2017年は、IPO株にとって高勝率、高利回りな最高の年でした。
IPOは人気があって手に入れることが難しいのですが、権利を得られれば最強の投資術と言うに相応しい投資商品でした。
そんな2017年のIPO株の結果を振り返ってみましょう。
【2017年のIPO予定と実績の記事はこちら】 |
2017年のIPO勝率
IPO勝率とは、「全IPO銘柄のうち初値が公募価格以上の銘柄の割合」と当ブログでは定義しています。
つまり、初値直後に売却れば儲かるIPO銘柄が全体の何割を占めるか?を表す指標です。
2017年のIPO勝率の結果はと言うと・・・
勝ち | 負け | 勝率 |
82 | 8 | 91.1% |
全90銘柄のうち82銘柄が勝ちに該当し、勝率は約91%という驚異的な結果でした。
10回IPOの権利を得れば9回以上は儲かるため、負けない投資であると言えます。
ちなみに2016年のIPOの勝率は?
さらに1年さかのぼって2016年のIPO勝率は・・・
勝ち | 負け | 勝率 |
69 | 20 | 77.5% |
全89銘柄のうち69銘柄が勝ちに該当し、勝率は約77.5%と2017年に比べると低い勝率でした。
とはいえ8割近くが勝てるわけですから、高確率で儲かる投資であることは間違いありませんね。
私の2017年のIPO実績
私は2017年のIPO株のほぼすべてに応募しました。
その結果、2銘柄で当選しました。
この2銘柄ですが、もちろんどちらも購入価格に対して大きくプラス収益になりました。
<IPO当選結果>8/9上場 トランザス +22万円(騰落率:+170%) 9/30上場 マネーフォワード +14.5万円(騰落率:+94%) |
ちなみにトランザス、マネーフォワードいずれも当選したのはIPO株に強いマネックス証券の口座でした。
公式HP:IPO投資と米国株に強いマネックス証券
他のいくつかの証券会社はIPOに申し込んで全く当選しません。
IPOに当選しやすい証券会社、当選しない証券会社が分かれることを実感してます。
また証券会社ごとにIPOの当選確率を上げるテクニックがあるようなので、しっかり研究も必要です。
【SBI証券のIPO抽選の当選確率をあげる方法の記事】 |
2017年 IPO収益分析
IPOが負けない投資であるならば、どれくらい収益を伸ばすことができるのか、収益分析もしてみたいと思います。
IPOの収支
2017年のIPO全銘柄を最低単元の100株購入できたと仮定します。
そして上場直後の初値で売却した時の総利益を計算した結果は約1,820万円プラス!でした。
本当にすごいですね。
またIPO全銘柄の平均騰落率※は111.7%でした。
IPO株の1銘柄に投資すれば、元手の約2.1倍で戻ってくることを期待できたわけです。
※平均高騰率:各銘柄の高騰率(初値/公募価格)の平均
IPO株の総利益 | 平均騰落率 |
1,820万円 | 111.7% |
収益力トップ5
いくつかの切り口でIPO株の収益力を分析してみましょう
まずは収益金額が最も大きかったトップ5銘柄の結果発表です。
順位 | IPO株銘柄 | 利益 |
1位 | トレードワークス | ¥1,140,000 |
2位 | ユーザーローカル | ¥956,000 |
3位 | サインポスト | ¥633,000 |
4位 | ビーブレイクシステムズ | ¥603,000 |
5位 | テモナ | ¥550,000 |
1位のトレードワークスは100万円越えというハイパフォーマンスでした。
その他5位まで50万円以上の収益結果が並んでいます。
こうやって見ると改めてパフォーマンスの高さに感心させられますね
上昇率トップ5
次に上昇率のトップ5を調査しました。
上昇率とは初値÷公募価格÷100で計算される指数と定義してます。
順位 | IPO株銘柄 | 上昇率 |
1位 | トレードワークス | 518% |
2位 | ウォンテッドリー | 401% |
3位 | ビーブレイクシステムズ | 361% |
4位 | ポエック | 337% |
5位 | ユーザーローカル | 325% |
こちらもトレードワークスが1位ということで、収益力との2冠にかがやきました。
損失ワースト5
2017年のIPOで公募価格割れをしてしまったのは90銘柄中8銘柄ありました
その中でもマイナス金額が大きいワースト5のIPO銘柄は以下の通りです。
ワースト順位 | IPO株銘柄 | 利益 |
1位 | 西本Wismettac HD | -¥28,000 |
2位 | スシローグローバルホールディングス | -¥17,000 |
3位 | LIXILビバ | -¥10,300 |
4位 | プレミアグループ | -¥10,000 |
5位 | マクロミル | -¥8,300 |
マイナスの方はそんなに金額も大きくないですね。
これなら躊躇なくipo株に投資することができると私は思いました。
当選確率は?
こんなに魅力的なIPO株なのでみんな欲しがるため、必ず抽選になってしまいます。
そして私の実体験として、当選確率は異常なほどに低いです。
証券会社ごとに詳しく見ていきましょう。
マネックス証券の場合
申し込み数 | 当選数 | 当選確率 |
32 | 2 | 6.25% |
マネックス証券の2017年度の当選確率の実績は上表の通りです。
マネックス証券でIPO投資を始めたのが2017年春先だったので申込数が少ないのですが、見事に2銘柄も当選してくれました!
公式HP:IPO投資と米国株に強いマネックス証券
SBI証券の場合
申し込み数 | 当選数 | 当選確率 |
82 | 0 | 0.00% |
ネット証券ではIPO取り扱い数No1!のSBI証券ですが、なにせ抽選のライバルの数も多いため、当選するのは難しいようです。
上表の通り、私の2017年のIPO当選確率は0%です
しかしSBI証券にはチャレンジポイントという制度があり、IPO申し込みをひたすら繰り返せば、いつかは当選するチャンスが巡ってきます。
そのいつの日かを夢見て、今日もSBIでIPOの申し込みに明け暮れるのです。
公式HP:SBI証券★業界屈指の格安手数料で 口座数はネット証券No.1! |
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以上、本日はここまで。
2017年度のIPO投資を様々な角度で分析してみました。
間違いなくipoは得だらけの投資商品であることが分かったかと思います。
2018年も素晴らしいIPO相場となることを願ってます!
それでは!
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