【貯金100万円プロジェクト】カーシェアの活用

前回の投稿では、貯金を増やすための支出削減方法として、家賃の削減について書きました。

引き続き支出削減について書きたいと思います。

今回のテーマは「車」です。

車と言えば、地方では当たり前のように一家に一台所有され、都心部では持ったり持たなかったり、家庭と家計の事情によりさまざまでしょう。

いずれにせよ、以前は車を「持つ」か「持たない」かの二択しかなかったのですが、近年、カーシェアというサービスの登場により、「必要な時だけ使う」という選択肢が出てきました。

そこで今回は、カーシェアの活用による支出削減について書きたいと思います。

車の所有に関わる支出アレコレ

車って本当にお金のかかる乗り物ですよね。

車を所有している人にとってはあたり前かもしれませんが、生まれて三十数年、一度もマイカーを持ったことがない私にとっては、信じられないくらいお金がかかると感じます。

例えば、

・本体の購入
・取得や所有に関わる各種税金
・車検
・駐車場
・ガソリン
・その他（メンテナンスや内装など）

一方、今回ご紹介するカーシェアの費用はいたってシンプルで、

・時間当たり単価×使った時間

これだけです。

カーシェアに似たサービスとしてレンタカーを思いつく人も多いと思います。

時間借りという点では確かに一緒ですが、カーシェアはレンタカーをより便利にパワーアップさせたサービスと私は理解しています。

・短時間の料金設定がある（数分単位）
・24時間予約可能である
・車を借りるステーションの数が多く、トータルで台数も多い
・借りる時の手続きが楽、数分で完了する
・新しい車が比較的多い
・外車などプレミアカーを同じ料金で提供する会社もある

一方で、レンタカーが優れていると思う点が1つあります。

それは長時間や数日間の利用の場合に、レンタカーの方がお得である点です。

まとめると、長時間利用でなければカーシェアの方が優れていると私は思います。短時間で借りることができるカーシェアは絶対にお得ですし、何より24時間いつでも借りることができ、手続きがほぼ不要といった気軽さが使う側としては本当に助かります。

話をもとに戻しまして、車の所有とカーシェアの支出を比較します。

200万円のマイカーを10年間所有した時のコストをシミュレーションすると以下の通りです。

カーシェアを10年間利用した時のコストをシミュレーションすると以下の通りです。

平日は2日に1回の頻度で1時間利用、休日は2日に1回の程度で6時間使ったと仮定します。また、料金はタイムズカーシェアの料金表を使います。

車所有よりもカーシェアの方が断然お得ということが分かりました。

1年間で約20万円もの差が出てしまいます。

この20万円というコストは、すぐに乗ることができる手間賃にあたるので、年間20万円の手間を取るか、便利さを取るかの判断となります。

またカーシェアは都市部とその郊外のみのサービスとなりますので、都市部からある程度離れた場所では選択の余地なく車所有ということになります。

最後に、各社カーシェアサービスの比較を行います。

カーシェア会社	ｽﾃｰｼｮﾝ（ヶ所）	車両台数（台）	初期費用	利用料金 (15分)
タイムズ	約7,000	約13,000	1,550円	206円
オリックス	約1,300	約1,800	1,000円	200円
カレコ	約700	約850	1,500円	195円
アース・カー	約220	約250	1,500円	200円