今回から新しい内容「IPO投資」について書いていきたいと思います。
IPO投資とは
IPOとは、「Initial(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)」の略で、未上場企業が、新規に株式を証券取引所に上場し、株式を保有してもらう投資家を募ることを言います。
株式上場に際し、通常は新たに株式が公募されたり、上場前に株主が保有している株式が証券会社を経由して売り出されます。これら株式を証券会社を通じて投資家へ配分することをIPOといいます。
企業にとっては上場することにより、直接金融市場から広く資金調達することが可能となり、柔軟な財務戦略の遂行を可能とします。
IPO投資をおすすめする理由
IPOへの投資は、雑誌などの各種メディアで「IPOは儲かる」と言われます。
IPO投資のメリットをざっと上げると以下のような事があります。
1.IPO取得に際し、手数料がかからない。
2.上場後の株価が大きく飛躍している銘柄が多い。
3.公募価格(売出価格)は割安に設定される場合が多い。
特に魅力的なのは2と3でしょうか。
最近のIPOの銘柄と言えば?
最近のニュースや新聞では、郵政3社のIPOの話題となっています。もともと国営企業の3社ですので会社規模も大きく、IPOの行方が注目されていました。
【郵政3社】
・日本郵政(株)
・(株)ゆうちょ銀行
・(株)かんぽ生命保険
結果はどうだったか?
下表のとおり、全銘柄の初値が公募価格(投資家の購入価格)よりも高くスタートしています。
かんぽ生命保険はなんと30%ものプレミアが付きました。
このように、公開後の初値は公募価格(売出価格)を上回ることが多いのです。
IPOの購入方法
IPOは各証券会社から購入できます。
年間にIPOとして売り出される株式は数十本ありますので、証券会社のホームページやマイページを注意深くウォッチしておきましょう。
購入申し込み自体はとても簡単で、ネット証券であれば数分で手続きできるでしょう。しかし、IPO購入はとてもハードルが高く難しいと言われています。
IPO購入が難しい理由① 取り扱い証券会社
IPOは全証券会社で購入できるのではなく、IPOごとに取り扱い可能な証券会社が決まっています。自分の口座がある証券会社で常にIPOを申し込めるわけではないのです。
IPO購入が難しい理由② 申し込み倍率の高さ
IPOは初値が公募価格を上回る確率が高いことは周知の事実であるため、申し込みが殺到し、必ずと言って良いほど抽選になります。その倍率も高く、なかなか購入の権利を得ることができません。
IPOは魅力ある投資であるため、なんとかこのハードルを越える方法を考えたいですね。
以上、本日はここまで。
次回以降、具体的なIPO購入方法や、抽選に当たる確率を上げる方法などを書いていきたいと思います。
それでは!
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