学資保険と終身保険のどっちが教育費の貯蓄向きなの?という疑問を比較検証♪

保険

子供の誕生で幸せな時間が訪れるとともに、子供の将来に向けた備えといった現実的な問題も現れます。

 

特に教育費について、ほとんどの人が高校・大学の高等教育を受けるため高額になることが多く、どうやって貯蓄するか深刻な問題です。

 

従来であれば学資保険を貯蓄の一環として利用する人が多い印象ですが、近年、終身保険を使った教育費の貯蓄をすすめる情報も見かけるようになりました。

 

そこで今回は学資保険と終身保険のどっちが教育費の貯蓄としてふさわしいのか明らかにしたいと思います。

 

=> 自分で調べるのは面倒なので専門家のアドバイスを受けたい人はこちら(無料相談)

 

スポンサーリンク

学資保険とは

学資保険は教育費のために作られた保険商品です。

 

(引用:フコク生命の学資保険

 

上図のように大きなお金が必要となる大学入学や新社会人といったイベントで、まとまったお金を受け取れるよう商品設計されています。

 

大半の人が大学入学時(18歳)に受け取りたい金額を決め、設定した目標金額に応じた保険料を毎月支払う方法を取ります。

 

当たり前の話ですが、契約者は最終的な受取金額が毎月支払った保険料の総額を上回ることを期待しています。

 

しかし返礼の利率は商品ごとに異なるため、ちゃんと選ばないと支払った金額より受け取り金額が低い悲惨な商品が存在することを肝に銘じておきましょう。

 

学資保険の保障とは

保険というだけあって、学資保険には貯蓄だけでなく保障機能もついてます。

 

保護者が死んでしまったり高度障害で収入がなくなったりした時は保険料の支払いが免除され、満期の返戻金はちゃんと受け取ることができます。

 

親の万一の時も「子供の教育費」という目的は達成できるのは学資保険の大きなメリットです。

 

学資保険の返礼率(利率)は?

2019年8月時点で調べた限り、返礼率(利率)の高い商品は下表の通りです。

 

保険会社返戻率
ソニー生命104%~108%
フコク生命102%~105%
明治安田生命103%~105%
日本生命102%~104%
JA共済101%~104%

(筆者独自調べ、小数点以下は切り捨て)

学資保険は概ね101%~108%の返礼率ということが分かります。

 

例えば大学入学と1~2年目の学費くらいはと考えた人が学資保険で300万円積立てるとして、最大で324万円(300万円×108%)を満期時の返戻金で受け取ることができます。

 

十数年間にわたる300万円の積立ての成果で24万円ゲットできるわけです♪

 

【積立て運用なら投資信託もおすすめ】

インデックス投信信託|自動積立の設定日のおすすめは何日?
前回の投稿では、2017年最新の情報をもとにポートフォリオに組み込むインデックス投信の見直しを行いました。 2015年上旬に調査した銘柄で積立てしてきましたが、実は2年のあいだにインデックス投信市場は変化していて、もっと手数料の安いインデ...

 

学資保険のデメリット

支払った保険料が増えて戻ってくるなら・・・と良いことばかりに聞こえますが、実はデメリットもいくつかあります。

 

  • 途中解約すると返戻金が支払い済み保険料の総額を下回る可能性がある(元本割れ)
  • 運用中の返戻金の引出しは認められず予め決められたタイミングでしか引き出せない
  • 加入時の年齢条件が親・子ともに厳しい(子供は7歳まで、親は65歳までなど)

 

とにかく途中解約しづらく、仮に実行しても払い込んだ保険料が無駄になるリスクがあることが大きなデメリットです。

 

終身保険とは

終身保険は一生涯の死亡保障を得ることができ、被保険者が亡くなると●千万円~●億円と保険金がおりる仕組みとなっています。

 

日本では一家の大黒柱であるお父さんを被保険者としてかけることが一般的です。

 

(引用:大同生命ホームページ

 

家の収入を支える父親に万一のことがおきたら「死亡・高度障害保険金」がおりることで家族を助ける役を担います。

 

終身保険も「解約返戻金」が蓄えられており、十数年の支払いを続けた終身保険は学資保険と同様に保険料総額を上回る返戻金を受け取る可能性があります。

 

また支払い期間は10年~30年くらいと期間を定めるか、一生涯保険料を払い続ける終身払を選ぶことができます。

 

終身保険の保障とは

終身保険は本来の生命保険の役割も持っていて、保険料支払い期間中に被保険者にあたる親が亡くなると、解約返礼以上の保険金を受け取ることができます。

 

一方で親が元気に過ごしていれば、十数年後に解約返戻金が戻ってくるため、貯蓄の効果を発揮してくれます。

 

終身保険の返礼率(利率)とは

終身保険の返礼率は学資保険のように公開されている情報がありません。

 

各社企業秘密にしていることと、被保険者の年齢・健康状態などで返礼率も異なることが原因です。

 

目安として私の加入している終身保険をご紹介すると、払込期間15年の設定で利率が12%あります。(P生命保険の米ドル建て商品)

 

300万円の学資保険と同じ例で置き換えるなら、子供が3歳の時から教育費の貯蓄として終身保険を契約したところ、15年後には336万円(300万円×112%)の解約返戻金を得ることができます。

 

学資保険の最高利率:108%と比較すると、私が保有する終身保険の方が4%ほど利率は高いようです。

 

また学資保険と違って契約者や被保険者の年齢制限が緩いこともメリットの1つであり、子供が大きくなって貯蓄性保険を検討するなら、終身保険一択かもしれません。

 

終身保険のデメリット

終身保険にもやはりデメリットがあります。

 

  • 払い込み期間より前に途中解約すると、支払済みの保険料総額に対して解約返戻金は大きく下回るリスクがある
  • 払込み済みの保険料から一部を取り崩すこともできない

 

基本的に途中で取り崩すことができないので、腹をくくって契約する必要があります。

 

まとめ 結局のところ学資保険と終身保険のどっちがいいの?

最後に今回の記事テーマ:終身保険と学資保険の比較をまとめます。

 

今回調べたところ、途中解約以外の部分は終身保険の方が勝っている印象を受けました。

 

しかし保険はその人の置かれた状況によって有利な商品が変わってくるので、しっかり調べて比較検討したうえで選ぶようにしましょう。

 

最近では保険コネクトのように中立的な立場からアドバイスをくれるサービスも出てきているので、保険知識に自信がない人、知識を得たり比較検討したりする時間が惜しい人は専門家からアドバイスを聞くのも手っ取り早いかと思います。

 

=> 保険コネクトで専門家のアドバイスを受ける(無料相談)

 


以上、本日はここまで。

それでは!

 

Twitterアカウントをフォローしていただければ記事の投稿や更新をお知らせします。

 

最後にブログランキングをチェック

ブログランキング・にほんブログ村へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました