積立NISAの投資家が急拡大中です!
金融庁の発表によると、2021年6月時点のつみたてNISAの口座数は302万口座を突破し、前年より約1.6倍も増えました。
積立NISAを始めた人が最初にぶち当たる難題がファンド選びです。
特にアクティブファンドとインデックスファンドのどちらを選択し、さらに商品までとなると、選択肢が多すぎて目が回る人もいるでしょう。
そこで今回は過去実績データをもとに、どんなファンドを選ぶべきかリサーチしてみました♪
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積立NISAの対象銘柄とは?
まずは、そもそも積立NISAの全体感からつかんでおきましょう。
国内の投資信託は5000本以上のラインナップがあるなか、積立NISAは将来資産の形成を目的に、金融庁が長期投資に合う銘柄のみをピックアップして構成されています。
2021年10月時点で200銘柄が積立NISAの対象となっており、投信全体から見たら非常に少ない数となっています。
その内訳は下図のとおりで、手数料の安いインデックスファンドが173本と、つみたてNISA全体の約90%を占めています。
積立NISAにどんな銘柄があるか気になる人は、金融庁の関連ページをご確認ください。
インデックスファンドのパフォーマンス実績
ここからは過去の運用実績の高いファンドを見つけるべく、まずはインデックスファンドについて確認していきましょう。
インデックスファンドといえば、以下の4種類が定番の銘柄です。
<みんな大好き!定番のインデックスファンド四天王>
- 米国株式
- 先進国株式
- 新興国株式
- 日本株式
これらの直近1年間、及び3年間のリターンは下表のとおりです。(2021年10月22日時点)
銘柄名 | 直近1年パフォーマンス | 直近3年パフォーマンス |
---|---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | +39.42% | +19.89% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | +39.98% | +18.11% |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | +24.44% | +12.47% |
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | +25.89% | +10.54% |
1年間の利回りは「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」、3年間の年平均の利回りは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」がトップパフォーマンスを出しています。
この結果は以前に投稿した「最初に買うべきおすすめの投信銘柄はこれだ!」とも一致してます。(ハズレなくてよかった~)
アクティブファンドのパフォーマンス実績
続いてアクティブファンドのパフォーマンスも見てみましょう。
積立NISA用のアクティブファンドは20銘柄ありますが、そのなかでもトップのパフォーマンスが出ている5銘柄に絞ってみてみましょう。
銘柄名 | 直近1年パフォーマンス | 直近3年パフォーマンス |
---|---|---|
EXE-i グローバル中小型株式ファンド | +45.34% | +14.75% |
フィデリティ米国優良株 | +37.50% | +19.52% |
セゾン資産形成の達人ファンド | +29.50% | +15.16% |
大和住銀DC国内株式ファンド | +38.59% | +10.72% |
コモンズ30ファンド | +30.72% | +10.72% |
上表のとおり、直近1年パフォーマンスは「EXE-i グローバル中小型株式ファンド」がトップのようですが、よくよく考えるとこのファンドはインデックスのため、純粋なアクティブファンドとしては「大和住銀DC国内株式ファンド」がトップです。
3年パフォーマンスでは「フィデリティ米国優良株」がトップです。
どのファンドもしっかりプラス収益が出ているので、アクティブファンドもしっかり選べば悪くない印象ですが、果たして正しい判断でしょうか?
結論!積立NISAはインデックスファンド!!
最後にこの記事の本題:積立NISAでアクティブファンドとインデックスファンドのどちらを買うべきか、断言します。
絶対にインデックスファンドがおススメとなります。
その理由は両者の1年と3年の運用実績を比較すれば明らかです。
- 1年パフォーマンス
- インデックス:eMAXIS Slim 先進国株式インデックス +39.98%
- アクティブ:大和住銀DC国内株式ファンド +38.59%
- 3年パフォーマンス
- インデックス:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) +19.89%
- アクティブ:フィデリティ米国優良株 +19.52%
1年だろうと3年だろうと、運用実績はインデックスファンドのほうがわずかに上回ってます。
しかも運用成績に加えて、アクティブファンドの手数料は高く、毎年の維持コストである信託報酬が投信残高の1%前後かかるため、そのコストもバカになりません。
パフォーマンスはインデックスの方が僅かに上回り、維持コストは格安です。
もはや悩む余地はなく、米国か先進国を投資対象としたインデックスファンドで決まりです!
以上、本日はここまで。
それでは!
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