FUNDINNO|これまずくない?初の倒産案件に悪い評判が立っている件

クラウドファンディング

株式投資型クラウドファンディングのFUNDINNOが未公開株を扱った企業で、残念ながら第一号の倒産が起きてしまいました。

 

倒産の理由は何だったのか?

 

投資家に及ぼす被害はいかほどなのか?

 

調べているうちに、普通の倒産以上に悪い評判が起きていることが判明しました。

 

その悪評について詳細を共有します。

 

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FUNDINNOとは?

FUNDINNOは、日本初の株式投資型クラウドファンディングで、2017年からサービスがスタートしました。

 

株式投資型クラウドファンディングとは?

株式投資型クラウドファンディングとは、投資家がFUNDINNOを通じて非上場のベンチャー・中小企業の情報を収集し、気に入った企業の株に投資できるサービスです。

(引用:FundinnoオフィシャルHP)

 

非上場(未公開)株式への投資といえば、以前は投資詐欺の温床となっていました。

 

個人が未公開株を購入するための法整備がなされ、FUNDINNOを使えば国のルールにのっとって購入できます。

 

【FUNDINNOについて詳しく知りたい人はこちら】

FUNDINNO|日本初の株式投資型のクラウドファンディング!

 

FUNDINNOで初!投資先企業が倒産しちゃった!

FUNDINNO(ファンディーノ)で募集された投資先企業が倒産して、投資家のお金に損失が出ることがほぼ確定しました。

 

倒産したのは株式会社ブレスサービスで、2017年11月にFUNDINNO経由で個人投資家から資金を調達しました。

 

未公開株への投資だからリスクが高いのは仕方ないのですが、その中身が投資家の怒りを買うような内容が含まれていました。

 

ブレスサービスとは?

ブレスサービス社は、企業のスマホアプリのプッシュ通知機能パフォーマンスを最大化する「CORE INTELLIGENCE」というサービスを提供していました。

 

具体的には、CORE INTELLIGENCEを使うことで自社と他社のプッシュ通知の効果を比較分析できるようになり、アプリ利用者のアクティブ率(利用率)を向上させることを狙いとしたサービスでした。

 

CORE INTELLIGENCEの根幹技術を利用する企業が既に600社もあると、豊富な実績もアピール材料となり、目標金額1,800万円をあっという間に上回り、倍の約3,500万円の資金が集まりました。

 

ちなみにブレスサービス社の代表は井本 英志氏でした。

 

大学時代からWebシステムの仕事を受注するほどにコンピュータ関連に興味が強く、大学卒業後もITコンサルティング会社:フィーチャーシステムコンサルティングで経験を積まれたそうです。

 

その後ブレスサービス社を起業し、スマートフォンを中心とする受託開発とコンサルティングを行いながら新規事業を開発したそうです。

 

いきなり倒産の連絡

2017年11月から約1年後の2018年12月にブレスサービス社が倒産手続きに入ったとする連絡がFUNDINNOから投資家に届きました。

 

投資家の皆様には、平素より株式会社日本クラウドキャピタル(FUNDINNO)をご利用いただき心よりお礼申し上げます。

さて、2018年12月27日(木)に弊社よりご通知いたしましたブレスサービス社の件について本日東京地方裁判所に対して当該会社及びその代表取締役井本英志氏につき破産手続き開始の申し立てを行い、破産手続き開始の決定を受けた旨の連絡がありました。

 

投資からわずか1年で倒産なんて、FUNDINNOの審査が十分に行われていたのか?疑問がわいてきます。

 

ブレスサービス社のホームページにアクセスしたところ、下図の通りレンタルサーバー屋さんの画面が移ってしまいました。

 

 

HPは消滅してしまったようです。

 

なぜブレスサービス社は倒産した?

倒産理由は単純で、資金が底をついたからです。

 

2018年8月末発表のブレスサービス社の決算公告によると、同社の株主資本(資本金+資本剰余金、準備金)が約6287万円に対して、純損失が4496万円もありました。

 

これだけの損失が出ていると、資金もかなりの勢いでなくなっていたことが容易に想像できます。

 

投資家のお金はどうなる?

FUNDINNO経由でブレスサービス社へ投資していた人のお金はどうなるのでしょうか?

 

おそらく全額損失を覚悟した方がよいでしょう。

 

12.5万円/25万円/50万円の3コースで投資資金は募集されていたため、最低でも12.5万円は損失が出る可能性があります。

 

未公開株は株式に投資することなので、返済責任を問わないことを意味します。

 

IPOやM&Aのハイリターンを期待できるのは、それだけのハイリスクを許容している事実を改めて肝に銘じる必要がありますね。

 

FUNDINNOの許しがたい失態

ブレスサービス社の倒産に伴う損失は全て投資家に帰属するわけですが、募集したFUNDINNOにも責任を十分に感じて欲しいと思います。

 

まず2017年11月からわずか1年で倒産した点ですが、資金繰りも含めてちゃんと審査されていたのか?疑問を持ちます。

 

さらには2018年8月にもブレスサービス社の2回目の募集も行われました。

 

この際は投資家資金が集まらず、案件不成立となったのが幸いしました。

 

あと4ヶ月しか生き延びれない会社の株式を個人投資家におすすめしてしまったFUNDINNOの罪は重いと思います。

 

もちろんここでファンドが成立すれば資金調達できたわけですが、ここまで早く資金を失ってしまう会社に未来はあったか、甚だ疑問です。

 

社長の井本 英志氏に黒い噂

ここまででブレスサービス社の悪口はおなか一杯だと思いますが、悪い噂・評判はまだまだあります。

 

社長の井本 英志氏は2017年9月に新会社DEARを設立しています。

 

FUNDINNOで一回目の資金調達した時期と重なるため、どうしてもネガティブな目で見てしまいます。

 

まさか資金流用してないですよね?

 

FUNDINNOからは倒産までの経緯、もし落ち度があるならば再発防止策について投資家にしっかり説明して欲しいと切に願います。

 


以上、本日はここまで。

それでは!

 

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