 | 207万円(+87万円) | 670万円(+430万円) |
最も良いパフォーマンスはやはり米国株式(S&P500連動型)の投資信託でした。
1万円ずつ10年間積み立て続けると、元本120万円に対して195万円もの収益が出ることで、最終的に315万円まで残高が増えます。(+162%増加!)
また20年間積み立てると、元本240万円に対して721万円もの利益が出ることで、最終的に961万円まで残高が増えます。(+300%増加!!)
逆に最もパフォーマンスが悪いのは日本株式(TOPIX連動型)でしたので、やっぱり日本株は弱いというのは印象だけでなく実績値からも明らかです。
とはいえ日本株でも10年で86万円、20年で255万円の利益が出ていることから、投資しないよりも明らかに資産が増えますね。
リート部門
次に不動産関連の投資信託であるリートの長期積立の過去実績を見てみましょう。
投信銘柄 | 毎月1万円ずつ10年間積立 元本(120万円) | 毎月1万円ずつ20年間積立 元本(240万円) |
先進国リート | 205万円(+85万円) | 638万円(+398万円) |
日本国内リート | 209万円(+89万円) | – |
リートの10年間の積立であれば、僅差で日本国内リートがトップパフォーマンスで89万円の収益となりました。(+75%増!)
20年間の積立を見ると、日本国内リートは実績がないため比較できませんでした。
債券部門
最後に債券部門を見てみましょう。
債券といえば国債や社債を指しますが、多くの人にとっては地味なイメージ、もしくはとっつきづらいイメージがあるのでしょうね。
そんな債権関連の投資信託の長期積立パフォーマンスがどうなってるかというと・・・
投信銘柄 | 毎月1万円ずつ10年間積立 元本(120万円) | 毎月1万円ずつ20年間積立 元本(240万円) |
先進国債券 | 149万円(+29万円) | 367万円(+127万円) |
日本国内債券 | 126万円(+89万円) | 279万円(+39万円) |
債券を10年間積立てた場合は先進国債券が最もパフォーマンスが良くて、29万円の収益が出ました。
また20年間積立の場合も先進国債券がパフォーマンスが良くて、127万円の収益でした。
債券は最も値動きの幅が小さくリスクも最小となりますが、それでも長期で投資すればしっかり収益が出るようですね。
まったく増えない銀行預金の利子に頼るくらいなら、債券関連の投資信託を買ったほうがいいようですね!
以上、本日はここまで。
今回は10年・20年と長期で積み立てた場合の実績をもとに、最も儲かる投資信託がどれか?について解説しました。
それでは!
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