【アービトラージ】サヤ取り投資手法のアービトラージとは?

アービトラージ

最近、金融・投資系のWebサイトをチェックしていたところ、「ノーリスクな投資手法:サヤ取り投資!」というキーワードが気になりました。

ノーリスクなんて、そんな馬鹿な話あるかいと思いながらも、どういった手法なのかとっても気になる。投資家の血がうずうずとするわけです。

Googleで簡単に調べたところ、サヤ取り投資は別名でアービトラージと呼ばれ、世界的にも認知度の高い投資手法のようです。

アービトラージとはなんぞや?本当にノーリスクでリターンが見込めるのか?調査したいと思います。

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アービトラージ(Arbitrage)とは

アービトラージの本当の日本語の意味は「裁定取引」です。

アービトラージについて辞書的な解説をすると、「同じ価値を持つ商品の価格差を利用して、利鞘を稼ぐ取引のこと」となります。

アービトラージの具体例

金相場での例

例えばA市場で金が1単価100万円で売られていたとします。
同時刻にB市場を見ると、金が1単価95万円で売られていました。

A市場とB市場で売られている金は同種で、市場をまたいで売買することもできます。

この状況であなたはどういった行動をとりますか?

当然、B市場で金を1単価買い、A市場でそれを売って5万円の利益を得ることでしょう。

この取引を一カ月で10回繰り返せば、利益は50万円!

為替取引の例

ある時、為替相場が、1ドル=100円、1ユーロ=130円、1ユーロ=1.35ドルになったとします。
この時に、① 130万円で1万ユーロを買い、② 1万ユーロを1万4000ドルにする、③ 1万3500ドルを売って円に戻すという取引を行なうと、130万円が135万円になり、5万円の利鞘を稼ぐことができます。

いかがでしょうか?

実際には、金市場や外国為替市場などでは、市場によって多少の価格差が生じますが、短時間で価格差が収束するので、アービトラージの余地は多くはありません。しかし少ないチャンスでも、このような価格差が生じているという情報を掴み、確実に利益を出そうとする投資戦略であるわけです。

福袋の例

余談になりますが、アービトラージの手法は金融市場だけでなく、ごく一般的な商売にも活用されています。例えば、お買い得で人気の高い福袋もその一例といえます。

今年の福袋で話題となったのが、スターバックスの福袋買占め問題。東京のとあるスターバックスで販売された福袋100個以上を、1グループで全て買い占めてしまい、他の客は買えないという可哀想な事態が起きました。

このグループはスターバックスが特別好きだったわけではありません。購入した福袋をオークションで転売して儲けていたのです。

彼らは過去スターバックスの福袋のオークション落札を分析し、絶対に定価より高い金額で落札されることを知っていたのです。実際にスターバックスの福袋は定価の1.5倍~2倍の価格で落札されていたようです。

以上、本日はここまで。

日常的にも行われているアービトラージについて、今後は株式市場や為替取引などの金融市場においての活用を掘り下げて見ていきたいと思います。

それでは!

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