月例のFX(外国為替相場)の予想と分析をはじめます。
今回は2017年12月のFX相場の分析・予想に関する投稿です。
前回2017年11月時点のFX相場の分析・予想では、米ドル・豪ドルともに円安方向に進むだろうと予想していました。
それから1か月、11月上旬~12月上旬にかけて米ドル・豪ドル・日本円はどのような推移を辿ったのか?また今後はどうなっていくのか?
最新チャートを使ってテクニカル分析に基づき予想を行いましょう。
【前回、11月上旬時点の予想】 ↗やや上昇 米ドル・円(USD/JPY) |
【過去のFX相場の分析・予想の記事はこちら】 FX|米ドル・豪ドル・円のよく当たる分析・予想をブログで公開(2017年10月) |
分析対象のFX通貨ペア
毎回、米ドル・豪ドル・円の3通貨の組み合わせを対象にしています。
つまり、
- 米ドル/円 USD/JPY
- 豪ドル/円 AUD/JPY
- 豪ドル/米ドル AUD/USD
の3通貨を組み合わせたペアです。
これらを選んだ理由ですが、
- 日本人のFX投資家にとって人気が高い
- 取引量が多く流動性が高い
- 経済・景気に敏感な通貨であるため、世界の金融情勢を把握できる
- 政治・経済が安定した先進国であるため、カントリーリスクが小さい
といったことがあげられます。
本来はユーロやポンドといった人気通貨も組み入れたいとは考えてますが、手が回ってない状況なので、ご容赦ください。
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米ドル・円(USD/JPY)の分析
まずは米ドル・円(USD/JPY)の分析から始めます。
上図は2017年12月6日の朝方時点の月足チャートです。
チャートは上下2段に分かれており、上段:ローソク足、下段:MACD(オレンジ色と緑色の線)のテクニカル指標を表してます。
それぞれのテクニカル指標を詳しく見ていきましょう。
ローソク足チャート
今回の分析対象:11月上旬~12月上旬は、ローソク足の一番右の2つが該当します。
11月の米ドル・円は方向感のない相場となり、110円台後半~114円台後半を上下動する展開となりました。
長期間で眺めてみると、2017年2月から同じような範囲内で上下しているため、レンジ相場(上下動を繰り返す相場)になっているようです。
下段:MACD
次にテクニカルチャート下段:MACDでの分析です。
上図の下段がMACDチャートですが、2017年7月~11月にかけてMACDの短期線と長期線が交わって進んでいます。
しかも、ほぼ水平上に進んでいるため、円高・円安どちらにも動く可能性があるように見えており、トレンド転換が意識されます。
正直なところ、上昇(円安) or 下落(円高)の方向感が見えなくなってきました。
今後のUSD/JPY(ドル・円)予想
これまで上値目途となるレジスタンスラインが119円付近、下値目途となるサポートラインが108円付近にあると見てきました。
しかし、ここ半年の相場の動きを見る限り、レジスタンスラインは119円より手前の115円25銭あたりにあるようです。
つまり上値目途のレジスタンスラインは115円台前半、下値目途となるサポートラインが108円付近にあると訂正します。
AUD/JPY(豪ドル・円)の分析
次に豪ドル・円(AUD/JPY)を分析します。
上図は2017年12月6日の朝方時点の豪ドル・円(AUD/JPY)の月足チャートです。
テクニカル指標はUSD/JPYと同じくローソク足(上段)とMACD(下段)です。
上段:ローソク足
10月は円高傾向が続き一時84円台中盤まで落ち込みましたが、その後持ち直しを見せて85円台前後で推移する形です。
豪ドル・円(AUD/JPY)も米ドル・円と同様に方向感の見えない動きとなっています。
下段:MACD
豪ドル・円のMACD分析です。
上図の下段がMACDチャートですが、2017年11月にはMACDの短期線と長期線が交わっています。
しかし長期線(オレンジ色)を見ると上向きになっているので、まだ豪ドル・円は円安トレンドの中にいると考えています。
今後の予想
豪ドル・円(AUD/JPY)の上値・下値は前回のFX相場予想から変更ありません。
上値目途のレジスタンスラインは90円付近、下値目途のサポートラインは80円付近と予想します。
11月は少し円高に振れたものの、一時的な調整では?と考えており、今後はレジスタンスラインの90円を目指して動くと予想します。
AUD/USDの分析
最後に豪ドル・米ドル(AUD/USD)を分析します。
上図は2017年12月6日の朝方時点のAUD/USD(豪ドル・米ドル)の月足チャートです。
上段:ローソク足
豪ドル・米ドル(AUD/USD)の11月~12月は、8月から続くドル安、米ドル高の動きが継続しました。
とはいえ、11月の月初に比べて月末は約90pipsほどマイナスということで、小幅な下落に留まっています。
下段:MACD
続いて豪ドル・米ドルのMACD分析です。
上図の下段がMACDチャートですが、2017年10月~11月はMACDの短期線(緑色)と長期線(オレンジ色)が交わる形で下落を続けているため、トレンド転換が意識される水準が続いてます。
今後の予想
前回のFX相場予想:米ドル高/円安を変更し、「中立」とさせていただきます。
変更の要因は、MACDの短期線と長期線が交わったことで、トレンド転換が意識されているからです。
FX予想のまとめ
→中立 米ドル・円(USD/JPY) ↗やや上昇 豪ドル・円(AUD/JPY) →中立 豪ドル・米ドル(AUD/USD)※先月の予想から、米ドル・円(USD/JPY)を「やや上昇→中立」に変更しました |
以上、本日はここまで。
それでは!
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