クラウドポート社が運営する貸付投資のFundsにおいて、本日2月15日の18時からファンド第二弾の投資募集が始まります。
ファンド組成企業は東証二部上場のデュアルタップ社、ファンド名は「台東区XEBECファンド#1」です。
今回はFundsの第二弾ファンドを徹底分析したうえで、おすすめ度を語らせていただきます。
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台東区XEBECファンド#1の総合評価
A~Cの三段階評価のうち、流動性・収益性・安全性でオールB()なので、Fundsの中でまあまあ魅力のあるファンドだと思います。
評価のポイントは以下の通りです。
【筆者の独自評価軸の解説】 流動性・・・貸付期間が6カ月以下:A、7カ月~12カ月:B、左記より長い:c 収益性・・・期待利回りが5%以上:A、2%~4.9%:B、2%未満:C 安全性・・・ファンド組成企業のPBR1.5倍以下且つPER15倍以下:A、PBR2倍以下且つPER20倍以下:B、左記以外:C |
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台東区XEBECファンド#1とは?
ここからはファンドの詳細について解説していきます。
ファンド概要
ファンドの募集条件は以下の通りです。
予定利回り:4.5%(ぼちぼち高い!) 募集金額:21,350,000円 運用期間:約12ヶ月(ほどよい長さ) 2019/3/6〜2020/2/29予定 担保・保証:なし 償還方法:満期一括 配当タイミング:毎四半期 最低成立金額:20,350,000円 最低投資金額:1円~(安い!) 募集期間:2019/2/15 18:00 〜 2019/2/27 13:00(本日18時に備えよ!) |
大事なポイントは赤字で記載しましたので参考にしてください。
ファンドの仕組み
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(引用:Funds「台東区XEBECファンド#1」の詳細ページより)
ファンドの仕組み(スキーム)は上図の通りです。
株式会社デュアルタップ、及びその子会社のDualtap Property Managementへ貸付を行い、同社が不動産事業に使います。
投資家はデュアルタップグループによる不動産収益の一部から、期待利回りに基づき計算された分配金を得ることができます。
台東区XEBECファンド#1のメリット
このファンドが持つ特徴から、投資家にとっての主なメリットを説明します。
投資先は歴史ある町「浅草」のマンション
最終資金需要企業のDualtap Property Management社が投資するのは、歴史ある人気の町「浅草」のマンションです。
浅草といえば雷門や花やしきといった観光名所や、風情のある商店街が立ち並ぶなど、見る・住むの両方で非常に魅力的な街です。
Fundsで募集されたお金は、地下鉄・銀座線「浅草駅」から徒歩10分圏内という好立地のマンションに投資される予定です。
ファンド組成企業は東証二部上場!
ファンド組成企業のデュアルタップ社は不動産を主たる業務とする東証二部上場企業です。
会社の概要は以下の通りです。
会社名 | 株式会社デュアルタップ (Dualtap Co.,Ltd.) |
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所在地 | 東京都品川区西品川一丁目1番1号 |
代表取締役社長 | 臼井 貴弘 |
設立 | 2006年8月 |
資本金 | 215,559千円(平成30年6月30日) |
事業内容 | 不動産企画・開発事業 不動産分譲事業 賃貸管理事業 損害保険代理店業務 |
2006年に設立され、約10年後の2016年にJASDAQへ上場を果たしました。
さらにその2年後の2018年には東証二部上場へ鞍替えしました。
着実にステップアップしている会社という印象ですね。
デュアルタップは業績も良い!
ただ単に上場しているだけで儲かってない企業もありますが、デュアルタップ社は業績も良好です。
下図の通り、売上高・営業利益ともに着実に伸ばしていることが伺えます。
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(引用:デュアルタップ社の業績ハイライトより)
XEBECシリーズは軒並み売り切れの人気っぷり
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(引用:デュアルタップ社の物件情報より)
今回、Funds募集資金の投資先:XEBECシリーズ・マンションですが、デュアルタップ社の物件情報を見ると売り切れだらけで、何一つ売り出し中の物件がありませんでした。
「売れ行き好調のXEBEC」×「人気の町浅草」の組み合わせなら、安心な投資先だと私は思いました。
台東区XEBECファンド#1のリスク
ここまでデュアルタップ社やXEBECの良い点、メリットばかり語ってきましたが、投資商品ですので、もちろんリスクもあります。
主なリスクの種類
本ファンドの主なリスクは、以下の3種類があります。
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一つずつ詳細を確認しましょう。
リスク1.不動産事業の投資回収ができなくなった場合
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不動産マーケットの暴落といった理由で投資先不動産から資金を回収できなくなった場合でも、借り手企業は返済を行う義務があります。
つまり最終資金需要者:Dualtap Property Managementさえ倒産せずに無事ならば、投資元本に損失が出ることはありません。
リスク2.Dualtap Property Managementが倒産した場合
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最終資金需要者:Dualtap Property Managementが倒産した場合、元本は欠損します。
また今回は担保や保証がないため、このケースでは大きな損失が出てしまうことが予想されます。
しかしこれが本当に起きうるのか?というと、実際は起きづらい問題だと思います。
なぜならDualtap Property Managementが倒産しそうになった際、おそらく親会社のデュアルタップ社が救済することが予想されるからです。
不動産業界はイメージが大切ですから、デュアルタップ社は子会社の倒産で多くの投資家を敵に回すようなことはしたくないだろうと推測します。
リスク3.デュアルタップ社が倒産した場合
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ファンド組成企業:デュアルタップ社が倒産した場合、元本は欠損します。
しかもリスク2のDualtap Property Managementが倒産するパターンと違って、救済可能な企業も現時点ではありません。
このパターンが最悪のケースであると考えられるので、投資家はデュアルタップ社の業績の動向を常に把握しておく必要がありますね。
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まとめ
最後に今回の記事をまとめます。
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以上、本日はここまで。
それでは!
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