2019年の株式相場はどうなるでしょうか?
機関投資家、個人投資家、企業等の様々な人が例年にも増して注目しているはずです。
なぜなら2018年の後半に株価が急落したことで、長らく続いた世界的な株式相場の好調が終わるといった声がよく聞かれるようになったからです。
そこで今回は、投資の3大賢人とも言われるウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロス、ジム・ロジャーズの2019年の予想をまとめたいと思います。
2016年~2018年の予想を振り返る
当ブログでは、2016年から3年連続で3大投資家の予想まとめ記事を書いてきました。
まずは過去3年の予想と結果を振り返ってみましょう。
2016年の予想と結果
投資家 | 相場観 | 理由 | 結果 |
バフェット | ポジティブ↑ |
| 〇 当たり |
ソロス | 超ネガティブ↓ |
| × はずれ |
ロジャーズ | ネガティブ↓ |
| × はずれ |
2016年の前半は「チャイナショック」という株価急落のイベントが起き、前半戦の相場は軟調が続きました。
しかし途中から持ち直し、年末にかけて年始よりも株価は大きく上昇しました。
2016年の株価上昇を予想して的中させたのはウォーレン・バフェットだけでした。
2017年の予想と結果
投資家 | 相場観 | 理由 | 結果 |
バフェット | ポジティブ↑ |
| 当たり ○ |
ソロス | ネガティブ↓ |
| はずれ × |
ロジャーズ | ネガティブ↓ |
| はずれ × |
2017年は、ここ10年の株式相場を振り返っても絶好調と言える1年でした。
この年も株価上昇を予想したのはウォーレン・バフェットだけでした。
2018年の予想と結果
投資家 | 相場観 | 理由 | 結果 |
バフェット | ポジティブ↑ |
| はずれ × |
ソロス | 不明 |
| ー |
ロジャーズ | ポジティブ↑ |
| はずれ × |
2018年の株式相場は全体的に好調だったのですが、11月~12月の急落によって1年トータルで見ると下落した1年でした。
こうやって3年間を振り返るとウォーレン・バフェットは2回予想を当ててますが、ロジャーズに至っては全く予想が当たってません。
年間通じての相場予想はこのような偉人でも難しいわけですから、参考程度にとどめましょう。
3大投資家の2019年の予想は?
ここからが本題、今年2019年の株式相場について3人が何と言っているのでしょうか?
ウォーレン・バフェット氏の2019年の予想
ウォーレン・バフェット氏が代表をつとめるバークシャー・ハサウェイ社の動きを見ると、明らかにポジティブな相場観を持っていることが分かります。
2018年はJPモルガンを新規にポートフォリオへ組み入れ、既に保有していたバンクオブアメリカ、ゴールドマンサックス株を追加購入するなど、金融株の保有に積極的になっている。
もし株価暴落を懸念するなら金融業界は最も警戒する必要があるはずで、それを買い増すのはバフェットがさらなる相場上昇を期待していると読み解くことができます。
ジョージ・ソロス氏の2019年の予想
我々は次の大きな金融危機に向かっているかもしれない
2018年5月、パリで開催された「European Council on Foreign Relations(ECFR)」の会合でにて、ソロス氏は金融市場に危機感を示しました。
新興市場の通貨下落が起きてます。
またBrexitを始め、イタリアでもEU離脱の声が高まり、EU崩壊リスクがいまなお残っています。
昨今の行き過ぎた株価上昇に対する反動が起きてもおかしくないとソロスは考えているようです。
ジム・ロジャーズ氏の2019年の予想
私は現在、個人的にはアメリカの株は持っていない。
すでに、アメリカは10年以上経済に問題を抱えたままだ。
遅くとも2019年にはそれが深刻な問題を引き起こすだろう。
リーマンショックの前の2007年の経済危機は小国のアイスランドから始まり、世界に広がっていった。
現在はラトビアやアルゼンチン、トルコなどが危機に直面している。だから、問題はすでに始まっているんだ。
上記は東洋経済に掲載されたインタビュー記事の一部です。
はっきりと「2019年には深刻な問題」と言及していることから、ジム・ロジャーズは2019年の株式相場をネガティブに捉えていることが分かります。
3大投資家の2019年の予想まとめ
最後に今回の記事をまとめます。
投資家 | 2019年の 相場観 | 理由 |
バフェット | ポジティブ↑ |
|
ソロス | ネガティブ↓ |
|
ロジャーズ | ネガティブ↓ |
|
2019年の相場をバフェットは楽観どころか強気に買い増し、ソロスとロジャーズは手控えしているようです。
必ずしも当たるわけではありませんが、3大投資家の情報を参考に自分なりの予想を立ててみてはいかがでしょうか?
【参考 過去の株式相場の予想記事】 【2016年株価暴落】投資の賢人たちが語る2016年相場 ソロス!バフェット!!ロジャーズ!!! |
株価の暴落が怖い人へおすすめの投資商品
ソロスやロジャーズが予想するように、2019年は株式相場が暴落する可能性はあると私も考えてます。
下落の不安から投資できないものの、運用せずにお金を預金に入れておくのはもったいないと考える人は、ソーシャルレンディング投資を検討してはいかがでしょうか?
ソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディングとは、個人投資家が企業や個人へ融資を可能にするプラットフォームです。
ソーシャルレンディングは個人投資家も間接的に融資を行うことを可能としてくれます。
日本のソーシャルレンディング市場は急拡大中
(矢野経済研究所の「国内クラウドファンディング市場の調査」から筆者が作成)
上のグラフは日本のクラウドファンディング市場の投資額推移を表してます。
市場が右肩上がりで急拡大していることは自明ですが、クラウドファンディング市場の内訳は融資型クラウドファンディング、別名:ソーシャルレンディングが約90%と圧倒的な割合を占めています。
ソーシャルレンディングは日本でも既に多くの投資家が参入する注目の投資商品です。
(矢野経済研究所の「国内クラウドファンディング市場の調査」から筆者が作成)
利回りは?
ソーシャルレンディングを提供するサービスが様々ある中で、業界平均利回りは8~9%※と言われています。
定期預金であれば、利回りが高い銀行でも0.1~0.2%であることを考えるとソーシャルレンディングの利回りの高さは魅力的です。
株式投資のように元本が1.5倍や2倍に増えるような派手な利回りはありませんが、、選択さえ間違えなければ、安定的に平均8%の利回りが出る魅力的な投資商品です。
(※参考:ファンズ社の調査)
おすすめのソーシャルレンディング事業者
事業者は20を超えるとも言われているので、初めての人はどこのソーシャルレンディングを使えばいいのか迷いますよね。
ソーシャルレンディング投資歴3年を超える筆者が、実際に投資して分かったおすすめの事業者を3つご紹介します。
1つ目のFunds(ファンズ)は、2019年1月にサービスリリースしたばかりの新しいソーシャルレンディングですが、総額7,000万円超第一号ファンドがわずか15分そこらで完売するなど業界で一番話題になっている事業者です。 Fundsを運営するファンズ社はみずほフィナンシャルグループから出資を受けるなど、業界内・外から高い評判を得ています。 |
2つ目のクラウドクレジットは、海外事業者への融資に特化したソーシャルレンディングであり、海外ならではの高利回り案件が魅力です。 また伊藤忠商事やマネックスグループなどの優良企業から出資を受けるなど、業界内・外からの評判も高い事業者です。 |
3つ目のOwnersBookは不動産専門のソーシャルレンディング事業者であり、2017年9月には運営会社のロードスターキャピタル社が東証マザーズ市場に上場しました。 |
ソーシャルレンディングは新興の投資商品ではありますが、初期からビジネスをしている会社は5年以上も実績を出していますし、私のような投資経験者も増えてきました。
世界のソーシャルレンディング市場はもっと盛り上がっていて、日本も今後勢いが増していくと見られている業界ですから、投資を検討してみてはいかがでしょうか。
以上、本日はここまで。
それでは!
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