前回の投稿ではIPO株を取得した後、売却のベストタイミングがいつか?について投稿しました。
今回はIPOの最難関である抽選に当たるためには?何をすれば取得の際に有利になるか?考えていきます。
IPO株の抽選は当たらない?
「IPOの抽選は申し込むけどなかなか当たらない」といった声が多数聞こえます。
実は私自身も15回ほど申し込んで、1回しか当選してませんが、これでも良いほうだとか。
それもそのはず、前回の投稿で書いた通り、IPO株は初値で売却すれば87%もの高確率で儲けることができる黄金株なので、ライバルも多いわけです。
実際に、IPOの当選確率はどれくらいか?
申し込む銘柄や証券会社によっても異なりますが、当選確率の目安として、小型IPOで0.1~0.5%程度、大型IPOで5~10%程度なのが一般的のようです。
確率低い!!
IPO株の当選確率を上げる方法
さて、IPO株の取得を有利にする方法があるのか?
調べたところ、これぞ必勝法!という手段はみつかりませんでしたが、多少は確率を上げてくれるポイントはいくつか見つかりましたので、ご紹介します。
⓪IPO株の分配について知る
確率を上げる方法について書く前に、まずはIPO株の各証券会社に対する分配の仕組みを理解しておきましょう。
IPOは、その都度、指定証券会社ごとに購入権が分配される仕組みになっている。つまり1社独占ではなく、1IPO銘柄につき、複数の証券会社が取り扱いを行うということです。
例えば、新規購入株式が10,000株公開されるなら、指定証券会社A社には7,000株、B社には2,000株、C社には1,000株というように分配されることがあります。
分配された株式数に対して各証券会社ごと抽選が行われ、当選者のみが購入の権利を得るという仕組みです。
この仕組みを前提に、確率を上げる3つの方法について説明します。
①IPOはネット証券で狙う
このブログを読んでいる人は、そもそもネット証券の利用者が多いとは思いますが、、、
そうです、店舗型証券よりもネット証券でIPO株の当選を狙いましょう。
それはなぜか?
店舗型の証券会社は「裁量配分」が行われていて、一般庶民に割り振られるIPO株はごく一部になる可能性があります。
「裁量配分」とは、証券会社の担当者が付き合いの深いお客さんに優先的にIPO株の権利を渡してしまうことです。一般的に、店舗型の証券会社は割り当てIPO株の80%以上も「裁量配分」に回してしまい、公平な抽選配分は10%~20%しかないとも言われています。
ここで言うところの「付き合いの深いお客さん」とは、資金力のある投資家や企業の社長ですので、普通の人がこれを期待するのはやめましょう。
一方で、ネット証券は割り当てられたIPOの全てを平等な抽選によって配分する証券会社が多いため、普通の人はネット証券でIPOを狙うようにしましょう、ということです。
②IPO株をより多く扱っている証券会社に口座を持つ
IPOの引受先証券会社は、直前まで分かりません。
そのため、できるだけ多くの口座を保有しておき、どの証券会社が引受先になったとしても対応できるようにしておきましょう。
特にIPO株の幹事になることが最も多いSBI証券は絶対に外せませんので、必ず口座を持っておきましょう。
また、IPOの申し込み口数は多い方が有利であるため、家族の名義で口座を開設して、その口座分もIPOに申し込むことで、世帯の当選確率は上がることになります。
③SBI証券なら「IPOチャレンジ制度」を活用する
上記のような施策を打ったとしても、IPO株の競争率は非常に高いため、やはりなかなか当選しません。
普通は抽選が外れるとおしまい!ですが、SBI証券は、抽選に外れるたびにポイントが貯まる「IPOチャレンジポイント」という制度を採用しています。
この「IPOチャレンジポイント」を使えばIPO抽選の当選確率を上げてくれるようなので、IPOに申し込んで、IPO抽選が外れるほどに後々で確率が高くなるということです。
敗者に優しい制度です、嬉しいですね。
以上、本日はここまで。
筆者が申し込んだベルシステム24のIPOはどうなるかな、ドキドキ。
それでは!
コメント