(運用実績を2019年3月27日時点に更新しました)
クラウドクレジットで投資を始めたのが2016年10月で、それから3年が経過しました。
ちょうど良い機会なので、クラウドクレジットの評判や評価を交えつつ、自分の経験談をまとめたいと思います。
他のソーシャルレンディングとクラウドクレジットの違いをしっかり理解できるように丁寧に書き上げますので、長文となることご容赦ください。
ソーシャレンディングとクラウドクレジット
クラウドクレジットが提供する金融サービスはソーシャルレンディングというものに分類されます。
ソーシャルレンディングとは?
ソーシャルレンディングとは個人や企業へのローンの一種であり、個人の投資家(貸し手)と個人や企業(借り手)との仲介を行う金融サービスを指します。
【ソーシャルレンディングのイメージ図】
クラウドクレジットとは?どんなSL事業者?
ソーシャルレンディングを提供する会社は国内に多数あり、20社を超えていると言われています。
そんななかでも業界他社にないユニークな特徴が多いため、いろんな意味でクラウドクレジットは評判のソーシャルレンディングです。
主な特徴をあげると・・・
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国内ソーシャルレンディング事業者が国内の不動産業向け融資が多く占める中、クラウドクレジットは海外、且つ様々な分野に融資しています。
分散投資を意識したポートフォリオを組みたい人にとっては、興味深い投資先でしょう。
日経CNBCにも登場
スカパー!などの有料CS放送の経済ニュース専門のチャンネルである日経CNBCにも、クラウドクレジットの杉山社長が登場しました。
運営は日本経済新聞社、テレビ東京ホールディングスが出資している株式会社日経CNBCが行っています。
杉山社長は同番組で起業への想い、ソーシャル・レンディングの仕組み、国際分散投資の重要性を語っています。
杉山社長はどんな人?
(引用:https://crowdcredit.jp/company/staff/)
クラウドクレジットの代表取締役社長は杉山智行氏が務めています。
杉山氏は日本の最高学歴の東大法学部を卒業後、大和証券→ロイズ銀行と金融畑のど真ん中のキャリアを歩んできました。
そして2013年に起業し、翌年にCrowdCredeit(クラウドクレジット)をスタートさせました!
【杉山氏の略歴】
ここまでクラウドクレジットの特徴を簡単にまとめました。
もっと詳しく知りたい!という人は、YouTubeに公開されているクラウドクレジット社の定期的セミナーを閲覧することをおすすめします。
社長の杉山さんもお話されていて、必見です!
クラウドクレジットの評判
様々な方面からクラウドクレジットの良い評判・悪い評判を集めてみました。
良い評判1.高い利回りのファンドが多い
まず1つ目の特徴は、投資家がなんといっても大好きな「高利回り」なファンドが多いという点です。
下図の通り、2018年12月には利回り:13.5%のファンドが募集されていたこともありました。
#クラウドクレジット の新着案件が募集を開始!
期待利回り13.5%のファンドもあり!#クラウドファンディング #ソーシャルレンディングhttps://t.co/27ya3pYX7f pic.twitter.com/qDL1RMUChR
— 金熊 (@kinnkumacom) December 25, 2018
ソーシャルレンディング業界レポートでは、利回りの平均値は8%前後と言われているため、9%を超えてくると高利回りとみられます。
(参考:ZUU fundingの利回り情報より)
クラウドクレジットで募集中のファンド利回りを見てみると・・・
利回り10%越えのファンドが複数あるのが分かります。
これはクラウドクレジットのファンドでは珍しいことではなく、9%~13%程度の利回りなら、たびたび募集されてます。
ブログを運営する中で他のソーシャルレンディング事業者と見比べますが、他社よりクラウドクレジットが高利回りであるという評判には納得感があります。
高い利回りのファンドが多い一方で、海外ならではの危険:カントリーリスクに注意する必要があります。
【海外ファンド購入時の注意点やカントリーリスクについて詳しく知りたい人はこちら】
良い評判2.投資家は社会的な意義を感じることができる
2点目の特徴は、投資家が社会的な意義を感じながら投資できる点です。
国内のソーシャルレンディングは不動産関連業者へ融資する傾向にあります。
しかしクラウドクレジットは世界の個人や法人、そして事業やローンに対して投資を行っています。
【各国の提携金融企業】
つまり投資先に偏りがなく、いろんな国・対象者・事業に対して融資しています。
また、クラウドクレジットのファンドのタイトルを見ると・・・
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なんだか、世界の人たちの役に立ってる!って感じが伝わってきませんか?
私は勝手ながら、「社会的な使命を背負ったソーシャルレンディング」だと思い、利回りの高さ以上にその使命感に萌えながら投資してます。(笑)
最近は社会インパクト投資というカテゴリーがあるようですね。
【社会性の高い投資とは?を詳しく知りたいひとはこちら】
良い評判3.分散投資しやすい
クラウドクレジットは2つ観点の意味で分散投資しやすいと言われています。
1つ目の観点は募集ファンドが国際色豊かで投資先事業も様々である点です。
偏らないように少し意識すれば分散投資が実現できます。
2つ目の観点は最低投資金額が1万円と少額である点です。
極端な話、10万円あれば最大で10のファンドに投資することができますね。
エリアやテーマが豊かなクラウドクレジットのファンドの特性をフルに活かした分散投資が可能です。
良い評判4.伊藤忠商事等の有名企業から出資を受けた
3点目は、伊藤忠商事などの有名企業がクラウドクレジットの事業に出資している点です。
伊藤忠商事による出資はソーシャルレンディング業界の中でクラウドクレジットが初の快挙となりました。
【クラウドクレジットに出資する主な企業】
なおソーシャルレンディング業界における伊藤忠商事からの出資第2号はFunds(ファンズ)でした。
ソーシャルレンディングの最大のリスクは、ソーシャルレンディング事業者がまともな会社であることを判断できるか否かだと私は考えてます。
経営がうまくいかなかったり、最悪、投資詐欺をはたらくようなケースも考慮して、投資家はしっかりチェックをする必要があります。
実際、管理体制の不備によって行政から業務停止命令を受け、返済遅延が起きてるソーシャルレンディングもありますし・・・。
【詐欺を疑われるような事件を起こしたソーシャルレンディング事業者の記事】 |
しかし、ソーシャルレンディング事業者はスタートアップが多く、投資家が得られる情報も少ないため、チェックのしようがないのが正直なところです。
そんななか、クラウドクレジットは多数の企業から出資を受けているため、第3者の中立的な関りが入っている点が評価できます。
クラウドクレジットに出資する伊藤忠商事やマネックスグループは上場企業であり、普通の企業よりよっぽど厳しいチェックを行うだろうと予測できます。
こういった大手企業が信用して出資しているのは、他のソーシャルレンディング事業者と比較してクラウドクレジットの大きなアドバンテージだと私は考えてます。
良い評判5.返済実績の口コミが多数ある
クラウドクレジットへ投資した人たちから、満期返済があったとする口コミが多数寄せられています。
クラウドクレジットのペルー・小口債務者支援プロジェクト 12 号の返済あり。期間約3年。長かった。
¥300,000→¥347,505
実現利回り10.7%今はJPYで毎月分配の案件はないですね。期間が長いと途中で分配あれば少し安心なのですが。 pic.twitter.com/ppzOovaStw
— れんだー (@slgmar) January 21, 2019
クラウドクレジットから返済【ロシアルーブル建て】マイクロローン事業者ファンド |https://t.co/QcflbnWlR3
ソーシャルレンディング から利回りが低下した返済があったので記事にしました。— あき (@aki_nagoyan) August 11, 2018
私も複数のファンドで満期返済を迎えたことがあり、その時の様子を↓記事にまとめてみました。
=> 公式HP:ソーシャルレンディングCrowdcredit
クラウドクレジットの悪い評判
ここまでクラウドクレジットの特徴を「良い面」から説明してきました。
次は逆に投資家にとってデメリットとなりうるリスクなど悪い評判について解説します。
悪い評判1.リスクが高い
先ほどクラウドクレジットのファンドは高利回りだと紹介しましたが、これは相対的にリスクも高くなることを意味します。
投資は原則ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンの世界ですので。
多くのファンドが利回り9%~11%のリターンを得ているようですが、いくつかは非常に低い利回り、さらにはマイナス利回りになったファンドもあります。
【クラウドクレジットファンドのリスクリターンのマップ】
ハイリターンゆえ、元本割れが起こるリスクがあることを覚悟する必要があるわけです。
1つの案件の元本割れや返済遅延で大きなダメージを受けないためには、株式投資などと同様で分散投資が重要であると言えます。
【投資のリスクとリターンに関して詳しく知りたい人はこちら】
悪い評判2.為替の影響を受ける
クラウドクレジットが融資するのは海外の個人や法人であるため、必ず為替リスクが生じることになります。
クラウドクレジットは、為替ヘッジあり・なしの2パターンで資金を募集するため、為替リスクを回避する、もしくは回避せずに為替差益を狙うことを自由に選ぶことができます。
為替の知識があって、ある程度予想ができる人は「為替ヘッジなし」を選べば良いでしょうが、そうでない人は「為替ヘッジあり」の方が無難だと思います。
ちなみに他のソーシャルレンディング事業者であれば、事業者ごとに為替ヘッジのあり・なしが決まっているため、クラウドクレジットの方が投資家にとって自由度の高い投資ができます。
参考ー海外ファンドを手掛ける他のソーシャルレンディング
※2017年10月28日時点 |
クラウドクレジットは上場企業?株価は?
これだけ話題性の高いクラウドクレジットなので、上場企業では?と思う人もいるでしょう。
しかし2019年10月時点で未上場の企業であり、株価も付いてません。
つまり一般の投資家がクラウドクレジットの株式を購入することもできません。
ソーシャルレンディングで唯一の上場企業とは?
なおソーシャルレンディングで上場しているのは、OwnersBook(オーナーズブック)を運営するロードスターキャピタル社だけです。(2018年7月時点)
ソーシャルレンディング人気のおかげもあって、ロードスターキャピタル社の株価は上場から好調に右肩上がりで推移しています。
もちろん筆者はOwnersBook(オーナーズブック)に投資中です!
【OwnersBookに関する記事】
私のクラウドクレジットの運用実績
ここまでクラウドクレジットの評判やリスクを机上で説明してきました。
このブログを読んでくださっているみなさんが気になるのは、本当のところ儲かるの?危険じゃないの?といったことでしょう。
そこで、実際にクラウドクレジットに投資している私の運用実績を公開します。
運用実績サマリ
上図は2019年3月27日時点の運用実績です。
出資金残額239,515円と預託金残高92,735円を合計した約331,000円が総残高です。
投資元本は300,000円であったため、累積31,000円の分配金をこれまで受け取ってきました。
投資以来の利回り(回収率)が10%を超えました!!
=> 公式HP:ソーシャルレンディングCrowdcredit
保有ファンドの一覧
マイページの「保有ファンド一覧」のタブを押すと、上図のように現在保有中のファンドが一覧で表示されます。
2019年3月27日時点で以下の12のファンドで運用中です。
平均期待利回りは9.2%と、さすがに高い利回りです。
しかしファンドの中には「ロシアルーブル建て」など未知なものも含むため、元本割れしても仕方ないと腹をくくって投資している部分もあります。
→ ロシアルーブル建てファンドは無事に満期を迎えて元本が返済されました!
関連記事 ▶ ロシアルーブル建てファンドの満期返済をレポートします |
分配金レポート
ファンド一覧の画面にある「分配金レポート(個別)」から、ファンドの分配金月次推移を確認することができます。
下図はペルー小口債務者支援プロジェクト23号の分配金レポートです。
毎月のように\4,000前後の分配金が支払われていることが分かります。
クラウドクレジットは、投資中のファンドに関するレポートが豊富で内容も濃いため、私のように運用の詳細まで知りたい人からは高い評判を得ているようです。
=> 公式HP:ソーシャルレンディングCrowdcredit
なお、最新の運用実績を知りたい人は以下リンク先の記事をご参照ください。
クラウドクレジットを始める方法は?
ここまでクラウドクレジットの概要や私の投資実績を紹介してきましたが、興味がわいてきましたか?
ここからはクラウドクレジットで実際に投資を始めたい人向けに、口座開設方法と投資を始めるまでの流れをご紹介します。
大きな流れは以下の通りです。
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1つずつ詳しく見ていきましょう。
口座開設の手続き
クラウドクレジットの口座開設はクラウドクレジットのホームページから手続きします。
以下のリンクをクリックしてください。
ページに移行したら、トップから少し下に進んだところにある「無料で新規登録する」のボタンから口座開設へ進むことができます。
その後は指示に従って入力を進めれば、問題なく口座開設ができるはずです。
口座開設手続きを終えると、すぐにクラウドクレジットから認証用のメールが届きます。
メールが届いたら認証処理を行います。
マイページログインとお客様コードの入力
数日後に「お客様コード」が記載されたハガキが届きます。
それをマイページで入力すれば、口座開設手続きは全て完了となります。
手元に「お客様コード」を準備のうえ、クラウドクレジットのホームページ右上にある「マイページ」をクリックしてログインします。
ログイン画面が表示されたら、口座開設時に入力したIDとパスワードを使ってログインします。
お客様コードを入力のうえ、「登録」ボタンを押してください。
これで全ての口座開設手続きが完了です。
クラウドクレジットに入金
ここからはファンドに投資する手順のご紹介です。
クラウドクレジットは予め預託金口座に入金して起き、ファンド申し込み時に預託金口座から必要な金額を引き落とすという仕組みを取っています。
ネット株式口座と同じ仕組みです。
この預託金口座へ入金する際は、下図の「入出金・口座情報」から振込先情報を確認し、ATMやインターネットバンキングで振り込みましょう。
クラウドクレジットのファンドは最低投資額が1万円で、1万円単位の投資となるため、振り込む金額には注意しましょう。
ちなみに振込手数料は投資家負担になりますので、できれば振込手数料が無料のネット銀行等を使いたいですね。
ファンドに申し込む
預託金口座に入金したら、いよいよファンドに申し込みできます。
マイページの「トップ・お知らせ」の画面には、下図の通り現在募集中のファンドが一覧表示されます。
気になるファンドがあればファンド名をクリックすると詳細画面に遷移します。
各ファンドの詳細は下図のような画面ですので、ファンドに投資したいと思ったら、画面右下の「ファンドに投資する」ボタンをクリックします。
その後は案内の通り進めていけば、特に契約の手続きで困る点はないでしょう。
口座開設のキャンペーンは?
ソーシャルレンディングはユーザーの口座開設やファンドへの出資を促進することを目的として、キャンペーンを行うケースがあります。
クラウドクレジットも、2014年にサービスを開始した当初は口座開設及びファンドへの出資推進のため、キャンペーンを頻繁に実施していました。
(引用:2016年3月~4月のキャッシュバックキャンペーン https://crowdcredit.jp/blog/entry/244/)
2018年3月18日に確認したところ、クラウドクレジットで開催中のキャンペーンはありませんでした。
今後、投資家向けキャンペーンが行われることがあれば、このブログでも紹介します。
【他にもキャッシュバックキャンペーンを知りたい人はこちら】
【特にクラウドバンクのキャンペーンはアツい!】
【クラウドバンクの評判や実績の記事】
元本割れが起きている?
クラウドクレジットの各ファンド運用報告によると、元本割れして返済されたファンドがあるようです。
下図は「カメルーン中小企業支援プロジェクト1号」の運用報告ですが、グラフ株の棒グラフが損益分岐の赤いラインを下回っているのが分かります。
このファンドでは投資額に対して約ー1%の運用損失が出た模様です。
円高・ユーロ安に伴う為替損失が元本割れの大きな原因のようです。
この例のように、クラウドクレジットは元本割れリスクがあることを肝に銘じて投資する必要があります。(と言っても1%程度の損だったら大きな問題ではありませんが)
他のファンドのレポートもクラウドクレジットの運用状況・実績ページで確認できます。
まとめ
今回の投稿では、クラウドクレジットの評判・評価を交えつつ、自分の経験談をまとめました。
クラウドクレジットは融資先が海外に特化していて、高い利回りのファンドを提供しています。
また伊藤忠商事などの有名企業から出資を受け、業界内・外からの期待値が高く、順調に投資家数を増やしていっています。
しかし、利回りが高いのはもろ刃の剣であり、一部のファンドは期待利回りを下回ったり、マイナス利回りとなる案件があることに注意が必要です。
クラウドクレジットはファンドに関して多くの情報を発信してくれるため、投資家自身がしっかりファンドの選定を行いましょう。
=> 公式HP:ソーシャルレンディングCrowdcredit
以上、本日はここまで。
今回はクラウドクレジットの評判・評価を織り交ぜながら、ファンドへの投資申込み方法まで解説しました。
それでは!
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