【サーキットブレーカー】中国で発動のサーキットブレーカーとは何か?

チャイナショック

あけましておめでとうございます、今年もどうぞよろしくお願いします。

新年いかがお過ごしでしょうか?私は地元・福岡に戻り、同級生との同窓会や、実家での美味しい食べ物・お酒等で楽しみました。

さて、投資の世界では、全世界的に大混乱の開幕となりました。

1月4日の市場は、東京株式市場で582円の大幅安(-3%)となりました。日本時間の4日夜から動き始めたニューヨーク・ダウ市場でも、400ドル安を超える下げ幅となっています。(日本時間5日の2時時点)ヨーロッパ主要国の市場でも、軒並み2~5%の下げ幅を記録しています。

そんな混乱の中、ひときわ大混乱となったのが中国・上海総合市場です。

終値で242ポイント安、-6.9%もの下落幅となり、中国・上海総合市場初のサーキットブレーカーが発動されました。

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サーキットブレーカーとは?

投資の世界におけるサーキットブレーカーとは、先物取引において先物価格が一定以上の変動を起こした場合、相場の安定化のため一時的に相場を制限や停止といった措置を行うことです。

日本でも1994年から制度化されており、過去に何度かサーキットブレーカーが発動されたことがあります。

例えば、2008年のリーマンショックによる金融不安、2011年の東日本大震災による国内情勢の不安定化の際、国債先物や日経平均先物の取引が停止されました。

そして中国の上海総合市場では7%の下げ幅をサーキットブレーカー発動条件としており、本日、初のサーキットブレーカー発動となりました。

あれ?変だなと思われる方もいると思います。そうです、上海総合市場では過去に7%以上の下げ幅を記録したことがありましたが、サーキットブレーカーは今回が初めてです。

その理由は、中国のサーキットブレーカーは2016年初から制度化されたためです。つまり、サーキットブレーカーの制度化初日にまさかの発動となったわけですw(不謹慎ですし笑っちゃだめですね、すみません)

というわけで、中国の株式市場は大変な状況です。昨年から話題のチャイナショック再来の可能性もあるでしょう。

今後の短期的な相場予測

上海総合市場で初のサーキットブレーカー発動、今後の相場展開はどうなるでしょうか?

短期的には「売り」の展開が続くと思われます。なぜなら、サーキットブレーカーによる取引停止のため、「売り」損ねた投資家が、明日以降、売り注文を出す可能性が高いためです。

下のグラフを見てお分かりになると思いますが、午前中から徐々に下げていた株価が、午後2時前に急激に下落しています。つまり、約7%減の3,300ポイント付近で投げ売りが入り、サーキットブレーカーが発動されましたが、逃げ遅れた投資家もいることを表しています。

逃げ遅れた投資家は、明日以降の市場で売り注文を出す可能性が高いため、短期的に見れば中国の株価は下落するでしょうし、今や全世界に影響力を持つ中国ですので、他の国々にも影響あること必死でしょう。

以上、本日はここまで。

今回はサーキットブレーカー制度の何たるかと、短期的な株の動きについて書きました。次回は以前にも行った今後の相場予測を改めて行いたいと思います。

それでは!

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