恒例の投資関連本の書評を書きたいと思います。
今回は「元外資系サラリーマンがおこなう!40代から始めて100歳までHappyに生きる不動産投資術」です。
筆者も不動産投資を行っており、Happyというワードと、人生100年時代を意識したタイトルに吸い寄せられて思わず書籍を購入してしまいました。
それでは書評を始めます。
【筆者の不動産経営の実績はこちら】

目次
この本を読んで役にたつ人
まずこの本が誰に役に立ち、誰にとって大してあまり役に立たないのか筆者の見解を述べます。
【読んで役に立つ人】
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この本を読んでもあまり役に立たない人
【読んでも役に立たない人】
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役に立つ人、立たない人に書いた通り、この書籍は不動産の基礎知識や物件の探し方などを指南してくれる本ではありません。
またあっという間に年収1億円!といった儲け話でもありません。
不動産を事業として考えていて、正しく事業をスタートし拡大していき、自分の人生をよりよいものにしたいと考えている人に役立つものとなっています。
書評「40代から始めて100歳までHappyに生きる不動産投資術」
それでは本題の書評を始めます。
著者:白井 知宏さんはどんな人?
まずこの本の著者:白井和宏さんについて簡単にご紹介します。
白井さんはIT系の超大手企業である日本IBMに入社し、キャリアをずっと歩んできました。
キャリアを着実に積み重ねて部長職まで上り詰めますが、IBMの業績下落に伴ってリストラ勧告を受けました。
それを契機に「衣食住を通じて人のしあわせに貢献」を人生のミッションに掲げ、IBMを51歳で早期退職し、専業の不動産オーナーへの転身足したのです。
また自身の不動産経営のiならず、友人・知人とともにコミュニティを運営し情報交換を行うとともに、豊富な経験からアドバイザーを務めています。
白井さんが築いた不動産資産は●億円、年間収入●万円
現在では新築マンション・アパートを中心に20棟200室以上、資産規模は25億円以上、家賃年収は2億円を超える不動産経営を行っています。
2007年のワンルームマンションから不動産投資を始めたそうなので、10年強で年収2億円だなんて驚異的ですね!
白井さんが見る現在の不動産市況
白井さんは不動産市況には四季があると考えています。
【不動産投資における四季】
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株式もそうですが、相場がある商品というのは循環するのが世の常で、不動産にも価格の上下動とともに買うべき時期と売るべき時期があるということです。
では2020年2月現在はどこかというと、白井さんの見解は「冬」と見ているようです。
冬の正しいアクションは手を出さずに春へ向けて準備を行う時期です。
じゃあ「不動産投資における準備ってなんだ?」と疑問がわいてきますが、白井さんは投資家が今すべきこと、すべきでないことを書いています。
投資家が今すべきこと、すべきでないこと
【今すべきこと】
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【今すべきでないこと】
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2020年は焦らずに、次の購入のチャンスをしっかり待てということですね。
物件選びの極意
不動産投資の本を手に取る時、誰もがどんな物件を買うべきかとか、お宝物件がどうやったら見つかるかといったハウツーを知りたがる人が多いでしょう。
この点においては上の方でも書いた通りで、この本はあまり参考にならないかもしれません。
白井さんの不動産購入の秘訣は、良い物件を提案してくれるパートナー(業者)を探せというものです。
本文中にはどんな物件がいいとかテクニカルなことは皆無に等しく、良いパートナーを探すことと、自分が欲しい物件を具体的に伝えることが大切と書かれています。
つまりパートナーが優秀だとしても、自分がしっかり知識を持って議論できる状態になりなさいとの激励が書かれているわけですね。
【筆者が不動産投資物件の探し方をまとめた記事はこちら】

不動産投資で大切なこと5選
本書の後半は不動産事業で成功するための人生観にも近い内容が書かれています。
その中で筆者が感じた大切なことを5つピックアップします。
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3~5あたりは著者が通った不動産投資スクールでも習ったので知ってたのですが、1~2はなるほど深いなという感じを受けました。
【筆者が通った不動産投資の学校の記事はこちら】

本書では短絡的な金儲けのために大家をするのでなく、社会に対してどう貢献するのか、いつまでにそれを成し遂げるのかといった起業家精神を持つことの大切さを学びました。
以上、本日はここまで。
「40代から始めて100歳までHappyに生きる不動産投資術」はハウツー本ではないのですが、長続きさせるのに大切な心構えを教えてくれる良い書籍だなと思いました。
しかし本気で不動産投資を始めるなら、これにプラスαで不動産に関する基礎知識を学ぶことをおすすめします。
それでは!
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