投資信託|アクティブ型ファンドの正しい選び方とは?インデックスの2倍以上の収益銘柄も!

投資信託

投資経験がどれほどであろうと、投資信託は最もおすすめできる投資商品の1つです。

 

過去の実績・安定性・流動性で、投資信託に勝るものはないと筆者は思うからです。

 

投資信託を大きく2つに分けるとインデックス型とアクティブ型に分けることができ、手数料が低いインデックス型の方が近年は優勢になりつつあります。

 

しかしアクティブ型のほうがリターンが大きいといった声も聞こえるため、どちらを選ぼうか悩ましいところです。

 

そこで今回はインデックス型とアクティブ型を比較しつつ、アクティブファンドの正しい選び方についても解説していきたいと思います。

 

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インデックス型 vs アクティブ型

アクティブファンドについて語る前に、インデックスファンドとの違いについておさらいをしておきましょう。

 

アクティブファンドとは、投資信託の運用会社に所属するファンド専門家が銘柄選定を行い、頻繁に売り買いをしながらパフォーマンスが最大になるように努力をします。

 

一方のインデックスファンドは、日経平均とかS&P500といった世の中にある指標と同じパフォーマンスを目指すため、ファンド専門家による売買は必要なく、指標が選ぶ銘柄に機械的に追随していきます。

 

手数料は圧倒的にインデックス型にメリットあり

アクティブファンドが優秀な専門家が手塩にかけて運用するのに対して、インデックスファンドは機械的に運用を行います。

 

手間が全く違うため、当然ながらアクティブファンドの運用コストが高くなってしまい、投資家から徴収する手数料が高くなります。

 

そこで疑問に思うのが、専門家が必死に考えて運用すること=収益が最大化されるか?という点です。

 

アクティブ型ファンドの●割はインデックス型のパフォーマンスに勝てない

株式市場の情報専門会社:モーニングスターが提供する興味深いデータがあります。

 

過去20年間の米国株式分野において、インデックスの代表格であるS&P500指数とアクティブファンド全体を比較すると、アクティブファンドの収益が勝ったのはたったの4年でした。

 

つまり80%はインデックスファンドが勝つ年になったということです。

 

とはいえ基準価格トップ10の大半はアクティブ型!

全体の勝率だけ見るとインデックスファンドのパフォーマンスの方が上回るようです。

 

アクティブファンドの方が手数料が高く、株価指数のパフォーマンスは低い、いいところなんて1ミリもないような絶望感が漂います。

 

しかしこれを覆す別のデータがあります。

 

最新の基準価格の高値ランキングでは上位10位のうち9銘柄がアクティブ型で占められています。

(インデックスは「SMTAMダウジョーンズインデックスファンド」のみ)

 

投信の価格は原則1万円でスタートして運用成績を反映していくため、基準価格が高い=累積の収益が大きいと理解できます。

 

このようにアクティブファンドは全体で見るとインデックスファンドに勝ち目がない状況ですが、個別銘柄ではインデックスファンドを凌駕しており、銘柄選びの重要さが分かります。

 

正しいアクティブファンドの選び方

ここまでの内容をまとめると、「全体ではインデックスファンドだけど、良い銘柄さえ発見できればアクティブファンドの方が優れている」と言うことができます。

 

そこで優れたアクティブファンドの正しい選び方について、筆者なりの見解を最後に書きたいと思います。

 

コツ① 運用年数

上段で基準価格ランキングを掲載しましたが、全ファンドが設定から10年以上が経過したベテランファンドです。

 

また国内で販売されている投資信託のうち、運用年数が10年未満は全体の6割、10年以降は4割弱、20年以上は9%にとどまります。

 

運用期間が短いのは、運用・販売体制に問題があって、業者側の短期的な利益を追い求めたファンドが多く存在します。

テーマ型のアクティブ投信なんて、まさにこれの最たる例です。

 

つまり累積収益が大きい投信を選ぶには運用年数の長い銘柄から選ぶべきで、年数の長い銘柄でフィルタリングすれば自ずと対象の絞り込みもできます。

 

まずは単純に10年以上運用されているベテランアクティブファンドで絞り込むことをおすすめします。

 

コツ② 過去のリターン成績

10年以上も運用していると、毎年のリターンが安定してくることが一般的です。

 

つまり過去に収益を多くあげている銘柄から選べば、将来の勝率やリターンの大きさの見通しも立てることができるでしょう。

 

コツ③ 投資哲学があるか

最後にアクティブファンドの運営者側の哲学を確認しましょう。

 

投資信託は短期利益を求めるのではなく、長期でリターンを出し続けるためにあります。

 

1人のスーパースターに依存したアクティブファンドだと、その人が抜けた瞬間に成績が急落するでしょう。

 

特定運用担当に依存することなく、チームや組織で運用を継続する仕組みが重要で、その根幹には投資哲学が必要です。

 

明確な投資理念と、それに従ったポートフォリオが確立されているか、矛盾が起きてないことを確認しましょう。

 

 


以上、本日はここまで。

今回はアクティブファンドとインデックスファンドのパフォーマンスについて比較しつつ、銘柄選びをうまくやれば大きな収益を得ることができるアクティブファンドの選び方について解説しました。

 

それでは!

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