ここ1年くらい毎週のようにApple社からメールが届きます。
タイトルを見ると「支払いの問題でApple IDがロックされました。【警告】」とか、「【警報】 あなたのAppleIDはリセットされ、一時的にロックされています。」といった具合です。
初めて見た時は危険なことが起きてるのでは?と心配したものですが、これらのメールは全てニセのApple社から届いたもので、金銭を奪うことなどの詐欺行為を目的とした迷惑メールです。
今回はニセのAppleメールを共通しつつ、偽物と本物のApple社の見分け方を説明します。
偽物と本物のAppleの見分け方
実際のメールを見ながら、偽物と本物の見分け方をレクチャーします。
偽物のAppleメール
【タイトル】
支払いの問題でApple IDがロックされました。【警告】
【本文】
この手紙は信頼できる送信者から送信されたものです。
このメールアドレスはAppleアカウントとして登録されています。
AppleID(xxxx@yahoo.co.jp)のために必要なアクション。
私たちは、App Storeでお支払いの同期が失敗していることがわかりました。
サービスへのアクセスを失うことを避けるために必要な支払い方法を更新します。
このような理由から、あなたのアカウントがフォローアップまで、一時的にロックされます。
最終同期ステータス :2日前。
よくお問い合わせいただく質問 (FAQ) とその回答については、Appleサポート にアクセスしてください。
<<「支払い同期」というボタンがあってクリックできる>>
本物のAppleメール
以下が本物のAppleメールで、「食べログ」の有料サービス利用料に関するお知らせです。
文章が英語なのは、私のiPhoneの設定が英語になっているからかもしれません。(詳細不明)
【タイトル】
Your receipt from Apple.
【本文】
Apple Receipt
APPLE ID xxxx@yahoo.co.jp
BILLED TO Softbank …. 40xx
“名前”
“住所”
JPN DATE Aug 29, 2019
ORDER ID MMVYYxxxxx
DOCUMENT NO.1482869xxxxx
プレミアムサービス (Automatic Renewal) (Monthly)
Renews Sep 29, 2019
Report a Problem ¥400
TOTAL ¥400
Privacy: We use a Subscriber ID to provide reports to developers.
Get help with subscriptions and purchases.
Visit Apple Support. Learn how to manage your password preferences for iTunes, Apple Books, and App Store purchases.
偽物と本物の見分け方
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おおよそ上記の2点をチェックして「以外」になっていれば偽物です。
Apple社が送ってきているメールなのに、送信元のメールアドレスがApple以外のドメインなのはおかしいですよね?
Apple社が送ってきているメールなのに、Apple以外のドメインのWebサイトにジャンプするリンクが貼られているなんておかしいですよね?
繰り返しになりますが、メールアドレスとリンク先のURLのドメイン名がApple社のものになっているか否か、しっかりチェックしましょう!
ニセAppleのケーススタディ
ニセAppleメールですが、実はたくさんパターンがあります。
私が受領したパターンをいくつか共有しますので、みなさん引っかからないように注意してくださいね!
偽物のApple社のメール ケース1
【送信元】
Apple <noreply@youtube.com>
【内容】
ケースID : CID5242-524246xxxx
お使いのApple ID (xxxx@yahoo.co.jp) セキュリティ上の理由でロックされています。
誰かが別のIPアドレスからあなたのアカウントにサインインしようとしています。 あなたの身元今日たり、アカウントが原因アップルコミュニティのセキュリティと整合性のために我々が持っている懸念に無効化されます確認してください。
<<あなたの身元を確認する>>のボタン
あなたはこのメールを受け取りました。
あなただけが知っている機器へのログインを許可するようにあなたに求めます。確認するまでApple IDを使用することはできません。
偽物のApple社のメール ケース2
【送信元】
otodoke-j@jalan.net
【タイトル】
支払いの問題でApple IDがロックされました。【警告】
【内容】
お客様各位 xxxx@yahoo.co.jp
対処が必要です。
お支払い方法の問題
私たちは、App Storeでお支払いの同期が失敗していることがわかりました。
サービスへのアクセスを失うことを避けるために必要な支払い方法を更新します。
このような理由から、あなたのアカウントがフォローアップまで、一時的にロックされます。
よくお問い合わせいただく質問 (FAQ) とその回答については、Appleサポート にアクセスしてください。
<<支払いを更新>>ボタン
Regard, Peter C. Verindraz , Apple Support
偽物のApple社のメール ケース3
【送信元】
noreply@youtube.com
【タイトル】
【警報】 あなたのAppleIDはリセットされ、一時的にロックされています。
【内容】
ケースID : CID4448-4448xxxxxx
このメッセージは、お使いのApple IDことを通知することです (xxxxx@yahoo.co.jp) セキュリティ上の理由でロックされています。
誰かが別のIPアドレスからあなたのAppleアカウントにサインインしようとしています。
あなたの身元今日たり、アカウントが原因アップルコミュニティのセキュリティと整合性のために我々が持っている懸念に無効化されます確認してください。
あなたの身元を確認するなぜあなたはこのメールを受け取りました。
Appleは、あなただけが知っている機器へのログインを許可するようにあなたに求めます。
確認するまで、Apple IDを使用することはできません。
Appleサポート
偽物のApple社のメール ケース4
【送信元】
info@twitter.com
【タイトル】
アカウントが停止されました。[リファラー : Jnzni0P]
【内容】
親愛な xxxx@yahoo.co.jp
あなたのアカウントに関する以下の情報xxxx@yahoo.co.jp かわった。
あなたのカードの問題により、私たちはあなたのアカウントに請求することができませんでした。
あなたのApple IDはあなたのセキュリティを保護するために自動的にロックされ、あなたはいかなるAppleサービスにもサインインすることはできません。
24時間以内に請求情報を更新しないと、アカウントはロックされます。
<<ここでアカウントを確認してください>>ボタン
敬具,Apple Support
偽物のApple社のメール ケース5
【送信元】
appleid-0Q91@tanfrog8.sakura.ne.jp
【タイトル】
ApplelD 請求先住所が必要です [##0Q91Kxxx##]
【内容】
iPhone X
IP: 185.60.xxx.xxx
ロケーション: 日本
オペレーティング・システム: iOS 12
Browser: Safari
Apple IDに次の変更が加えられました.
新しい請求先住所 :
●●町2丁目x番地
下関市
山口県
新しい請求先住所の詳細は有効な住所ではないようです。
顧客はアカウントを確認する必要があります。
セキュリティシステムは、アカウントを保護するために一時的に顧客のApple IDをロックしました。
Apple ID のロックを解除するには、以前必要だった情報を提供してセキュリティ設定を更新してアカウントを確認する必要があります。
手続きを完了するには、下のリンクをクリックしてください。
今すぐアカウントのロックを解除 >
Apple サポート
以上、本日はここまで。
今回は詐欺を目的としたニセAppleのメールの見分け方と、メールのケーススタディについて書きました。
それでは!
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