月例の外国為替(FX)の予想と分析について投稿します。
今回は2018年2月のFX相場の分析・予想に関する投稿です。
前回時点(2018年1月)のFX相場の分析・予想では、豪ドル/円が円安方向に進み、米ドル/円と豪ドル/米ドルはどちらに動くか分からないと予想していました。
1月上旬~2月上旬にかけて米ドル・豪ドル・日本円はどのように推移したのでしょうか?
最新の為替チャートを使って、テクニカル分析に基づき今後のFX相場を予想しましょう。
【前回、1月上旬時点の予想】 →中立 米ドル・円(USD/JPY) ↗上昇 豪ドル・円(AUD/JPY) →中立 豪ドル・米ドル(AUD/USD) |
【過去のFX相場の分析・予想の記事はこちら】 |
分析対象のFX通貨ペア
FXと言っても取引可能な通貨は無数にあるため、この投稿では米ドル・豪ドル・円の3通貨ペアを対象に分析・予想を行ってます。
3通貨ペアとは以下の組み合わせを指します。
- 米ドル/円 USD/JPY
- 豪ドル/円 AUD/JPY
- 豪ドル/米ドル AUD/USD
これら米ドル・豪ドル・円を選んで予想する理由ですが、
- 日本人のFX投資家にとって人気がある
- 取引量が多く流動性が高い
- カントリーリスクが小さい安定した先進国通貨である
- 経済・景気に敏感な通貨であるため、世界の金融情勢を把握できる
といったことがあげられます。
総じて日本で人気があり、安定した通貨ペアということですね。
米ドル・円の分析
まずは米ドル・円(USD/JPY)の分析から始めます。
分析方法は、テクニカルチャートのローソク足とMACDを使用します。
米ドル・円のローソク足チャート
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
今回の分析対象:1月上旬~2月上旬は、ローソク足の一番右の2つが該当します。
1月の米ドル・円は大きく値動きし、108円台前半~113円台中盤という5円程の値幅で上下動する展開となりました。
ここ数か月連続で値幅が小さい相場が続いていたので、先月「そろそろ大きな上昇 or 下落が起きる可能性が高まるため注意が必要」と書いた通り、1月は大きな値動きを示しました。
全般的に円高/ドル安の展開だったわけですが、注目は108円台前半で円高がいったんストップした点です。
「下値目途のサポートラインは108円付近にある」と私が予想した通りの展開となりました。
米ドル・円のMACDチャート
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
次にテクニカルチャート:MACDで分析を行います。
上図がMACDチャートですが、2017年7月~2018年1月にかけてMACDの短期線と長期線が交わって進んでおり、ほぼ水平上から下落に転じているように見えます。
円高・円安どちらにも動く可能性があるものの、下落(円高)の方向感が強いという印象のチャートであるため、私が米ドル/円のポジションを持っていれば手じまいするでしょう。
今後の米ドル・円の予想
前回のFX予想と変わらず、上値目途のレジスタンスラインは115円25銭あたり、下値目途のサポートラインは108円付近にあると見ています。
しかし、米ドル/円相場は中立 → 下落(円高)に進む気配が強まったと見ています。
豪ドル・円の分析
次に豪ドル・円(AUD/JPY)を分析します。
豪ドル・円のローソク足
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
1月は90円台を目前に豪ドル・円の上下動が拮抗した展開でした。
安値:87円台前半~高値:89円台前半と豪ドルにしては値幅も非常に小さい1か月でした。
豪ドル・円のMACD
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
豪ドル・円のMACD分析です。
MACDの短期線(赤色)と長期線(青色)が交わっていて、長期線(青色)が先月と比べると水平になってきました。
そのため豪ドル・円は上昇・下落が読みづらく、私の予想も上昇→中立に変更したいと思います。
しばらく続いた豪ドル高・円安トレンドが終わる可能性があります。
今後の予想
豪ドル・円(AUD/JPY)の上値・下値は前回のFX予想から変更ありません。
上値目途のレジスタンスラインは90円付近、下値目途のサポートラインは80円付近と予想します。
前回の投稿では「今後はレジスタンスラインの90円を目指して動くと予想します」と書きましたが、90円を前にして上昇が継続するかあやしくなってきました。
豪ドル・米ドルの分析
最後に豪ドル・米ドル(AUD/USD)を分析します。
豪ドル・米ドルのローソク足
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
豪ドル・米ドル(AUD/USD)の1月は2017年と2か月連続で大きな豪ドル高の動きを見せ、1月の月初に比べて月末は約320pipsほど豪ドル高に動きました。
豪ドル・米ドルのMACD
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
続いて豪ドル・米ドルのMACD分析です。
上図の下段がMACDチャートですが、2018年1はMACDの短期線(赤色)と長期線(青色)が水平→やや上向きに変わりました。
豪ドル高に進む可能性が高まったことを示唆しています。
今後の予想
豪ドル/米ドルはMACDの短期線と長期線が交わっているものの、水平→上向きに変わってきたことから、豪ドル高へトレンドが変わったと予想します。
FX予想のまとめ
↘やや下落 米ドル・円(USD/JPY) →中立 豪ドル・円(AUD/JPY) ↗やや上昇 豪ドル・米ドル(AUD/USD) ※先月から全ての通貨ペアで予想を変更 ※特に米ドル・円は、私がロングポジションを持っていれば手放すでしょう |
以上、本日はここまで。
それでは!
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