私が資産運用を始めてはや10年以上が経過しました。
今は毎年のように投資で収益を得ていますが、始めの数年間は失敗の連続でしたので、振り返るとよく続けてこられたなと感心するほどです。
そこで今回は、私が数年間もがき苦しんでつかんだ各資産運用商品の基礎知識や注意点に関して書きたいと思います。
以下のような人にとって役立つ内容だと思いますので、ご一読いただけると嬉しいです。
- 資産運用を何となく始めようと思っている人
- 資産運用を始めたいけど不安ばかり募る人
- 1つ投資してみたけど失敗しちゃった人
【私の資産運用の実績に関する記事】 |
金融資産と実物資産
資産運用商品は、大きく「金融資産」と「実物資産」に分けることができます。
金融資産は紙の資産
金融資産とは別名「紙の資産」とも呼ばれます。
紙そのものに価値はなく、発行母体である国や各種機関の信用力によって価値が保証されています。
代表的な金融資産商品としては、預金・株式・投資信託・債券などがあげられます。
実物資産は実態のある資産
一方で実物資産とは物としての実態があり、発行機関に関係なく、それ自体に信用や価値がある資産を指します。
代表的な実物資産商品としては、不動産、金(ゴールド)があげられます。
両資産の特徴
金融資産と実物資産の特徴を解説します。
金融資産は「紙」や「電子データ」で価値が証明されます。
そのため資産運用を行う上で管理が楽である点が最大のメリットです。
管理が楽である反面、金融資産を発行した機関の破産が起きると、「紙」や「電子データ」はクズ同然になってしまう恐れがあります。
「国の信用がなくなると国債価格が暴落する」と言われるのは、実態のない金融資産の特徴を表しています。
一方で実物資産は、マンションや金(ゴールド)をという実態のある物を所有することになり、管理が大変であるというデメリットがあります。
管理が大変である反面、販売した機関の破産が起きても手元に残った実物資産の価値は残り続けるメリットがあります。
種類 | 代表的な商品 | 特徴 |
金融資産 | ・預金 ・株式/投資信託 ・国債/社債 など | 【メリット】管理が楽 【デメリット】発行組織の破産に伴い価値がなくなる恐れ |
実物資産 | ・不動産 ・金 など | 【メリット】発行組織が破産しても価値が残る 【デメリット】管理が煩雑 |
どんな資産でもリスクとリターンが大切
資産運用商品を選ぶうえで重要な基準としてリスクとリターンがあります。
リスク・リターンそれぞれを詳しく解説します。
リスクとは
資産運用におけるリスクとは、値動きの変動幅を指す言葉です。
値動きが激しい資産運用商品であればリスクが高いと呼び、高い収益額を期待できる一方で、損失額も同様に大きくなります。
値動きが静かな資産運用商品であればリスクが低いと呼び、収益・損失どちらも小さくなります。
「リスク=危ない!」というイメージを持つ人もいるでしょうが、実際は良くも悪くも資産運用結果の振れ幅の大きさを指す言葉です。
リターンとは
株式に投資すると、株価が上昇した後に売却すれば利益を得ることができます。
逆に投資した後に株価が下落して売却すれば損失が出ます。
このように、投資に伴い生じる損益を「リターン」といいます。
資産運用のリスクとリターンは表裏一体
一般的にリスクが大きい資産運用商品ほどリターンが高く、リスクが小さい商品ほどリターンも小さくなります。
俗にハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンと呼ばれる投資の世界における普遍的な法則です。
短期間で大きなリターンを得たければ大きなリスクを背負う覚悟が必要なわけです。
このように資産運用商品のリスク・リターンは表裏一体の関係にあります。
商品ごとのリスク・リターンを理解すれば、自分の目的や経験に合わせた商品を選ぶことができるようになります。
資産運用商品別のリスク・リターンマップ
主な資産運用商品ごとのリスク・リターンを上図のリスク・リターンマップとしてまとめてみました。
マップ中の各エリアには以下の特徴があります。
1. ローリスク・ローリターン(青色ゾーン)
基本的に元本が保証された資産運用商品です。安全性が高い反面、リターンも年間利回り1%にも満たないような投資商品です。
2. ミドルリスク・ミドルリターン(緑色ゾーン)
株式市場や為替などの影響を受けて価格が変動するため、元本が保証されていない資産運用商品です。
3. ハイリスク・ハイリターン(赤色ゾーン)
レバレッジを利かせて元本以上のお金を動かせる資産運用商品であるため、大きく資産が変動します。
元本が保証されていないどころか、場合によっては元本以上の損失が出て、追加出資を迫られることがあります。
投資初心者に向くリスク・リターンとは?
私の経験則として、初心者にはローリスクから始めて、慣れてきたらミドルリスクまでの資産運用商品で始めることをオススメします。
ハイリスク・ハイリターン商品は大きな損失を出す可能性があるため、いきなり投資資金を全て失ってしまうリスクがあるからです。
ローリスク~ミドルリスクから始めて資産運用の経験を積めば、リスクをコントロールする感覚が身につきます。
ハイリスク・ハイリターンへの挑戦はリスクの感覚が分かるようになった後の方が良いというのが持論です。
投資商品とリスク・リターンの概要をご理解いただけましたか?
それでは、ここからは具体的な資産運用商品について、リスク・リターンを中心に解説します。
ローリスク・ローリターンの資産運用商品
銀行預金
金利をリターンとして得ることができる銀行預金も資産運用商品の1つです。
日本円建ての預金であれば基本的に元本保証されているため、リスクはほぼありません。
金融機関が破産したら預金も0になるのでは?と思う人もいるかもしれませんが、その場合はペイオフと呼ばれる国のセーフティーネットで、1人あたり上限1,000万円まで保証されます。
リスクが低い反面、リターンとなる金利利息はスズメの涙ほどしかもらえません。
マイナス金利のご時世なので、金利が高いと言われるネット銀行や地銀の定期預金でも0.2%程度しかもらえません。
収支 | コスト | かからない |
年利率 | 定期預金で0.01%~0.2%程度 | |
税金 | 分離課税、金利利息に対して20.315%かかる | |
リスク | 元本損失 | なし |
保全 | 銀行の破たん時に国が1,000万円まで保証 | |
流動性 | 高い、いつでも引き出せる |
個人向け国債
国が発行する債券で、消費者向けに売り出される資産運用商品です。
所有者には定期的に利息が支払われ、満期(償還日)には募集時に予定された額面金額が戻ってくるため、基本的には元本保証となります。
万一、発行元にあたる国家が破産した場合はセーフティーネットがないため、元本を毀損することになるでしょう。
預金金利と同様に現在は超低金利となっており、最も高い変動10年タイプでも利回り0.05%程度しかもらえません。
収支 | コスト | かからない |
年利率 | 高いものでも0.05%程度 | |
税金 | 分離課税、金利利息に対して20.315%かかる | |
リスク | 元本損失 | なし |
保全 | なし、国家破たん時には元本を損失 | |
流動性 | 低い、原則1年間は引き出し不可 |
【定期預金に関する記事】 |
ミドルリスク・ミドルリターンの資産運用商品
外貨預金
日本よりも金利が高い外国通貨で預金することで、より高い金利利息を得ることができるうえ、為替利益も狙うことができます。
一方で為替が円高に動けば為替損失が生じるため、国内の預金と違って元本保証でない点に注意が必要です。
また外貨預金はペイオフの対象外となるため、万一、発行元の金融機関が破産した場合に元本を失う恐れがある点も国内の預金と違う点です。
収支 | コスト | 為替コストが預入と引出しの度にかかる |
年利率 | 外貨ごと異なる 参考:米ドル1%程度、豪ドル2% | |
税金 | 分離課税、為替差益と金利利息に対して20.315%かかる | |
リスク | 元本損失 | あり |
保全 | なし、金融機関の破たん時には元本を損失する恐れ | |
流動性 | 高い、いつでも引き出せる |
株式
企業が発行する株式を購入し、年1~2回の配当金や売却益を狙う資産運用商品です。
一方で株価が下がった場合は、売却損が生じるリスクがあります。
投資先企業が破たんした場合は元本損失となり、最悪は株価が0、すなわち保有していた株の価値も0になるリスクがあります。
証券会社と顧客のお金は分別管理されているため、株式取引に利用する証券会社が破産した場合は預け入れ資金や保有中の株式は戻ってきます。
収支 | コスト | 購入・売却時に手数料がかかる |
年利率 | 投資先企業の株価の変動、及び配当利率による | |
税金 | 分離課税、売却益と配当金に対して20.315%かかる | |
リスク | 元本損失 | あり |
保全 | 株式の元本は保障されない、証券会社の破たん時は保証される | |
流動性 | 高い、株式市場の時間内であれば自由に売買可能 |
【株式投資に関する記事】 日経平均株価|先月の分析と今月の見通しを大胆予想(2017年10月版) |
投資信託
資産運用会社が、投資家から集めた資金をもとに様々な資産を買付け・運用してくれる商品です。
投資信託に組み入れられた資産の価格が上がれば売却益を得ることができます。
また、株式配当に似た分配金を年に数回得られる商品もあります。
株式と比べると、投資信託は複数の資産運用商品の組み合わせで構成されるため、単独の株式を購入するよりもリスクを低減することができます。
注意点としては、販売手数料・信託報酬・信託財産留保額の3種類ものコストが必要になるため、考えなしに購入してしまうと、年間2%以上もコストがかかるような商品を購入するリスクがあります。
販売手数料が無料で、他の費用も比較的安いインデックスという投資信託があるため、コストを気にする人はインデックス投資信託から選ぶと良いでしょう。
収支 | コスト | 販売手数料・信託報酬・信託財産留保額がかかる |
年利率 | 投資信託の価格の変動、及び分配利率による | |
税金 | 分離課税、売却益と分配金に対して20.315%かかる | |
リスク | 元本損失 | あり |
保全 | 証券会社の破たん時123には保証される | |
流動性 | 高いが、売買指示と実行の間に若干のタイムラグがある |
【投資信託投資に関する記事】 投資信託|運用実績をブログで公開+3.73%(2017年8月) |
ETF
ETFは日本語で「上場投資信託」と呼ばれ、証券取引所に上場している投資信託です。
売買指示と実行の間に若干のタイムラグが生じる投資信託と違って、株式市場に上場しているETFは、市場があいてる時間帯であればリアルタイムに売買できます。
収支やリスクの考え方はほとんど投資信託と同じですが、ETFの方が運用コストにあたる信託報酬が安い傾向にあります。
収支 | コスト | 購入時と売却時に手数料、運用中に信託報酬がかかる |
年利率 | ETFの価格の変動、及び分配利率による | |
税金 | 分離課税、売却益と分配金に対して20.315%かかる | |
リスク | 元本損失 | あり |
保全 | 証券会社の破たん時には保証される | |
流動性 | 高い、株式市場の時間内であれば自由に売買可能 |
【ETF投資に関する記事】 |
不動産
所有するアパートやマンションなどの不動産を活用し、家賃収入や売買益を得る資産運用商品です。
賃借人さえ見つかれば、毎月安定した家賃収入を得ることができ、売却時に大きな利益を得ることができます。また節税対策を取ることができる数少ないの資産運用商品でもあります。
ここ数年はサラリーマン投資家による不動産投資が活発に行われてきましたが、2017年になって懐疑的な意見が数多く聞かれ、なかなか銀行融資が実行されないといった声を聞くようになってきました。
将来的には人口減少が大きな課題として取り上げられており、空室率の上昇による家賃収入の低下、供給過剰による物件相場の下落といったリスクへの懸念の声が強まってます。
収支 | コスト | 購入時と売却時に手数料、賃貸中に諸経費がかかる |
年利率 | 家賃収入による | |
税金 | 総合課税で各人の所得税率に応じた税金を支払う | |
リスク | 元本損失 | あり |
保全 | 販売業者の倒産時は瑕疵担保保険で10年保証される物件もある | |
流動性 | 低い |
REIT
不動産を投資対象とした投資信託です。
運用会社が投資家から資金を集めてオフィスビル、商業施設、住宅などのさまざまな形態の不動産を取得、管理・運用してくれます。
投資家は不動産事業から得られる家賃や売却益を分配金として受け取ることができます。
不動産投資は大きな頭金が必要になりますが、REITは証券化商品なので少ない資金で不動産投資を始めることができます。
また物件の選定・運営管理等を専門家に任せることができるため、投資初心者でも気軽に始められます。
収支 | コスト | 購入時と売却時に手数料がかかる |
年利率 | REIT価格の変動、及び分配利率による | |
税金 | 分離課税、売却益と分配金に対して20.315%かかる | |
リスク | 元本損失 | あり |
保全 | 証券会社の破たん時には保証される | |
流動性 | 高い、株式市場の時間内であれば自由に売買可能 |
ハイリスク・ハイリターンの資産運用商品
外国為替取引(FX)
「外国為替取引(FX)」は外国通貨を売買することにより為替差益と金利利益(スワップ)を狙う資産運用商品です。
外貨預金と似ていますが、購入時・売却時にかかる手数料が安い点、レバレッジを活用できる点が主な違いです。
FXは標準的な契約でレバレッジを利用することができるため、元本以上のの資金を動かして大きなリターンを狙うことができます。
しかしレバレッジは諸刃の剣でもあり、投下資金以上の損失を被るリスクを負うことになるため、リスク管理をしっかり行う必要があります。
平日24時間取引ができるため、流動性は非常に高いと言えます。
収支 | コスト | 為替コストが購入と売却の度にかかる |
年利率 | 為替差益と金利利息による | |
税金 | 分離課税、為替差益と金利利息に対して20.315%かかる | |
リスク | 元本損失 | あり |
保全 | FX業者の破たん時には信託保全により保証される | |
流動性 | 高い、平日は24時間取引可能 |
【FX投資に関する記事】 |
先物取引
特定の商品をあらかじめ決めた日に現在価格で売買することを約束する取引です。
例えば、「銅」が現在よりも将来のほうが価格が上がると予想すれば「現在の価格で買う権利」に投資をし、値下がりすると予想すれば「現在の価格で売る権利」に投資すれば、利益を得られます。
投資対象は農作物や貴金属などの実物商品と、日経平均株価などの金融指数商品の2種類があります。
先物取引には取引期日が定められているため、期日を迎えた際に損失が出ていれば強制的に損失が確定されます。
収支 | コスト | 購入時と売却時に手数料がかかる |
年利率 | 投資した商品価格の変動による | |
税金 | 分離課税、売却益に対して20.315%かかる | |
リスク | 元本損失 | あり |
保全 | 先物取引業者の破たん時には日本商品清算機構に保証される | |
流動性 | 商品によって大きく異なる |
ソーシャルレンディングのリスクとリターンは?
投資家はソーシャルレンディング業者を通じて個人や企業に融資を行い、返済期日までに元本に加えて予め設定された金利利息を受け取ることができます。
ソーシャルレンディングはローリスク・ミドルリターンという珍しいポジションに分類されるのでは?私は考えます。
一般的にはリスクとリターンの分類は同じであるはずですが、ソーシャルレンディングは以下の特性からローリスク・ミドルリターンという希有の存在だと私は思ってます。
ソーシャルレンディングがローリスク・ミドルリターンと考える理由
- 収益性の高さ:国内案件は利回り5%~10%が主流 → ミドルリターン
- 運用期間の短さ:数カ月の融資案件も多く、短期運用することでリスクを低減 →ローリスク
- 返済実績の安定感: ソーシャルレンディング業界の実績を見ると、融資先が返済不能となるケースは稀であり、もし返済不能となっても担保から返済するスキームの案件も多い →ローリスク
ソーシャルレンディングで気を付けたい点として、融資先が倒産するなどの理由で返済不能になることと、投資家と融資先企業をつなげるソーシャルレンディング業者の倒産があげられます。
特に後者は、昨今のソーシャルレンディング人気で業者が乱立しており、資金管理や案件審査といった内部体制が整ってない企業の存在が懸念されます。
実際に金融検査で行政処分を受けて営業停止になった業者もあるので、ソーシャルレンディング事業者の選定は注意しましょう。
収支 | コスト | かからない |
年利率 | 国内案件:5%~10%、海外案件:10%超え多数 | |
税金 | 分離課税、金利利息に対して20.315%かかる | |
リスク | 元本損失 | あり |
保全 | なし、業者の破たん時には元本を損失する可能性あり | |
流動性 | 低い、大半は融資期間中に途中解約できない |
【ソーシャルレンディング投資に関する記事】 |
安定的な資産運用を目指すなら「分散」が大事
資産運用でなるべく大きな損失を出さないように利益を得たいと考える人には、分散投資手法を取り入れることがおすすめと言われています。
分散投資とは?
ひとつの資産運用商品に集中投資してしまうと、その商品価格が下落した場合に大きな損失を抱えてしまうリスクがあります。
そこで分散投資を取り入れることで、価格変動リスクを低減させながら、安定的にリターンを目指すというわけです。
分散投資に対して「投資先商品を分ければ良い」という間違ったイメージを持つ人を見かけます。
しかし本当の分散とは、もっと戦略的に取り組む必要があります。
代表的な分散投資手法として商品、地域、通貨、時間の4種類を解説します。
商品の分散
資産運用商品には、上記でも解説した通り預金・国債・株式・投資信託など様々なものがあります。
商品ごと1つずつ分散投資していくのが手間と感じるのであれば、バランス型投資信託を活用して、幅広く商品をカバーする方法があります。
地域の分散
投資における地域性を考えると、少なくとも日本国内・先進国・新興国の3分類が存在します。
外国株式や投資信託を使えば、比較的簡単に地域の分散投資が実現できます。
ちなみにアフリカ地域等の途上国を対象にした投資商品は、一般の投資家には機会が少なくリスクも高いため、私はおまけ程度に投資するにとどめてます。
通貨の分散
円、米ドル、豪ドル等へ投資することで通貨を分散することができます。
外貨預金やFXが代表的手段となりますが、投資信託やETFでも外国通貨建て商品を保有することができます。
なおFX投資にチャレンジする場合は、レバレッジを掛け過ぎないように注意しましょう。
時間の分散
吟味した結果、投資先が決まったとして、その投資商品へ一度に全資金を投資するのではなく、何回かタイミングを分けて投資することで、価格変動のリスクを低減させる方法を時間の分散と言います。
特に同じ周期で一定金額を積立て投資する方法を「ドルコスト平均法」と呼びます。
ウォーレンバフェットが語る正しい投資の方法とは?
最後に、投資の賢人と言われるウォーレン・バフェットが発した一般投資家向けの貴重なアドバイスをご紹介します。
ウォーレン・バフェットは、集中投資で富を成したと言われています。
調査・検討した結果、自分が投資すると決めた投資先には、大きな金額で一点集中投資する手法です。
しかしウォーレン・バフェットは一般の投資家に向けて、
投資先を分散し、コストを最小限に抑えた方が良い結果が得られる
と、彼の投資方法と真逆のメッセージを発しています。
これはどういうことでしょうか?
バフェットは、彼と彼の企業が徹底的に投資先を調べ上げることを前提に集中投資を行います。
つまり、一般投資家は集中投資できるほど知識もないし、調べる時間もないわけだから、より安全な分散投資を行うことをオススメするとバフェットは言っているのでしょう。
私もここ数年はバフェット氏のアドバイスに従って投資先・時間を分散して投資するように心がけてます。
その甲斐もあってか、ここ数年は一度もマイナスになることなく、安定的にプラス収益を出せるようになってきました。(2012年以降は、全体的な相場環境もずっと良いのも一因ですが・・・)
まとめ
今回の投稿は、投資の初心者向けに各資産運用商品の基礎知識や注意点に関して書きました。
- 様々な資産運用商品があり、リスクとリターンを考慮して投資先を決める必要がある
- 投資初心者にはローリスク・ローリターン~ミドルリスク・ミドルリターンから開始することがおすすめ
- ソーシャルレンディングはローリスク・ミドルリターンという珍しい資産運用商品と私は考える
- 資産運用商品が決まったら全資金を一気に投資せず、分散投資でリスクを低減することを検討する
以上、本日はここまで。
それでは!
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