FX|メキシコペソ/円の2017年相場から今後の見通しを分析

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先日、メキシコペソ/円がくりっく365取引所に新登場したことをご紹介しました。

政策金利が7%台と高金利なメキシコペソですから、私も投資できることを楽しみしていました。

そこで今回はメキシコペソの2017年相場を分析することで、今後の見通しについて書きたいと思います。

※この投稿は筆者の独自の見解を述べるものです。投資は自己責任で行ってください。

 

【くりっく365取引所へのメキシコペソ上場に関する記事はこちら】

FX|スワップ投資家必見!金利7%のメキシコペソが新登場!

 

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メキシコペソの魅力やメリット

メキシコペソの主な魅力とメリットをあげると・・・

  • 政策金利が7%台と高金利
  • 高金利通貨の中では格付けが高い
  • 国内総生産(GDP)の安定的な成長

があげられます。

 

政策金利が7%というのは、FX高金利通貨で人気のあるトルコリラや南アフリカランドと肩を並べる水準です。

【FX高金利3通貨の政策金利 2017年12月時点】

メキシコペソ7.25%
南アフリカランド6.75%
トルコリラ8.00%

 

また国の安定度を示す格付けにおいても、メキシコは日本のちょっと下という高評価を得ており、南アフリカやトルコを圧倒する成績です。

【FX高金利3カ国のS&P評価 2017年12月時点】

A+日本
Aメキシコ
A-タイ
BBB+スペイン
BBB+フィリピン
BBB-南アフリカ、ロシア、イタリア
BB+トルコ
BBブラジル

 

「高金利」で国として「まあまあ安定している」という点で、私はメキシコペソへの投資に魅力を感じています。

 


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メキシコペソのリスクやデメリット

一方で主なリスクやデメリットをあげると・・・

  • メキシコペソの流動性の低さ
  • 過去に起きた財政危機や通貨危機
  • トランプ政権

があげられます。

 

特に一番のリスクは財政危機や通貨危機です。

ここ20~30年においては、1980年代前半のメキシコ債務危機、1990年代半ばのメキシコ通貨危機によってメキシコペソの信用が失墜し、暴落を招くといったイベントがありました。

上記のような財政危機や通貨危機が起きると、メキシコペソはあっという間に1/2や1/3になるほど急落するリスクがあります。

日本ではメキシコの情報を豊富に得ることは難しいため、上記のようなメキシコ固有の危機を察知しづらいでしょうから、大きなリスクを念頭に置く必要があります。

 

メキシコペソ/円の2017年FXチャート分析

ここからが本題で、メキシコペソ/円について2017年時点のFXチャートをもとに分析を行い、今後の見通しを予想します。

 

年足チャート


(グラフ:楽天証券HPのテクニカルチャート機能)

まずは年足チャートを使って長期的目線でメキシコペソ/円を分析してみます。

2008年~2009年

まず目につくのが2008年中盤から2009年序盤にかけての急落ですが、これはサブプライムローン問題~リーマンショックによる金融危機によるものです。

サブプライム・リーマンショックの際は、メキシコペソに限らず高金利通貨(オーストラリアドルなど)は全て売りたたかれ、40%~60%下落するのが普通でしたので、メキシコペソも他の高金利通貨と同水準で下落しました。

 

2009年~2014年

1メキシコペソ5円台後半~8円台前半で比較的安定していた時期が5~6年も続きました。

この期間にメキシコペソへ投資できれば、金利によるスワップ利益を享受できたでしょう。

 

2015年~2017年

2015年から2016年にかけてメキシコペソは継続的な下落を経験しました。

下落の要因は主要輸出品にあたる原油価格の下落と言われています。

この時期にメキシコペソへ投資していたら、大きな含み損を抱えたことでしょう。

2016年中盤~2017年にかけて原油価格が上昇に転じるとともに、メキシコペソも値を上げていきました。

 

以上の年足チャート分析から、2つの重要なポイントが分かりました。

  • メキシコペソは他の高金利通貨と同様に世界経済の景気に敏感であり、金融危機が起きると暴落する恐れがある
  • メキシコペソは原油価格と正の相関関係がある

 

年足-MACD分析


(グラフ:楽天証券HPのテクニカルチャート機能)

続いて相場のトレンドを読むMACDで分析してみます。

年足MACDによると、2017年は紫色の短期線が上、緑色の長期線が下の状態が継続されており、円安/メキシコペソ高の傾向を示唆しています。

まさに2017年の相場はメキシコペソ高となりましたので、MACDは有効に働いていることが分かり、まだそのトレンドが続くのでは?と考えられます。

 

日足チャート


(グラフ:楽天証券HPのテクニカルチャート機能)

次に短・中期分析をするために月足チャートを見てみます。

2017年8月までは強い円安/メキシコペソ高の相場だったのが、8月以降は一転して円高/メキシコペソ安の様相です。

特に10月はNAFTA(北米自由貿易協定)の交渉が難航していることを背景に下落に転じたと言われています。

難航のポイントはトランプ政権のアメリカがわがままを言いまくっている点です。

しかし交渉決裂は現実的に起きないでしょうから、年末までには落ち着くのでは?と見られています。

 

月足-MACD分析


(グラフ:楽天証券HPのテクニカルチャート機能)

次に日足のMACD分析です。

直近の日足MACDは年足と違って紫色の短期戦が下、緑色の長期線が上の下落トレンドを示唆しています。

つまり日足MACD分析によると短・中期的には円高/メキシコペソ安が進みやすいと読み解くことができ、年足MACD分析とは逆の結果が出ているわけです。

 

FXチャート分析から見るメキシコペソの今後の見通し

上記の分析結果から、メキシコペソの今後の見通しと投資戦略をまとめます。

  • 短・中期的には円高/メキシコペソ安の傾向があるが、長期的には円安/メキシコペソ高のトレンド内にいると予想できる
  • 他の高金利通貨動揺に世界経済の動きに対してメキシコペソは敏感であるため、2008年のような金融危機時には暴落するリスクがある
  • 原油価格と正の相関があり、原油価格が軟化する際にはメキシコペソも下落しやすい

この分析結果を受けて、少なくともここ数か月のメキシコペソの見通しは悪くなく、しかも短・中期的に下落傾向にあるならば、今が仕込み時かなと考えました。

近々、本気でメキシコペソへの投資を検討したいと思います。

 

メキシコペソの取り扱いFX業者

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以上、本日はここまで。

それでは!

 

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