※ THEOの運用実績データを2019年9月20日時点に更新しました
ロボアドバイザー:THEOの運用実績をブログで公開します。
THEOは人工知能が自動で海外上場投信(ETF)を売買してくれるロボアドバイザーであり、日本のロボアドバイザー黎明期からサービスを提供しています。
私は2016年2月ごろに始め、それから2017年・2018年と順調に収益を伸ばしてきました。
最新の運用実績はどうなったのか?詳しく解説します。
【THEO以外の運用実績に関する参考記事】 |
ロボアドバイザーとは?
ロボ・アドバイザーとは、AI(人工知能)技術を活用した投資商品です。
従来の投資は自分の判断、もしくは銀行・証券会社などの専門家のアドバイスに基づき投資商品を選ぶものでした。
しかしロボアドバイザーは投資家の嗜好を確認したうえで、おすすめの投資商品を紹介してくれたり、ポートフォリオを自動運用してくれたりする画期的なサービスです。
一般的には投資信託やETFを投資対象としています。
2種類のロボアドバイザー
大きく分けて2種類のロボアドバイザーがあることを投資家は理解する必要があります。
|
「1.アドバイス型」のロボアドバイザーとは、おすすめの投資商品やポートフォリオを提案はしてくれますが、投資行為は自分で行います。
「2.一任運用型」のロボアドバイザーとは、おすすめしてくれるだけでなく、ポートフォリオの構築や、運用中の売買も含めてお任せできるサービスです。
THEOは後者の「一任運用型」にあたり、お任せ資産運用を実現してくれる投資商品です。
THEOを運営する「お金のデザイン社」は資産運用をAIにお任せしてもらうことで、
投資は、ロボが。
人生は、あなたが。
を実現させることを目指しています。
実際にユーザーの感想を聞くと、「資産運用を考える時間を節約できて、自分のやりたいことに集中できる」といった声が聞かれるようです。
THEOの運用実績
マイページにログインすると、まずトップ画面で評価額を確認できます。
THEOはドル建ての海外ETFで資産運用を行うのですが、ご親切にも日本円とドルの両通貨ベースで評価額を表示することが可能です。
まずは日本円ベースのTHEO運用実績を見てみましょう。
日本円換算の評価
(上図は2019年9月20日時点)
まずはJPY(日本円)換算の評価額についてです。
上図のような推移グラフで評価額を確認できます。
私の投資元本は100,000円で評価額の推移は下表の通りです。
2017年は順調に収益金額を伸ばせていることが分かりますが、2018年に入ると米国を中心とした世界的な株価暴落の影響を受けて、THEOの含み益も大きく減ってしまいました。
月度 | 評価額 | 評価損益額 |
2018年1月 | 122,535 | 22,535 |
2月 | 114,242 | 14,242 |
3月 | 115,207 | 15,207 |
4月 | 115,537 | 15,537 |
5月 | 119,115 | 19,115 |
6月 | 118,115 | 18,115 |
7月 | 120,892 | 20,892 |
8月 | 117,524 | 17,524 |
9月 | 118,206 | 18,206 |
10月 | 114,838 | 14,838 |
11月 | 115,418 | 15,418 |
12月 | 107,283 | 7,283 |
2019年1月 | 112,962 | 12,962 |
2月 | 117,327 | 17,327 |
3月 | 118,135 | 18,135 |
4月 | 118,135 | 18,135 |
5月 | 116,737 | 16,737 |
6月 | 117,848 | 17,848 |
7月 | 118,375 | 18,375 |
8月 | 115,735 | 15,735 |
9月 | 120,036 | 20,036 |
<THEO 直近の収益率推移グラフ ※2016年7月を「1」とした場合>
2016年7月を「1」とすると、最新の円換算の利回りは約19%です。
上の収益率推移のグラフには載っていませんが、2017年は滑らかで上下動を繰り替えすようなグラフでした。
「滑らか」ということは評価額の上下動が小さく、すなわちリスクが小さいと言うことができるため、2017年末まではTHEOの運用方針と合致した良い結果が出ていました。
しかし、2018年2月の世界的な株価暴落はTHEOも大きな悪影響を受け急落したものの、3月以降に持ち直した格好です。
2018年もゆるやかに右肩上がりで推移してましたが、12月に起きた世界同時株安の影響を受けて、THEOも大きく下落しました。
その後持ち直し、2019年に入ると2018年12月の不調が嘘のようにTHEOの評価額もリカバーされました。
米ドル換算の評価
(上図は2019年9月20日時点)
つづいてUSD(米ドル)換算の評価額です。
THEOは米ドルで資産運用を行うため、例え日本円換算でマイナス評価が出ても、その要因が為替(円高)にある場合は、米ドル換算でプラス評価になることもあります。
こちらも2017年は順調にプラス収益を伸ばし続けてきましたが、2018年2月に大きく含み益を減らしてしまいましたが、2019年からは大きく持ち直しています。
直近の米ドル換算の評価額推移は、下表の通りです。
月度 | 評価額 (米ドル) | 評価損益額 (米ドル) |
2017年10月 | 1,058 | 128 |
11月 | 1,056 | 126 |
12月 | 1,071 | 141 |
2018年1月 | 1,101 | 209 |
2月 | 1,067 | 175 |
3月 | 1,083 | 191 |
4月 | 1,079 | 187 |
5月 | 1,075 | 183 |
6月 | 1,076 | 184 |
7月 | 1,071 | 179 |
8月 | 1,061 | 169 |
9月 | 1,056 | 164 |
10月 | 1,013 | 121 |
11月 | 1,023 | 131 |
12月 | 971 | 79 |
2019年1月 | 1,030 | 138 |
2月 | 1,059 | 167 |
3月 | 1,067 | 175 |
4月 | 1,083 | 191 |
5月 | 1,064 | 172 |
6月 | 1,099 | 207 |
7月 | 1,099 | 207 |
8月 | 1,085 | 193 |
9月 | 1,111 | 219 |
大きな下落相場も経験しながらも、THEOの運用実績がプラスで推移していて何よりです!
THEOの資産運用の詳細
ここからは運用状況の詳細を確認していきましょう。
マイページ上部のメニューボタンから「運用状況」→「ポートフォリオ」をクリックすると詳細情報の画面に移ります。
下図の「収益率」・「保有銘柄」・「資産運用方針」の3つのタブメニューから、まずは「資産運用方針」を見てみましょう。
資産運用方針
「資産運用方針」とはTHEOと投資家のQAの結果で自動作成されるポートフォリオの基準で、「グロース」・「インカム」・「インフレヘッジ」の3分類で配分率を定めたものです。
私は上図の通りグロースが51%ということで、リスク選好型の投資家と判断されました。
資産運用方針はTHEOからいったん自動で作成されるものの、投資家が自ら手動で変更することも可能です。
投資家の中にはグロース:100%と極端な設定にしている人もいるようで、ここ最近の株高の影響を受けて、パフォーマンスもすごく高いようです(笑)
THEOに投資する人のいろんなパターンについて知りたい人にとって、参考になるWebページがあります。
【THEO1周年記念 わたしの資産運用公開】 |
実は、このサイト内に登場する投資家はTHEOの運営会社:お金のデザインの社員さん。
自分のふところ事情をさらけ出してでもTHEOをプロモーションする社員の情熱に頭が下がります。
私がTHEOに訪問した時に対応してくださった広報の方や、プロダクトマネージャーの方もさらけ出してますな~(笑)
余談が過ぎてすみません、THEO運用実績の公開に話を戻したいと思います。
保有銘柄
保有銘柄」タブを開くと、自分が保有する海外ETFが一覧表示されます。
わたしが保有中の海外ETF銘柄(2019年9月20日時点)は以下の通りです。
グロース 低成長リスク対策
略称 | 連動指標 | 時価評価額/損益 |
---|---|---|
SPYV | 米国の割安株 | 24,458円+450円 |
VPL | アジア太平洋地域の先進国の大型・中型株 | 14,451円+5円 |
FEZ | ユーロ圏の大型株 | 12,330円+128円 |
VWO | 新興国全体の株式 | 8,952円–668円 |
インカム 低金利リスク対策
略称 | 連動指標 | 時価評価額/損益 |
---|---|---|
SPAB | 米ドル建ての投資適格債 | 28,607円+173円 |
SJNK | 米ドル建ての残存期間0-5年のハイイールド社債 | 8,764円–60円 |
BWX | 米国を除く先進国の国債 | 3,110円–15円 |
インフレヘッジ インフレリスク対策
略称 | 連動指標 | 時価評価額/損益 |
---|---|---|
VTIP | 米国の1-5年の物価連動国債 | 5,344円+11円 |
IAU | 金(現物) | 4,648円+418円 |
XLRE | 米国のリート・不動産株 | 4,273円+532円 |
DBC | コモディティの先物 | 3,341円+117円 |
有名な銘柄からマイナーな銘柄まで、よくもまあ素敵に分散投資してくれます。
一般人がこのポートフォリオを組むのは至難なはずで、まさにロボアドバイザーの魅力ですね。
ここからは「収益率」を見てみます。
世界的な株高の影響もあって、株式等のリスク資産で構成される「グロース」の伸び率が非常に高いですね。
収益率(2019年9月20日時点)
2019年9月時点では、グロース / インカム / インフレヘッジの全てでプラス運用利益が出ています♪
特にリスク商品にあたるグロースは+50%にも迫ろうとする勢いです。
グロース 低成長リスク対策 +47.76%
インカム 低金利リスク対策 +5.10%
インフレリスク対策 +19.36%
収益率(2019年3月27日時点)
世界的な株高の影響もあって、株式等のリスク資産で構成される「グロース」の伸び率が非常に高いですね。
これまでマイナス実績になりがちだったインカムも、2019年3月時点ではプラスになっています。
グロース 低成長リスク対策 +44.01%
インカム 低金利リスク対策 +3.36%
インフレリスク対策 +15.42%
収益率(2018年11月19日時点)
グロース 低成長リスク対策 +41.45%
インカム 低金利リスク対策 -0.32%
インフレリスク対策 +10.62%
以上で、運用実績の報告でした。
ロボアドバイザーTHEOでの投資に興味を持った人は、まずは専用口座が必要となりますので、以下の公式HPのリンクから口座開設を行いましょう。
THEOは手数料が高い?
ときおりTHEOは手数料が高いといった噂を聞くので、検証してみました。
下表は代表的なロボアドバイザーの手数料と主要項目を比較したデータです。
マネックス アドバイザー | THEO | WealthNavi | 楽ラップ | |
ロボアドタイプ | アドバイス型 | 一任運用型 | 一任運用型 | 一任運用型 |
最低 投資額 | 5万円 | 1万円 | 30万円 | 10万円 |
運用 コスト | 年0.487% | 年1% | 年1% | 年0.88%~1.28% |
自動積立機能 | ○ | ○ | ○ | ○ |
自動リバランス | × (手動で行う) | ○ (毎月) | △ (半年ごと) | △ (3ヶ月ごと) |
運用プラン変更 | ○ | ○ | ○ | △ (年12回まで) |
運用商品 | 国内ETF 7種類 | 海外ETF 約40種類 | 海外ETF 約7種類 | インデックス投信 約15種類 |
資産売却必要日数 | 最短で即日 | 7営業日 | 4営業日 | 10営業日 |
手数料にあたる運用コストはマネックスアドバイザーが飛びぬけて安いものの、他3つの代表的なロボアドバイザーは、ほぼ同じ手数料水準です。
THEOの手数料が高いわけではないようです。
手数料が同じとして運用パフォーマンスはどうなのよ?って思う人は、ロボアド運用実績の比較記事をご参照ください。
THEOのこだわり
THEOはAIを活用したロボアドバイザーということで無機質なイメージを持ちがちですが、その裏では熱い情熱をもった社員さんが、日々、試行錯誤を繰り返してます。
そういったTHEOへのこだわりを「お金のデザイン社」の社員が語っている素晴らしいムービーがあるので、ぜひ見てほしいです。
Goodデザイン賞2017を受賞
2017年度のGood Design Awardで、THEOは見事に入賞したことで、業界内・外の評判はうなぎのぼりに急上昇してます。
授賞理由ですが、資産運用が一般の人には分かりにくく始め辛いハードルがあるものを、THEOは誰でも簡単に始められるように複雑性の排除と、デザインの明快さを保つ工夫がなされている点が評価されたようです。
1万円から始めることができて、費用は預け入れ資産に対して年間1%で、あとは全てTHEOにお任せということならば、投資初心者でも気軽に始められる気がしますよね。
審査員のコメント
資産運用というわかりづらい概念を、デザインでシンプルに再構成している。
ロボアドバイザーという分野自体は新しくないものの、先行事例と比べても質問項目などを削ぎ落とし、明快さを保つ工夫を随所に入れている。
内部のインフォグラフィックやチャートなども、機能面と美的な側面のバランスがうまくとれている。フィンテックのモデルケースとして高く評価した。
THEOに関わるスタッフのみなさま、グッドデザイン賞の受賞おめでとうございます!
先日、セミナーに参加した際にTHEOを運営する「お金のデザイン」社の北澤COOが、盛んに「顧客に寄り添う」や「顧客目線で」と熱く語っていました。
まさにその思いがGood Design賞という結果につながったのでしょうね。
THEOセミナーの詳細を知りたい人はこちら↓↓
THEOと確定申告
いろんな金融商品に投資する人なら、確定申告のことが気になりますよね。
ある条件を満たしたTHEOの投資家は確定申告が必要ですが、対象者の条件は何か?また不要な人はどんな人か?
過去にTHEOと確定申告を詳しくまとめた記事があるので、ご活用ください!
THEOの積立て機能
自動積立投資といえばインデックス投資信託が有名ですが、THEOではロボアド積立てを行うことが可能です。
毎月、あるいは自由に選択した月に指定の金融機関からTHEOへ投資することが可能です。
「投資信託は選ぶのが面倒だから、とりあえず定期預金」という人が、資産運用をするのにちょうどよい機能だと思います。
関連記事 ▶ THEO|自動積立ての設定方法をご紹介 |
また積立て投資を行うことで、THEO(テオ)の手数料が最大35%オフになるTHEO Color Palette制度があります。
せっかく資産運用するなら手数料は安いにこしたことは無いので、積立て投資するならTHEO Color Palette制度も活用することをおすすめします。
関連記事 ▶ THEO|手数料を最大35%値下げするColor Palette制度スタート!分かり辛いので代わりに解説します! |
以上、本日はここまで。
それでは!
Twitterアカウントをフォローしていただければ記事の投稿や更新をお知らせします。
コメント