ついに日経平均株価は22,000円台に突入し、1996年以来、実に21年ぶりの高値圏に入ってきました。
月に1回、日経平均株価予想をしているこの投稿にもますます熱が入ります。
今回は日経平均株価の先月(10月)の分析と今後(11月以降)の予想について投稿します。
※この投稿は筆者A氏の個人的な見解であり、投資を勧誘するものではありません。投資は自己責任で行ってください。
前回の日経平均株価の分析・予想を振り返り
上図は先月10月上旬に日経平均株価の予想で使ったローソク足チャートです。
ローソク足の右から2番目の9月について、上旬は北朝鮮問題の緊迫化と米国財政の先行き懸念から19,000円台前半に留まっていましたが、後半に進むに伴って株価は上昇していきました。
9月末時点で20,300円台という高値で引け、10月上旬の株価も上昇傾向にありました。
そんななか私の10月上旬時点の株価レンジ予想は下値18,100円~上値21,000円として、株価の方向性は「上昇」としました。
さてそこから1か月、日経平均株価はどのような動きを見せたでしょうか。
【10月上旬時点の予想】
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最新の日経平均株価の分析・予想
上図は11月1日終値時点の日経平均株価のローソク足チャートです。
今回の分析対象は10月~11月であり、上図のずらっと並んだローソク足の一番右とお隣の2つです。
10月は見事なほどに上昇の一本鎗で、史上最長の16営業日連続の上昇を記録しました。
20,000円台で始まった株価が、10月末時点で22,000円付近まで到達したのです。
上値目途となっていた21,000円をハッキリと突破しましたので、日経平均株価は次のステージに突入したと見ています。
レジスタンスライン・サポートライン
日経平均株価が21,000円をハッキリと突破したことで、新たなレジスタンスライン・サポートラインの設定が必要となります。
再度、同じ図を使って確認してみましょう。
上図の青色→から引いたレジスタンスライン(上値目途)が22,800円付近、黄色→から引いたサポートライン(下値目途)が20,400円付近と予想しています。
レジスタンスライン:22,800円の根拠
レジスタンスラインが突破されたら、直近での過去の高値を参考に引くのが常套手段ですが、過去10年まで振り返っても21,000円を超えたケースがなく、参考となる株価チャートが見当たりません。
そこで、さらに過去に振り返っていったところ、下図の通り1996年に22,750円という高値がありましたので、今回は22,800円をレジスタンスラインとした次第です。
つまり現在の相場は21年ぶりの高値なので、自分が中学生の頃の景況感にいることになり、何だか感慨深いものを感じます。
もし22,800円も突破したら、バブルの時期まで振り返る必要がありますね・・・。
(図:楽天証券のアプリ:Market Speedの1995年5月~2000年10月のチャート)
MACD分析
続いて、相場の方向性を測るMACDチャートを用いて分析してみましょう。
上図は11月1日終値時点の日経平均株価のMACDです。
昨年2016年11月頃にゴールデンクロス※1 が生じて以来、ずっと紫色の短期線が上、緑色の長期線が下の形が保たれています。
これは典型的な株価上昇局面を示しています。
2016年11月から2017年11月までを振り返ると、多少の下落はあったものの日経平均株価は継続的に上昇を続けているため、MACD分析は有効であることを示しています。
丸々1年間、日経平均株価は好調をキープしているんですね!
※1, ゴールデンクロスとは、短期線(紫色)が中長期線(緑色)を下から上へ突破する
日経平均株価の見通し まとめ
最後に2017年11月上旬の日経平均株価の分析と予想をまとめます。
【今回、11月上旬時点の私の予想】
レジスタンスライン (上値目途) | 22,800円 |
サポートライン (下値目途) | 20,400円 |
日経平均株価の方向性 | 上昇 |
今後も継続的な株価の上昇、そして実経済の回復によって日本人の生活が豊かになることを期待してます!
以上、日経平均株価の予想と分析でした。
株式の高値づかみが怖い人へおすすめ投資商品
株価が21年ぶりの高値をつけたことで、株を始める人や買い増しする人が増えてくるでしょう。
しかし一方で、今から株を購入するのは高値づかみになるのでは?と不安に思う人もたくさんいると思います。
そんな不安に思う人に対して、最近私が熱を上げて投資しているソーシャルレンディングという投資商品をご紹介します。
ソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディングとは、個人投資家が企業や個人へ融資を可能にするプラットフォームです。
融資と言えば、通常は銀行をはじめとした金融機関が行うものですが、ソーシャルレンディングが多数の個人投資家と企業融資を仲介し、新たな投資チャンスを提供してくれます。
ソーシャルレンディングには融資案件ごとに利回りが予め決まっており、投資家は利回りに応じた分配金を得ることができます。
ソーシャルレンディングの利回りは?
ソーシャルレンディング事業者ごと、融資案件ごとに利回りは異なりますが、業界平均利回りは8%前後と言われています。
(参考:クラウドポート社の調査 https://www.crowdport.jp/statistics)
定期預金であれば、利回りが高い銀行でも0.1~0.2%と言われる世の中で、ソーシャルレンディングの利回りの高さは魅力的で、どんどん投資家の数が伸びています。
株式投資ほどの派手な利回りは出ないものの、安定的に平均8%の利回りが出ていると考えると魅力的な投資商品ではないでしょうか。
ソーシャルレンディング投資で注意が必要なのは、融資先企業の経営がうまくいかずに貸倒れが出るリスクや、ソーシャルレンディング事業者自体の経営が立ち行かなくなると、投資資金が毀損するリスクがある点です。
他の投資商品と同じく、投資家がしっかり選別する必要があります。
代表的なソーシャルレンディング事業者
2017年11月時点でソーシャルレンディング事業者は20を超えるとも言われますが、私も実際に投資している、代表的な事業者を紹介しておきます。
例えば・・・
1つ目のmaneoは、業界の老舗企業であり、実績NO1のソーシャルレンディング事業者です。
maneoの活躍は1事業者にとどまらず、GMOクリック証券と業務提携したり、他の事業者にソーシャルレンディングシステムを提供したりと、プラットフォームビジネスにも力を入れているようです。
公式HP:maneo
2つ目のクラウドクレジットは、海外事業者への融資に特化したソーシャルレンディングであり、海外ならではの高利回り案件が魅力です。
また伊藤忠商事やマネックスグループなどの優良企業から出資を受けるなど、業界内・外からの評判も高い事業者です。
3つ目のOwnersBookは不動産専門のソーシャルレンディング事業者であり、2017年9月には運営会社のロードスターキャピタル社が東証マザーズ市場に上場しました。
ソーシャルレンディングは、まだまだ新興の投資商品ではありますが、初期からビジネスをしている会社は既に5年以上も実績を出していて、私も含め投資経験者も増えてきました。
世界のソーシャルレンディング市場はもっと進んでいて、日本も今後勢いが増していくと見られている業界なので、投資を検討してみてはいかがでしょうか。
以上、本日はここまで。
それでは!
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