月例の外国為替(FX)の予想と分析について投稿します。
今回は2018年3月のFX相場の分析・予想に関する投稿です。
前回時点(2018年2月)のFX相場の分析・予想では、特に米ドル/円は今後の下落(円高)を予想し、私がロングポジションを持っていれば手放すと宣言しました。
2月上旬~3月上旬にかけて米ドル・豪ドル・日本円はどのように推移したのでしょうか?
最新の為替チャートのテクニカル分析に基づき、今後のFX相場を予想しましょう。
【前回、2月上旬時点の予想】 ↘やや下落 米ドル・円(USD/JPY) →中立 豪ドル・円(AUD/JPY) ↗やや上昇 豪ドル・米ドル(AUD/USD) |
【過去のFX相場の分析・予想の記事はこちら】 |
分析対象のFX通貨ペア
FX取引における通貨ペアは無数にありますが、この投稿では米ドル・豪ドル・円の3通貨ペアを対象に分析・予想を行ってます。
- 米ドル/円 USD/JPY
- 豪ドル/円 AUD/JPY
- 豪ドル/米ドル AUD/USD
これら3通貨ペアで予想する理由は、
- 日本人のFX投資家に人気がある
- 流動性が高い
- 安定した先進国通貨でカントリーリスクが小さい
- 経済・景気に敏感な通貨であるため、世界の金融情勢を把握できる
といったことがあげられます。
日本のFX投資家の中でも人気がある代表的な通貨ペアです。
USD/JPYの分析
まずは米ドル・円(USD/JPY)の分析から始めましょう。
分析方法は、テクニカルチャートのローソク足とMACDを使用します。
米ドル・円のローソク足チャート
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
今回の分析対象:2月上旬~3月上旬は、ローソク足の一番右の2つが該当します。
2月の米ドル・円は大きく値動きし、105円台中盤~110円台中盤という5円程の値幅で上下動する展開となり、結果的に106円台で取引を終えました。
全般的に円高/ドル安の展開だったわけで、「ロングポジションを持っていれば手放す」と私が予想した通りの展開となりました。
米ドル・円のMACDチャート
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
次にテクニカルチャート:MACDで分析を行います。
上図がMACDチャートですが、MACDの短期線が下、長期線上の下落トレンドで進んでいます。
今後の米ドル・円の予想
前回のFX予想の下値目途のサポートラインは108円付近がブレイクされてしまったので、修正が必要です。
上値目途のレジスタンスラインは108円付近、下値目途のサポートラインは101円付近と予想します。
豪ドル・円の分析
次に豪ドル・円(AUD/JPY)を分析します。
豪ドル・円のローソク足
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
2月は米ドルと同様に大きく円高に振れて、安値:82円台前半まで進みました。
豪ドル・円のMACD
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
豪ドル・円のMACD分析です。
MACDの短期線(赤色)が下、長期線(青色)が上の下落トレンドに変わってきました。
豪ドル・円の予想も中立→下落に変更したいと思います。
しばらく続いた豪ドル高・円安トレンドが終焉を迎えてしまったようです。
今後の予想
豪ドル・円(AUD/JPY)の上値・下値は前回のFX予想から変更ありません。
上値目途のレジスタンスラインは90円付近、下値目途のサポートラインは80円付近と予想します。
値幅予想は変わらないものの、相場の方向性は下落トレンドに変化したと見ています。
AUD/USDの分析
最後にAUD/USD(豪ドル・米ドル)を分析します。
豪ドル・米ドルのローソク足
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
AUD/USD(豪ドル・米ドル)の2月は、2017年12月~2018円1月の2か月連続で大きな豪ドル高から一転して、豪ドル安・米ドル高の動きを見せました。
その結果、2月の月初に比べて月末は約280pipsほど豪ドル安に動きました。
豪ドル・米ドルのMACD
(上図:岡三オンラインFXのChart Plusを使用)
続いて豪ドル・米ドルのMACD分析です。
上図の下段がMACDチャートですが、2018年2はMACDの短期線(赤色)が下、長期線(青色)が上の下落トレンド時のチャートに変わりました。
これからしばらく豪ドル安に進む可能性が高く、安易に豪ドルを買うことは控えるのが賢明のように見えます。
今後の予想
豪ドル/米ドルはMACDの短期線が長期線を上から下に突き抜け、豪ドル安へトレンドが変わったと予想します。
FX予想のまとめ
↘下落 米ドル・円(USD/JPY) ↘下落 豪ドル・円(AUD/JPY) ↘下落 豪ドル・米ドル(AUD/USD)※先月から豪ドル・円、及び豪ドル・米ドルで予想を変更 |
全ての通貨ペアで円高が進むと予想しており、株式等の他の相場環境への悪影響も懸念されます。
以上、本日はここまで。
それでは!
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