上場企業や厳選審査を通過した企業に融資してコツコツ配当を得る
クラウドポート社がそんな斬新な投資系の金融サービスをリリースしました。
サービス名はFunds(ファンズ)、貸付投資という聞きなれないジャンルという触れ込みです。
クラウドポートは、これまでソーシャルレンディングの中立的なWebメディアとして投資家の参考になる情報発信をしてきた結果、良い評判を聞くことが多い印象でした。
そんな同社がいよいよ金融の本丸である投資サービスを開始となると、個人的には本当にワクワク♪しています。
今回の記事はFundsがどのようなサービスなのか、そしてFundsを始める方法まで徹底解説します!
※2020年1月23日より「株式会社クラウドポート」は「ファンズ株式会社」に社名が変更されたので、「クラウドポート社=ファンズ社」としてお読みください。
貸付投資のFunds(ファンズ)とは?
Fundsは、資産形成したい個人と資金を借りたい企業を結ぶ”貸付ファンド”のオンラインマーケットです。
個人は貸付ファンドを通じて企業の”貸付け”に対して投資し、その利息をもとに分配金を得ることができます。
Fundsの仕組み
(引用:Fundsのホームページ ※1)
上図はFundsの仕組みを図解したものです。
貸付の流れ
わたしたち投資家は、Fundsが提供するファンド組成企業を経由して借り手起業のアイフル社やLENDY社に貸付を行います。
そして借り手企業は末端の資金需要者に貸付を行います。
回収の流れ
回収は上記の貸付を逆流させるようなもので、最終の資金需要者→借り手企業→ファンド組成企業を経由して投資家のもとへ元本や金利分の支払いが行われます。
Fundsが行うのはあくまでファンドの募集に関わる役割と、投資家⇔借り手企業をつなぐ部分となります。
Fundsの運営企業と資金を使う企業が必ず異なる仕組みです。
「みんなのクレジット」や「グリーンインフラレンディング」のようなクラウドファンディング事業者が資金を使い込んでしまう詐欺が起こる可能性は低いと考えられます。
関連記事)グリーンインフラレンディング|自転車操業の噂を客観的に分析 |
どんなファンドが提供されるの?
Fundsでは、様々な企業の貸付ファンドが提供される予定で、しかもその質が良いのが特徴です。
代表的な例をあげると・・・
東証二部上場企業のデュアルタップ社は、マンションブランド「XEBEC」シリーズを手がける国内の不動産デベロッパーです。
次に東証一部上場のアイフルは、1967年創業の老舗で、国内最大手ノンバンクです。
LENDYはオンライン融資サービスを提供しており、三菱UFJフィナンシャルのアクセラレータプログラムで優勝した期待のベンチャー企業です。
さすがにこれほどの有名企業が組成するファンドであれば、投資詐欺や自転車操業といったトラブルを心配する必要はないでしょう。
またクラウドポート社の藤田社長曰く、これからもっと驚くようなパートナーとの提携も計画されているようです。
=> 貸付投資:Funds(ファンズ)のを始めたい人はこちら
利回りや投資期間は?
利回りは1%台~6%とファンドのリスクによってリターンが上下する仕組みとなっています。
また運用期間は最短4か月からを予定しているようで、過去のファンドを見ると長くても2年以内では満期が設定されてきました。
銀行の定期預金の利回り0.1%にも満たない超低金利の日本において、最高6%という利回りは破格の高さです。
ただし金利が高いということは相応のリスクを投資家が負う必要がありますので、金利が高いファンドを選ぶ場合は内容を吟味することをおススメします。
一方で投資期間については最短4か月からということなので、短期貸付ァンドを選べば流動性リスクを低減することができる点に好印象を持ちました。
=> 貸付投資:Funds(ファンズ)のを始めたい人はこちら
【2019年7月時点で配当や償還実績も出てきました♪】
Funds投資に向いている人とは?
Fundsの特徴を踏まえると、以下のような人に向いた金融商品だと思います。
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面倒な手間や分析がいらず、ほったらかしながらボチボチ稼ぐのにちょうど良い投資商品です。
元本割れすることはあるか?
「利回りが予定されている」とは書きましたが、もちろんリスクのある投資商品なので、場合によっては元本割れすることもあります。
Fundsの仕組みにおける登場人物ごとにデフォルト時のケーススタディをしてみましょう。
【Funds内の登場人物】
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1.ファンド組成企業や2.借り手企業が破産した場合は元本割れする可能性があります。
一方で3.最終資金需要者が破産した場合、借り手企業がファンド組成企業に返済する力があれば、元本割れすることはありません。
上記を整理すると下図の通りですのでご参照ください。
(引用:FundsのHP ※1)
【Fundsのリスク詳細の参考記事】 |
Fundsのメリット
Fundsには他の投資商品に無いメリットが多数あるようです。
メリット1 利回りと運用期間の予定が分かる
Fundsの各ファンドには予定利回りと運用期間の予定が明記されています。
投資家は保有中ファンドの時期別の利益を把握することが可能です。
時期別の利益が分かるということは、中・長期の投資計画を立てやすくなります。
メリット2 運用中に手間がかからない
貸付投資は、いったん投資をしてしまえばあとは満期を待つだけです。
運用途中に価値の上下動に一喜一憂したり、損切りや利益確定を考える必要が無く、手間がかかりません。
メリット3 希少価値の高いミドルリスク・ミドルリターン
日本人投資家の主要な投資と言えば預金、国債、株、投資信託といったところでしょう。
これらはローリスク・ローリターンかハイリスク・ハイリターンの投資に分類されます。
Fundsが提供する貸付ファンドはちょうどその間のミドルリスク・ミドルリターンです。
ミドル・ミドルタイプの投資商品はあまり見当たらず、バランスの良いポートフォリオを組むうえで重宝しそうです。
メリット4 投資家の払う手数料は0円、無料
投資家がFundsを利用するうえで、少なくとも口座開設・維持、ファンド申込み等の業務が生じます。
このような様々なタスクをお願いしていながら、ほぼ全てのことが0円で無料と良心的対応です。
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ただし例外が1つあって、Fundsに開設した口座にデポジットを振込む手数料は投資家負担となるようなので注意が必要です。
メリット5 1円単位で少額投資が可能
近年、投資の少額化が進んではいるものの、1円から投資可能なんて投資商品は珍しいのではないでしょうか。
少なくともFundsと似たビジネスモデルのソーシャルレンディングでは、せいぜい最低投資額が10,000円です。
1円からなんて聞いたことがありません。
少額から投資可能となれば投資家は機会損失を減らすことができますし、貯えの少ない若者達も気軽に参加できるなど多くのメリットが考えられます。
=> 貸付投資:Funds(ファンズ)のを始めたい人はこちら
運営会社:クラウドポートとは?
Fundsの運営企業であるクラウドポートがどんな会社か解説します。
クラウドポートの概要
クラウドポートは2016年に設立されたばかりのベンチャー企業で、世にも珍しいソーシャルレンディング特化のWebメディアを提供してきました。
中立的な立場からソーシャルレンディング事業者の比較や、関連記事を発信しています。
詳細は以下の記事をご参照ください。
関連記事)第二種金融商品取引業を取得したクラウドポートとは? |
社長の藤田氏はクラウドバンクの創業メンバー!
社長の藤田氏は、ソーシャルレンディング業界の老舗で大きなシェアをほこるクラウドバンクを立ち上げた経験があります。
Fundsの貸付投資の仕組みはソーシャルレンディングと非常に似ているため、藤田社長のクラウドバンク時代のノウハウがきっと活きることでしょう。
【クラウドバンクの評判や運用実績の記事はこちら】
ガバナンスに対する意識も高い
Fundsを運営するクラウドポートは、社外の有識者に構成され、経営上の助言を受けるアドバイザリーボードを新設しました。
アドバイザリーボードには法律や会計等の各分野のエキスパートが参画しています。
蒼々たるメンバーから厳しいチェックを受けるのでしょうから、Fundsはガバナンスの効いた運営がされることを期待しています。
関連記事)クラウドポート|アドバイザリーボード新設!いよいよ新サービススタートか? |
伊藤忠商事の戦略的パートナーシップを締結
2019年8月、クラウドポート社は伊藤忠商事と戦略的パートナーシップを締結しました。
伊藤忠グループと言えば、御三家とも言われる超大手企業グループです。
今回のパートナーシップを通じて、Fundsに参画する企業の拡充と顧客基盤の拡大に向けた取り組みを共同で推進する見込みです。
今後はどんどん新しいファンドが登場するかもしれませんね♪
また同じタイミングで伊藤忠商事を含む複数社から7億円の資金調達
【2019年8月の調達企業一覧】
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すごいベンチャー100に選出!(雑誌:東洋経済)
人気の経済誌:東洋経済の8月24日号の特集「すごいベンチャー100」にて、クラウドポート社のFundsが選出されました。
2019年1月のサービス開始から半年で1万人の会員を獲得したことや、募集金額1億円超、利回り3%のファンドが1分以内に完売するなどの人気ぶりが評価されたものと思われます
Fundsの始め方
株式投資や投資信託と同様に、Fundsで投資する前に専用の口座を開設する必要があります。
口座開設や投資実行はいつから可能?
口座開設については、1月8日からスタートとなりました。
Fundsのホームページから口座開設の手続きを進めることができます。
一方でファンドの応募開始は1月23日スタートを予定しているようです。
私の13年間の投資経験によると、初期案件ほど条件の良いファンドが並ぶ傾向にあるので、乗り遅れないように私はさっそく口座開設を行いました♪
口座開設方法
Fundsの口座開設はいたって簡単で、下図の通り4つのステップで行われます。
4つのステップそれぞれで行うことを確認してみましょう。
まずはFundsのオフィシャルHPから口座開設の手続きを始めます。
口座開設の申し込み
口座開設にあたり、必要事項(名前、住所、口座情報)をWebフォーム内に入力して送信します。
入力項目は簡単なものばかりなので、あっという間に完了するでしょう。
マイナンバーのアップロード
フォン度組成企業は、法令により税務署に対しマイナンバー付きの支払調書の提出が義務付けられています。
手元にマイナンバー確認書類を準備のうえ、Fundsの案内に従ってアップロードの手続きを行いましょう。
口座開設や本人確認書類の提出について、もっと詳しく知りたい人は↓こちらの記事をご参照ください。
関連記事)Funds|口座開設方法を【超】詳細まで解説します |
ウェルカムレター受け取り
口座開設の申込を行って数日経過すると、本人の住所確認のため写真のような簡易書留が送られてきます。
この本人確認用の郵送物は俗にウェルカムレターと呼ばれています。
ウェルカムレターを受取らないとサービスの利用を始めることができないため、確実に受け取りましょう。
最後に開設したFundsの口座にお金を振込みしましょう。
デポジット口座へ入金
Fundsのマイページの「デポジット口座」メニューから入金を行うことができます。
上図の「振込先を確認する」をクリックすると、以下のような振込先の情報が表示されます。
インターネット銀行やATMなど、別途振込み手続きを行いましょう。
なおこの画面から分かるのが、Fundsの顧客口座はみずほ銀行を使っているので、自分の銀行口座をみずほ銀行にしておけば、振込み手数料もおさえることができますね。
ここまで進めば投資準備は完了!
1月23日の第一号ファンドの申込が開始されるのを楽しみに待ちましょう。
投資初心者向けセミナーも開催中
「はじめてFundsセミナー」と題して初心者向けのセミナーが東京で開催されているもようです。
最低でも1か月に1回は開催予定のようなので、興味がある人は足を運んでみてはいかがでしょうか。
セミナーは事前申し込み制度で、オフィシャルHPから申込み手続きを行うことが可能です。
今回はクラウドポート社のFundsをご紹介しました。
私も実際にFundsで投資してみるつもりですので、投資実績など積みあがってきたら当ブログで定期的に実績報告します!
以上、本日はここまで。
それでは!
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Fundsの関連記事
引用・出展
※1 Fundsのホームページ
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