FX(外国為替)の予想と分析について投稿します。
この投稿では米ドル・豪ドル・日本円の3通貨を対象に分析や予想をしており、今回は2018年4月のFX相場に関する投稿です。
前回時点(2018年3月)のFX相場の分析・予想ではリスクオフの動きが顕著に表れ、特に米ドル/円は大きく下落(円高)してしまいました。
最新の為替チャートのテクニカル分析に基づき、今後のFX相場を予想しましょう。
【前回、3月上旬時点の予想】 ⤵下落 米ドル・円(USD/JPY) ⤵下落 豪ドル・円(AUD/JPY) ⤵下落 豪ドル・米ドル(AUD/USD) |
【過去のFX相場の分析・予想の記事はこちら】 |
分析対象のFX通貨ペア
FX取引における通貨ペアは無数にありますが、この投稿では米ドル・豪ドル・円の3通貨ペアを対象に分析・予想を行ってます。
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これら3通貨ペアで予想する理由は、
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といったことがあげられます。
日本のFX投資家の中でも人気がある代表的な通貨ペアです。
USD/JPYの分析
まずは米ドル・円(USD/JPY)の分析から始めましょう。
分析方法は、テクニカルチャートのローソク足とMACDを使用します。
米ドル・円のローソク足チャート
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
今回の分析対象:3月上旬~4月上旬は、ローソク足の一番右の2つが該当します。
3月の米ドル・円はほとんど値動きがなく104円台中盤~107円台中盤の3円程度の幅で上下し、結果的に106円台中盤で取引を終えました。
2月までの円高の動きが一服し、次のトレンドに向けて探り合うような相場でした。
米ドル・円のMACDチャート
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
次にテクニカルチャート:MACDで分析を行います。
上図がMACDチャートですが、MACDの短期線(赤色)が下、長期線(青色)が上の下落トレンドで進んでいます。
しかしそれぞれの線の傾きは大きくないため、はっきりとした下落トレンドとも言えない微妙な展開です。
今後の米ドル・円の予想
前回のFX予想と変わらず、上値目途のレジスタンスラインは108円付近、下値目途のサポートラインは101円付近と予想します。
豪ドル・円の分析
次に豪ドル・円(AUD/JPY)を分析します。
豪ドル・円のローソク足
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
3月は米ドル・円と同様に値動きの小さい相場となり、80円台中盤~84円台中盤で推移し、結果的に82円台後半で取引を終えました。
豪ドル・円のMACD
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
豪ドル・円のMACD分析です。
MACDの短期線(赤色)が下、長期線(青色)が上の下落トレンドで推移しています。
今後の予想
豪ドル・円(AUD/JPY)の上値・下値は前回のFX予想から変更ありません。
上値目途のレジスタンスラインは90円付近、下値目途のサポートラインは80円付近と予想します。
相場の方向性は引き続き下落トレンドと見ています。
AUD/USDの分析
最後にAUD/USD(豪ドル・米ドル)を分析します。
豪ドル・米ドルのローソク足
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
AUD/USD(豪ドル・米ドル)の3月は、2017年12月~2018円2月の3か月連続で大きな値動きがあったことから一転して、値動きの小さい相場となりました。
その結果、3月内の相場は0.76台中盤から0.79台前半の250pips内の狭い値幅での動きとなりました。
豪ドル・米ドルのMACD
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
続いて豪ドル・米ドルのMACD分析です。
上図の下段がMACDチャートですが、2018年3月はMACDの短期線(赤色)が下、長期線(青色)が上の下落トレンド時のチャートが続いてます。
しばらく豪ドル安に進む可能性が高く、安易に豪ドルを買うことは控えるのが賢明のように見えます。
今後の予想
豪ドル/米ドルはMACDの短期線が長期線を上から下に突き抜け、豪ドル安へトレンドが変わったと予想します。
FX予想のまとめ
↘下落 米ドル・円(USD/JPY) ↘下落 豪ドル・円(AUD/JPY) ↘下落 豪ドル・米ドル(AUD/USD)※先月から変更なし |
全ての通貨ペアで円高が進むと予想しており、株式等の他の相場環境への悪影響も懸念されます。
以上、本日はここまで。
それでは!
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