11月9日にロボアドバイザー:THEOのセミナーに参加し、社員さんから直々にTHEOのことを詳しく聞いてきました。
THEOの良さとは、
”徹底的にユーザー目線に立ったロボアドバイザーである”
という点が、よく理解できるセミナーでした。
セミナーで説明された内容を業界裏話とともにご紹介します。
ロボアドバイザー:THEOとは?
「ロボ・アドバイザー」とは、AI技術(アルゴリズム)を用いておすすめの投資商品を紹介してくれたり、ポートフォリオを自動運用してくれたりするサービスです。
ロボアドバイザーには大きく2種類ある
一言でロボアドバイザーと言っても、実は大きく分けて2種類のロボアドが存在します。
- アドバイス型
- 一任運用型
「1.アドバイス型」のロボアドバイザーとは、おすすめの投資商品やポートフォリオを提案はしてくれますが、投資行為自体は自分で行います。
「2.一任運用型」のロボアドバイザーとは、おすすめしてくれるだけでなく、売買も含めてお任せできるサービスです。
THEOは後者の一任運用型にあたります。
THEOで運用するメリットは?
一任運用型のロボアドバイザー:THEOで運用するメリットは、以下の3点があげられます。
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さあ資産運用を始めよう!って人が最初に直面するのは、「どう始めたらいいかわからない」という問題でしょう。
上記1点目のメリットにも記載の通り、THEOは証券会社にも銀行にも相談が不要で、Web上でいつでも無料で運用診断ができます。
そして運用診断からTHEOが出した提案を気に入れば、上記2点目のメリットにも記載の通り、ポートフォリオを自動で作ってくれます。
良い運用結果を維持するためにリバランス・リアロケーションが必要ですが、上記3点目のメリットにも記載の通り、運用も基本的にロボットへお任せです。
投資は、ロボが。人生は、あなたが
~ THEOのコンセプトムービーより引用
THEOのサービス内容
THEOのサービス内容はいたってシンプルです。
1万円から始めることができ、手数料は年換算で預入資産の1%(年換算)です。
つまり最低金額:1万円でスタートすれば、年間費用は100円程度です。
ジュース1本我慢すればお釣りがくるほど低コストというわけです。
投資対象商品はETF(上場投資信託)ですが、資産運用で生じる難しい話はTHEOにお任せでかまいません。
しかしユーザーの中には、THEOを始めたことで投資に対する関心が高まり、日経新聞を読み始めたり、投資信託やETFの勉強を始めるといった副次効果の声も聞かれるようです。
THEOの目的は日本社会の課題を解決すること
このセミナーで最も印象的だったのが、THEOの運営会社:お金のデザインの北澤COOがお話されていた「投資家に寄り添う」とか「金融不信を払しょくする」といった内容です。
日本は世界の先進国で圧倒的に現預金比率が高い国で、投資と一定の距離を置こうとする傾向にあります。
【先進国の現預金比率 ※1】
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無理のない資産運用をすれば、大抵は資産を増やせることを過去データが示しているにも関わらず、日本人は投資を控える傾向にあります。
このような現象の背景には、国民の金融業界への不信感が根っこにあります。
従来の金融機関が、高い手数料や信託報酬などで投資家に損をさせてきたことにあります。
投資に対する「難しい」、「お金持ちがやるもの」、「ギャンブルと同じ」、「恐い」、「しつこい勧誘」・・・
こういったネガティブなイメージを払拭し、投資家の資産運用に貢献したいという強い思いを「お金のデザイン」社の北澤COOは説明してくれました。
THEOは日本社会の課題を解決することが目標であるという熱い思いが伝わってきました。
※1, 日本証券業協会「証券投資に関する全国調査 2015年」
THEOと他のロボアドバイザーの違いは?
ETFで自動運用してくれるロボアドバイザーであればTHEO以外にもいくつかあるけど、何が違うの?と疑問に思う方も多いでしょう。
その辺りの話も今回のセミナーでじっくり説明がありました。
投資アルゴリズムが違う
投資家に合ったETFポートフォリオを提案するコア・エンジンにあたる投資アルゴリズムが、他のロボアドバイザーと違います。
その違いとは、3種類の機能的視点によるアプローチ(グロース/インカム/インフレヘッジ)と、階層分析法(AHP)によって、きめ細かい分析ができるようになっている点です。
きめ細かい分析の結果、231種類のポートフォリオを提案できるようになっており、業界でも最多の種類を誇るという自負がTHEOにはあるようです。
またリスクベースアプローチを採用しているため、ボラティリティ(価格の振れ幅)を低減しながら、高いリターンを期待できます。(俗にリスクパズルとも言う)
またこのアルゴリズムは、日本の年金運用で委員を務める京都大学大学院教授の加藤先生が監修していて、アカデミックな分野からのサポートも受けています。
このようにTHEOは投資アルゴリズムに絶対的な自信を持っています。
逆に他のロボアドバイザーでは「平均分散法」という従来手法を用いるケースが多く、クオンツ ※2 に携わる人であれば、批判的な見解が多いと業界の裏話も語っていました。
※2, Quantitative(数量的、定量的)の派生用語で、高度な数学的手法を用いてさまざまな市場・金融商品・投資戦略を分析すること、または分析をする人を指す
運用開始における必要金額が違う
ロボアドバイザーを始めるために必要となる資金は、安いところでも10万円以上するのが一般的ですが、THEOは1万円から始められることになってます。
10万円だとちょっと高いかな・・・と考える若者世代にとって、若いうちから投資を習慣化するためにTHEOが一役を担うかもしれません。
投資対象商品が多い
THEOは約40種類のETF銘柄から顧客に合ったものをチョイスして提案してくれます。
他のロボアドバイザーよりも圧倒的な商品種類でポートフォリオを築くことができるため、分散投資の効果を得られる可能性が高まります。
グッドデザイン受賞!ユーザー目線で設計されたUI/UX
THEOの投資家向けマイページは、徹底したユーザー目線で設計されています。
そのデザインが評価されて、Good Design Award2017を受賞しました。
実はロボの裏には人がいる
THEOという資産運用ロボットが大半の顧客運用業務をこなす中で、人が大切な役割を担っていることが、裏話として説明されました。
市場の急な変化、例えばテロ発生や重要な経済指標が発表された場合、ロボはいつものペースで売買を繰り返し、損失を膨らませるリスクがあります。
そんな急な変化に備えて、24時間体制で人がロボアドバイザーを管理しているというお話でした。
まとめ
今回の投稿のまとめです。
- THEOは日本を代表するロボアドバイザーで、誰でも資産運用を早く・安く始めることができる金融サービスである
- THEOを通じて顧客と向き合おうとする「お金のデザイン」社の思いが伝わってきた
- 他のロボアドバイザーとの大きな違いは、投資アルゴリズム・初期費用などがあげられるが、実は人が24時間体制で管理する部分もあるという裏話もあった
以上、THEOのセミナーで得た情報をお披露目しました。
この投稿を読んでロボアドバイザー:THEOに関心を持たれた方がいれば、無料口座開設をしてみて、試してみてはいかがでしょうか。
それでは!
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