ビットコイン価格が100万円を突破しました。
2018年は1ビットコイン=200万円台 → 30万円台の大暴落となり、もう2度と100万円に戻すことはあり得ないとまで言われてましたが、2019年に入ってまさかのV字回復です。
今回は、2019年のビットコイン相場の今後について、様々な専門家の意見も踏まえつつ予想したいと思います。
2019年6月22日時点のビットコインチャート
(引用:Google)
2019年は大きなカーブを描いてビットコイン価格が上昇しています。
日本時間6月24日の朝方時点では117万円にも迫る勢いです。
2019年年初は40万円前後だったので、2019年に入って3倍も上昇したことが分かります。
なぜ2019年のビットコインは上昇したか
ビットコイン急上昇の原因を調査してみました。
決済プラットフォーム・Bakktによる新サービスの噂
仮想通貨による決済プラットフォーム・Bakktが6月13日に現物先渡し決済のビットコイン先物提供に向けたテストを7月に実施するとTwitterで発表しました。
BakktはNY証券取引所上場のICE(インターコンチネンタル取引所)が手掛けるサービスで、投資市場に大きな影響力を持つため、大きな話題となっています。
Today, we’re pleased to update you on the launch of bitcoin futures contracts developed by Bakkt in collaboration with ICE Futures U.S. and ICE Clear U.S. https://t.co/8G3YcFbPl2
— Bakkt (@Bakkt) May 13, 2019
目先の金融不安に対するビットコイン資産の安定度
アメリカと中国による貿易戦争は日ごとに激しさを増しています。
それに伴い金融市場は足踏みを続けており、景気後退がリスクが高まっています。
一方のビットコインは2019年に入って以降、上昇トレンドで調子が良かったため、行き場を失った資金が向かっているとの指摘があります。
世界最大のオンライン投資プラットフォームeToro(イートロ)のアナリスト:Simon Petersも、「最近のビットコイン価格の大幅な上昇は、米中貿易の不確実性を恐れた投資家が安全な資産を確保するために買っていたからだろう」との見解を示しています。
株式や債券市場に不透明感が出ると仮想通貨が買われる循環が生まれつつあるようです。
市場への供給半減期の1年前に価格上昇するアノマリー
ビットコインは一生涯の発行量が約2100万枚と上限が決まっており、2019年6月時点で1770万枚以上が発行されています。
発行量は毎年一定というわけではなく、4年に1回の周期で供給量が半分に減らされることが定められています。
4年に一度のビットコイン供給が減らされることを『半減期』といい、過去には2012年、2016年と実施済みであり、次回の半減期は2020年6月を予定しています。
供給が減るということは、言い換えれば毎年ビットコインの希少性は高まっており、価格が上昇する(?)というアノマリーがささやかれています。
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半減期の価格上昇アノマリーは本当でしょうか?
真偽を検証するため、過去の半減期後の値動きに注目してみましょう。
2016年6月の半減期
上図の通り、赤丸の「半減期」の約1年前からビットコイン価格は上昇を始め、年末まで継続的に上昇しました。
2012年も2016年同様の動きが出ていることが確認できています。
2020年6月の半減期に向けてビットコインは2019年6月から上昇開始??
供給量の半減に伴う価格の上昇アノマリーが本当なら、2020年6月の半減期を目指して上昇をスタートさせるのは2019年6月です。
つまり、ビットコイン価格はいつ上がるの!?
2019年6月の今でしょう♪ってことになります。
確かに2019年4月以降のビットコイン価格は異常なスピードで上昇しています。
ややフライング気味ですが、供給半減アノマリーはあながち迷信でないかもしれません。
著名人の2019年 ビットコイン価格の予想は?
最後に著名人の予想をご紹介して終わりとします。
TomLee氏 (Fundstrat Global Advisors)
ビットコインのマーケットに明るいTomLee氏によると、2019年内に4万ドルに到達するとコメントしています。
4万ドル=約400万円なので、年末までに現在価値の4倍も上昇すると予想していることになります。
John McAfee氏(アンチウイルスソフト・マカフィーの創始者)
世界最大規模のシェアを誇るアンチウイルスソフトの創始者:マカフィー氏によると、ビットコイン価格は2021年後半までに10万ドルに到達すると予想しています。
10万ドル=1,000万円なので、向う2年で現在価値の約10倍
Robert Herjavec (Herjavec Group社)
サイバーセキュリティ関連企業:Herjavec GroupのCEOであるRobert Herjavec氏によると、”Skyrocket”という単語を用いて、「急速に上昇するだろう」と予想しています。
今回はビットコイン上昇派の著名人を中心にご紹介しました。
中には10倍もの価格を付けると予想する過激な人もいるようですね(笑)
先にご紹介した「供給量半減期アノマリー」もあるので、私もビットコイン価格は上昇すると予想します。(自分の願望が90%くらいを占めますが・・・)
以上、本日はここまで。
それでは!
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