クラウドリアルティ|鬼頭社長は大丈夫?経歴やインタビューから徹底分析!

クラウドファンディング

前回の投稿で、不動産投資型クラウドファンディングのクラウドリアルティの評判・口コミを交えながら、サービスの概要を説明しました。

高い利回りで特徴あるファンドを組成しているため、私の投資意欲も高まってきてます。

しかし2014年設立の若い会社なので、大丈夫?と一抹の不安もあります。

そこで今回は鬼頭社長の経歴やインタビュー記事を分析し、本当にお金を預けて良いのか判断したいと思います。

 

【クラウドリアルティの評判・口コミやサービス概要の記事はこちら】

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代表取締役社長の鬼頭 武嗣氏とは?

まず鬼頭社長の経歴から分析してみましょう。

 

鬼頭社長の略歴

2005年3月東京大学工学部建築学科卒業
2007年3月東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修了
建築構造設計の研究を行う傍ら、Grove International Partners及び傘下のファンドにてオフィス・商業施設・ホテル・スキー場等の様々な不動産のアクイジション及びアセット・マネジメントに携わる
2007年4月Boston Consulting Group入社
住宅メーカーの本社部門組織・事業再編及び営業力強化、部品メーカーのサプライチェーンマネージメント、食品メーカの本社組織設計、制御機器メーカーの事業ポートフォリオ監査、情報通信企業の新規事業立案などに携わる
2010年6月メリルリンチ日本証券株式会社入社
投資銀行部門にて不動産業を中心とした事業会社及びJ-REITのIPO・公募増資の主幹事業務、不動産の開発証券化に関するアドバイザリー業務など多数の案件を執行
2014年12月株式会社クラウドリアルティ設立 代表取締役就任

鬼頭社長の略歴は上表の通りです。

横文字も多いし、凄いのか普通なのかよくわからない人も多いですよね?

1つずつ順を追って見てみましょう。

 

東京大学・大学院

解説不要でしょうが、日本最高峰の大学である東京大学、ならびに東京大学院を卒業しています。

大学・大学院ともに建築を専攻しているので、ここでの経験が不動産投資型クラウドファンディングのクラウドリアルティにつながっていることに間違いないでしょう。

鬼頭社長のインタビューで、ご本人も学生時代の経験が今のビジネスにつながっていることに言及されています。

大学、大学院でもずっと建築をやっていたので…建築家か構造家になろうと思ってArupというイギリス系の設計事務所で数年バイトもしていたんです。

当時…2001年頃にちょうどJ-REITがはじまってという時代背景の中で、不動産の証券化や不動産ファイナンスの世界が建築の世界にも浸食してきていたのを見て興味を持ったんです。

大学院に入ってからは幸運にも外資系の投資銀行や不動産ファンドで、インターンとして長期間実務経験を積ませてもらう機会を得たんです。

その中で金融の仕事の方が自分には合っていそうだと思い、金融の世界から日本の建築業界に資する事をしたいと思ったんです。

(引用:ソーシャルレンディング@比較 https://goo.gl/UwsJL1

 

インターン:Grove International Partners(グローブ)

学生時代に不動産ファンドのファンド:Grove International Partners(以下、グローブという)でオフィス・商業施設・ホテル等の不動産アクイジション及びアセット・マネジメントに携わっていたそうです。

他メディアのインタビュー記事ではさらっと流されてますが、グローブって会社すごいんです!

実は、グローブはジョージ・ソロス氏が率いる不動産ファンド会社でした。

ジョージ・ソロスと言えば、イングランド銀行の破綻やアジア通貨危機を引き起こした事で知られる機関投資家であり、現代の3大投資家の一人と言われています。

投資の世界では生ける伝説です。

そんなジョージ・ソロス系のファンド運営企業で学生時代に働いたなんて、濃い経験をされたんだろうと容易に想像できます。

 

Boston Consulting Group(ボストンコンサルティング)

鬼頭社長の1社目は、多くの人がご存知の戦略系コンサルティング会社:ボストンコンサルティングでした。

マッキンゼー&カンパニーとボストンコンサルティンググループは世界の2大ファームと呼ばれるくらいなので、コンサル業界のトップオブトップの会社です。

そんなボストンコンサルティングで、様々なメーカーの組織・事業戦略、サプライチェーンマネージメント(SCM)、事業ポートフォリオ監査、新規事業立案などに携わったそうです。

ボストンコンサルティングに在籍していたのは3年半のようなので、わずか3年半で上記の多様なプロジェクトに携わったなんて聞くと、生産性が高い or ブラック?って想像してしまいます。

きっと世界最高峰で最高の経験をされたのでしょう。

 

メリルリンチ日本証券

2社目はメリルリンチ日本証券です。

メリルリンチは元米国三大投資銀行の一つで、国際的に幅広く展開をしていた金融機関であり、その日本法人にあたります。

リーマンショックの影響で現在ではバンク・オブ・アメリカに救済買収され、一部の部門のみメリルリンチとして運営されています。

鬼頭社長はメリルリンチ日本証券の投資銀行部と不動産投資銀行部に在籍したことがあったようです。

その中でも不動産投資銀行部では現物不動産のオークションや証券化、投資銀行部ではJ-REITのファイナンスやM&Aを担当されたようです。

鬼頭社長いわく、クラウドリアルティはソーシャルレンディングよりREITに近い投資商品であると言及されています。

メリルリンチ証券の業務経験がクラウドリアルティに活かされているのでしょう。

元々前職でもJ-REITの資本市場での資金調達に携わっていたこともあって、基本的に弊社のモデルはこれに近いんです。

ですから投資家は企業などに貸付を行っているのではなく、あくまで不動産に関するビジネスそのものに対して出資を行っていただきます。

なので自分達でもこのビジネスモデルはソーシャルレンディングと呼んでいないんです。

(引用:ソーシャルレンディング@比較 https://goo.gl/UwsJL1)

 

なぜクラウドファンディングで起業したのか?

ここまで解説したように鬼頭社長はピカピカのキャリアを経て、リスクが高いと言われる起業に至るわけです。

なぜ鬼頭社長はクラウドファンディングで起業したのか?

それは不動産と金融の両方の経験を通じて、日本の不動産のエクイティファイナンスのインフラ不足を感じたことがきっかけのようです。

素晴らしい不動産・事業なのにお金が行き届いてない部分を補完したいと考えた結果、クラウドファンディングに行き着いたわけです。

J-REITだけでは、日本の不動産のエクイティファイナンスに関するインフラは足りておらず、実際にGDP対比で見ても先進諸国と比べて不動産の証券化市場の形成は遅れています。

それを補完できるような仕組みをクラウドファンディングベースで創りたいと思ったのがクラウドリアルティ創業のきっかけです。

(引用:クラウドポート https://www.crowdport.jp/news/1367/)

日本社会が抱える構造的課題を解決しようとする熱意が伝わってきますね。

 

鬼頭社長以外のメンバーは?

鬼頭社長以外のメンバーの経歴も実はすごいんです。

 

取締役 COO 苅谷 治輝

京都大学工学部物理工学科卒業、京都大学院工学研究科航空宇宙工学専攻修了後、アーサー・D・リトル ジャパンにて製造業を中心としたコンサルティング業務に従事しました。

その後、複数のベンチャー企業の設立、経営に携わった後に取締役COOとしてクラウドリアルティに参画しました。

 

取締役 CFO 不動産投資銀行部長 塗矢 眞介

慶應義塾大学商学部卒業、コロンビア大学大学院修了後にメリルリンチ日本証券株式会社の投資銀行部門にて事業会社の資金調達及びM&Aに関するアドバイザリー業務に従事しました。

その後、世界最大の不動産ファンド、ブラックストーン・グループの日本法人にて国内の不動産投資・運用業務に従事し、多数の案件を執行後に、取締役CFO及び不動産投資銀行部門長としてクラウドリアルティに参画しました。

 

取締役 山田 恭平

東京大学農学部応用生命工学専攻卒業、東京大学大学院工学研究科技術経営戦略学専攻修了後、ボストン・コンサルティング・グループにて金融セクター(主に証券)、並びにパブリックセクターに対するコンサルティング業務に従事しました。

過去のコンサルティングプロジェクトでは、新規事業やマーケティング関連のプロジェクト、またフロント(ホールセール・リテール)~ミドル~バックなど、金融機関の全ての組織に渡って生産性向上の検討・推進、全社における組織・人事制度の設計、オペレーション/コンプライアンス等の業務改善、人材育設・開発等のプロジェクトに従事。その後、取締役としてクラウドリアルティに参画しました。

 

CTO 川﨑 康弘

東京大学工学部システム創成学科シミュレーションコースを中退後、株式会社エリジオンにて製造系3次元CAD用のデータ変換業務に携わり、形状処理の新規技術開発に従事しました。

その後、創業直後の株式会社アイリッジにCTOとして参画し、Pythonを用いたWebサービスや組織の基盤を構築し上場準備期間を迎えるに至りました。

以降、株式会社リーディングマーク、株式会社マイクロベースにおいてもCTOを務め、各種Webサービスをゼロから構築しました。

 

法務・コンプライアンス部長 田中 義紀

東京工業大学経営工学科を卒業後、千代田化工建設にてナイジェリアやイラクの石油プラント建設プロジェクトに携わった後、バンカース・トラスト銀行、クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券、クレディスイス・ファイナンシャル・プロダクツ銀行にて、デリバティブの商品開発及びマーケティング業務に従事しました。

その後、国立研究開発法人にてベンチャー企業の支援や、ファンド運用会社にて法務・コンプライアンス業務に携わった後に、法務・コンプラインス担当としてクラウドリアルティに参画しました。

 

こういったハイキャリアを歩んできた人たちが、不動産投資クラウドファンディングという新たな分野でリスクを取って挑戦しているわけですね。

 

ぶっちゃけ、給料下がりますよね?

先日、取締役:山田 恭平さんと話をさせていただく機会があり、クラウドリアルティのことを根掘り葉掘り聞かせていただき、今回、前回の記事に至ってます。

その際に失礼ながらも、「ハイキャリアを歩んできた皆さんにとって、ぶっちゃけかなり給料下がりますよね?」と質問しました。

苦笑いしながら静かにうなずき、「それでも魅力ある不動産や事業にお金を供給したい」という熱い思いを聞かせていただきました。

お金よりも社会的な課題解決、やりがいを取ったということで頭が下がります。

個人的にも本当に応援してます!

 


以上、本日はここまで。

それでは!

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