2017年11月、ついに日経平均株価は23,000円台も突破し、実に21年前の高値を更新しました。
21年前の株価を更新したことで、今後、日経平均株価はバブル期の30,000円台に向かう可能性を秘めているわけです。
本当に30,000円台をつける日がやってくるのか?
はたまた20,000円を割り込むような下落局面がやってくるのか?
今回は日経平均株価の先月(11月)の分析と今後(12月以降)の予想について投稿します。
※この投稿は筆者A氏の個人的な見解であり、投資を勧誘するものではありません。投資は自己責任で行ってください。
2017年11月の日経平均株価の分析・予想を振り返り
上図は先月11月上旬に日経平均株価の予想で使ったローソク足チャートです。
ローソク足の右から2番目の10月の日経平均株価は、大きな上昇を見せました。
特に史上最長の16営業日連続の上昇を達成したことが記憶に新しいかと思います。
そして10月末時点で22,000円付近まで到達したため、万一、22,800円を超えることがあれば、日経平均株価は新たなステージに突入するだろうと予想していました。
株価の方向性はもちろん「上昇」と予想しました。
【前回11月時点の日経平均株価の予想】
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日経平均株価の分析・予想(2017年12月上旬)
上図は12月4日終値時点の日経平均株価のローソク足チャートです。
今回の分析対象は11月~12月であり、上図のずらっと並んだローソク足の一番右とお隣の2つです。
11月の日経平均株価ですが、10月の勢いをそのままに上昇を続け、23,300円台の高値を付けました。
その後、上昇も一服して22,700円で11月の相場は終えましたが、12月に入っても引き続き22,800円前後で推移している状況です。
目下のレジスタンスラインと考えていた22,800円をハッキリと破ったので、日経平均株価は次のステージに突入したと見ています。
レジスタンスライン・サポートライン
日経平均株価が22,800円をハッキリと突破したことで、新たなレジスタンスライン・サポートラインの設定が必要となります。
再度、同じ図を使って確認してみましょう。
上図の青色→から引いたレジスタンスライン(上値目途)が25,200円付近、黄色→から引いたサポートライン(下値目途)が20,400円付近と予想しています。
今回は上値目途のレジスタンスラインのみ新しい値で設定しました。
下値目途のサポートラインは過去データを見ても引きづらく据え置きとしましたが、今後の相場の動きを見ながら新たなサポートラインを設定したいと考えてます。
ところで、なぜ上値目途のレジスタンスラインを25,200円としたか?
根拠を解説しておきます。
レジスタンスライン:25,200円の根拠
高値目途のレジスタンスラインが突破されたら、直近の高値を参考に新たな線を引くのが常套手段です。
しかし22,800円の参考値としていた1996年より前となると、楽天証券のマーケットスピードにはデータがありませんでした。
そこで日経新聞のWebページから参考になる株価チャートを見つけ、25,200円という次のレジスタンスラインを引いたのです。
詳細を解説します。
(引用:日経新聞社 https://www.nikkei.com/edit/interactive/jikaranking/)
上図は日経新聞社のチャートで、次のレジスタンスラインは「これ→」から引かれたオレンジ色のラインです。
このラインは1990~91年にかけて付けたサポートラインで、1989年のバブル崩壊からの株価急落がいったん落ち着いた時期に該当します。
つまり25,200円を超えてくると、いよいよ次はバブル期の30,000円台を目指す動きになる可能性があるわけです。
余談ですが、1991年という響きがアラフォーの私には感慨深いものがあったので、CD売上ランキングを調べてみました。
【オリコン調べ 1991年のCD売上ランキング】 1位 Oh!Yeah!/ラブ・ストーリーは突然に 小田和正 254万1910枚 |
当時、私は小学生でちょうど音楽に興味を持ち始めたころでした。
このランキングを見ていると校舎の風景や主題歌となったドラマの1シーンが脳裏によぎって、泣けます。。。
MACD分析
続いて、相場の方向性を測るテクニカルチャートのMACDで分析してみましょう。
上図は12月4日終値時点の日経平均株価のMACDです。
昨年2016年11月頃にゴールデンクロス※1 が生じて以来、ずっと紫色の短期線が上、緑色の長期線が下の形が保たれており、典型的な株価上昇局面を示しています。
ちなみに、私はこの1年間ずっと株価は上がると言い続けてきました
2016年11月から2017年12月までの株価を振り返ると、多少の起伏はあったものの日経平均株価は継続的に上昇を続けています。
つまり、MACDは的確に相場の流れをつかんでいたと言えるでしょう。
※1, ゴールデンクロスとは、短期線(紫色)が中長期線(緑色)を下から上へ突破する
日経平均株価の見通し まとめ
最後に2017年12月上旬の日経平均株価の分析と予想をまとめます。
【今回、12上旬時点の私の予想】
レジスタンスライン (上値目途) | 25,200円 |
サポートライン (下値目途) | 20,400円 |
日経平均株価の方向性 | 上昇 |
今後も継続的な株価の上昇を信じていますので、株式や投資信託を買い続けます。
以上、日経平均株価の予想と分析でした。
株式の高値づかみが怖い人へおすすめ投資商品
株価が21年ぶりの高値をつけたことで、株を始める人や買い増しする人が増えてくるでしょうが、一方で高値づかみになるのでは?と不安に思う人もたくさんいると思います。
そんな不安に思う人に対して、最近私が熱を上げて投資しているソーシャルレンディングという投資商品をご紹介します。
ソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディングとは、個人投資家が企業や個人へ融資を可能にするプラットフォームです。
融資と言えば、通常は銀行をはじめとした金融機関が行うものですが、ソーシャルレンディングが多数の個人投資家と企業融資を仲介し、新たな投資チャンスを提供してくれます。
ソーシャルレンディングには融資案件ごとに利回りが予め決まっており、投資家は利回りに応じた分配金を得ることができます。
ソーシャルレンディングの利回りは?
ソーシャルレンディング事業者ごと、融資案件ごとに利回りは異なりますが、業界平均利回りは8%前後と言われています。
(参考:クラウドポート社の調査 https://www.crowdport.jp/statistics)
定期預金であれば、利回りが高い銀行でも0.1~0.2%と言われる世の中で、ソーシャルレンディングの利回りの高さは魅力的で、どんどん投資家の数が伸びています。
株式投資ほどの派手な利回りは出ないものの、安定的に平均8%の利回りが出ていると考えると魅力的な投資商品ではないでしょうか。
ソーシャルレンディングのリスク
ソーシャルレンディング投資で注意が必要なのは、融資先企業に貸倒れが出るリスクと、ソーシャルレンディング事業者自体の経営が立ち行かなくなる点です。
他の投資商品と同じく、融資先企業、及びソーシャルレンディング事業者を投資家がしっかり選別する必要があります。
代表的なソーシャルレンディング事業者
ソーシャルレンディング事業者は20を超えるとも言われますが、私も実際に投資している代表的な事業者を紹介しておきます。
例えば・・・
1つ目のmaneoは業界の老舗であり、実績NO1のソーシャルレンディング事業者です。 maneoの活躍は1事業者にとどまらず、GMOクリック証券と業務提携したり、他の事業者にソーシャルレンディングシステムを提供したりと、プラットフォームビジネスにも力を入れているようです。
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2つ目のクラウドクレジットは、海外事業者への融資に特化したソーシャルレンディングであり、海外ならではの高利回り案件が魅力です。 また伊藤忠商事やマネックスグループなどの優良企業から出資を受けるなど、業界内・外からの評判も高い事業者です。 |
3つ目のOwnersBookは不動産専門のソーシャルレンディング事業者であり、2017年9月には運営会社のロードスターキャピタル社が東証マザーズ市場に上場しました。 |
ソーシャルレンディングは、まだまだ新興の投資商品ではありますが、初期からビジネスをしている会社は既に5年以上も実績を出していて、私も含め投資経験者も増えてきました。
世界のソーシャルレンディング市場はもっと進んでいて、日本も今後勢いが増していくと見られている業界なので、投資を検討してみてはいかがでしょうか。
以上、本日はここまで。
それでは!
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