7月16日から新たなソーシャルレンディング:COOLがサービスを開始しました。
「また似たようなサービスが誕生したな~」と、ちょっとうんざりする人も多いかもしれませんが、COOLは競合他社と違う明確なコンセプトを打ち出しており、一見、なかなか面白いサービスにも見えます。
そこで今回は10社以上のソーシャルレンディング投資を行う筆者が、COOLのメリット、デメリットを整理します。
投資を検討している人の参考になれば幸いです♪
COOLとは
COOL(クール)とは2019年7月に開始したばかりの金融サービスで、「ソーシャルレンディング」に分類されます。
ソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディングとは、お金を必要とする融資先(企業や個人)と、お金を増やしたい個人投資家をつなげるプラットフォームです。
COOLは、上図の緑色の箱「ソーシャルレンディング事業者」に該当します
融資といえばこれまで銀行を中心とした金融企業が行うものと決まってましたが、ソーシャルレンディングの登場で企業は金融機関より気軽に使えて、個人投資家はお金を貸し付けるチャンスを得るようになりました。
差別化要因はアジアビジネスの投資案件に特化する点
ソーシャルレンディングは既に20社以上がサービス提供者がいて業界は飽和状態に近づいており、新規参入は厳しい状況です。
しかしCOOLは「アジアビジネスの投資案件に特化」を打ち出すことで、他社との差別化を図っています。
アジアの外国企業に投資するということ?
「アジアビジネスの投資案件に特化」といっても、直接的に外国企業へ融資するというわけではなく、輸出入等でアジアビジネスを持つ日本企業に融資することになりそうです。
つまり投資は日本円で行われるため、今のところ為替リスクを計算する必要はなさそうです。
COOLに投資するメリット
投資家がCOOLに投資するメリットを整理してみました。
メリット1 予定利回りは4%以上と高金利
COOLの利回りは4%以上が予定されています。
銀行預金が0.01%という世の中ですので、その400倍以上の利回りが期待できます。
メリット2 成長著しいアジアのファンドに強い!
COOLは経済成長の著しいアジア圏に特化しており、アジア向けビジネスを行う日本国内企業が主な投資対象です。
成長するマーケットで営業を行う企業であれば業績も安定しやすいので、投資先企業のデフォルト確率が低くなるかもしれません。
メリット3 COOLの社員は金融や法律のプロ!
COOLには各領域の専門家が在席しているようです。
例えば、代表取締役の「河原 克樹」さんはクラウドバンクの取締役を務めた経歴があります。
クラウドバンクといえばソーシャルレンディングの老舗であり、現在も業界シェアのトップ3に入る強者で、これまでの応募総額は約600億円にものぼります。(2019年7月26日時点)
【クラウドバンクの評判や運用実績はこちら】
ソーシャルレンディングの業界発足に携わってきた金融や法律の専門家が運営に参画している点はCOOLの強みです。
COOLのデメリット
投資家にとってメリットがある一方で、COOLのデメリットもあります。
デメリット1 カントリーリスクの影響を間接的に受ける
投資先企業がアジアビジネスを中心とする国内企業ということであれば、間接的にカントリーリスクを負うことになります。
中国ビジネスであれば、中国の景気後退、日中関係の悪化などでCOOLが融資した企業にも悪影響が出るかもしれません。
また東南アジアは高い成長を続ける一方で、世界的な景気後退に入った時のマイナスへの振れ幅も大きい傾向にあります。
デメリット2 まだ運用実績が1件も無い
ようやく最初のファンドが募集されたばかりで、1件も満期を迎えるどころか、分配が出たこともありません。
第一号ファンドを見ると運用期間は3ヶ月と大変短いので、少し待てば分配や元本返済の実績は出ます。
慎重に進めたい人は、数件の満期償還を待って投資を始めても良いかもしれません。
COOLの口座開設や維持費は無料なので、興味があればとりあえず口座だけ開いておくのも良いかと思います。
デメリット3 最低投資金額が1万円と業界最安値ではない
COOLは最低投資金額が1万円に設定されており、運営会社側からすると少額で始められるメリットと考えているようです。
しかしソーシャルレンディング業界はFundsが既に1円から投資できるようになっているため、残念ながら業界の最先端には及ばない状況です。
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でも1万円から投資できるなら、そんなに高くもないので不満を持つ人は少なく十分かもしれません。
似たようなスキームのみんなで大家さんなんて100万円からだし・・・。
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今回は新たなソーシャルレンディングのCOOL(クール)をご紹介しました。
アジアビジネスに特化している点は他のサービスに無い魅力ですし、口座開設でAmazonギフト券ももらえるので、私はとりあえず登録してみようと思います。
以上、本日はここまで。
それでは!
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