※運用実績データを2018年8月31日時点に更新しました。
Fintech(フィンテック)ブームの後押しもあって、新たな金融商品が続々と誕生しています。
私も比較的新しいと言われるロボアドバイザー、ソーシャルレンディング、仮想通貨による資産運用をチャレンジしています。
そこで、これらの新たな金融商品の私の運用実績について本ブログで公開します。
実績を公開する金融商品の紹介
この投稿では、まだ実績がそれほど無い新しい分野の金融商品に絞って、運用実績をまとめています。
具体的には・・・
- ソーシャルレンディング
- ロボアドバイザー
- 仮想通貨
- IPO投資(これは以前からありますね・・・)
の4つの金融商品を対象とします。
それぞれの金融商品の概要を簡単に説明した後、運用実績を公開していきます。
1.ソーシャルレンディング
ソーシャルレンディングとは、個人投資家が企業や個人へ融資を可能にするプラットフォームです。
融資といえば、融資と言えば銀行をはじめとした金融機関だけが行っていましたが、ソーシャルレンディング事業者を仲介役にして個人も融資が可能になるという仕組みです。
ソーシャルレンディングは融資案件ごとに利回りが予め決まっており、融資先企業が普通に営業を継続できれば、「投資元本+利回り」で返済されてきます。
しかも大半の案件利回りが5%以上で、良い案件だと10%にも達するため、高い利回りが期待できるわけです。
わたしはmaneoやクラウドクレジットなどに代表されるソーシャルレンディングを使い、これまで何件ものファンドに投資して、返済実績を積み上げています。
公式HP:業界シェアNO1!maneo
公式HP:高利回りな海外ファンド専門のCrowdcredit
【ソーシャルレンディングの利回りや運用実績の参考記事】 maneo|利回り約7%!口コミで評判のソーシャルレンディングの運用実績を公開(最新版) |
2.ロボアドバイザー
ロボアドバイザーとは、人工知能(AI)などのITを駆使して投資信託やETFの最適な投資運用をサポートするサービスです。
わたしはロボアドバイザーとしてTHEOと楽ラップを使っており、投資実行時のポートフォリオ構築から運用中のリバランスまで全てお任せしています。
最近はWealthNaviという新たなロボアドバイザーも運用を開始しました。
今回の実績公開には含まれてませんが、今後の定例報告記事でご紹介できると思います。
公式HP:ロボアドバイザーの老舗といえばTHEO
公式HP:業界シェアNo1! WealthNavi
公式HP:楽天証券が運営する安心感 楽ラップ
【ロボアドバイザーの利回りや運用実績の参考記事】 THEO|ロボアドバイザーの運用実績をブログで公開(最新版) |
3.仮想通貨
仮想通貨とは、ビットコイン(BTC)を始めとするインターネット上の仮想空間で誕生した電子マネーを指します。
仮想通貨が生まれた当初は、ネットゲーム等の課金サービスへの決済に使用される程度でした。
しかし、現在は各国通貨との両替えやリアル店舗で支払いに利用できるなど用途が拡大しており、利便性の向上と同時に仮想通貨の価値もどんどん上昇しています。
私はビットコインとエターナルコインの2仮想通貨で運用を行っています。
ビットコイン取引所公式HP:国内シェアNO1のbitFlyer
エターナルコイン取引所公式HP:純国産の仮想通貨エターナルコイン
【仮想通貨の参考記事】 |
4.IPO投資
IPOとは、「Initial(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)」の略で、新規に証券取引所に上場を予定する企業が、株式を保有してもらう投資家を募る行為を指します。
公募価格(売出価格)は上場後の初値と比べるとかなり割安に設定される場合が多く、IPO株をゲットしようと数多くの投資家が群がるため、抽選制になっています。
IPOの抽選はなかなか当たらないのですが、もし当選になった場合に大きく収益を出せる可能性があるため、私も毎回のようにIPO抽選に申し込んでいます。
そして2017年に2銘柄のIPO株に当選し、大きな利益をあげました。
IPO投資と米国株に強いマネックス証券(私の2017年の当選は全てマネックス証券)
【IPOの参考記事】 |
資産運用の実績公開
さて、ここから本題の資産運用の実績を公開します。
まずは商品分類別の実績を見ていきましょう。
商品分類別の損益実績
ソーシャルレンディング・ロボアドバイザー・仮想通貨の3分類について、累積の損益実績を確認します。
2016年からの累積損益は下表の通りです。(直近5回分のみ表示、それ以前は省略)
投資商品分類 | 9月 | 11月 | 2018年1月 | 3月 | 8月 |
ソーシャルレンディング | ¥73,785 | ¥79,625 | ¥99,990 | ¥109,937 | ¥140,157 |
ロボアドバイザー | ¥27,268 | ¥52,259 | ¥59,651 | ¥23,137 | ¥38,389 |
仮想通貨 | ¥912,313 | ¥2,547,403 | ¥2,276,098 | ¥1,464,170 | ¥1,422,310 |
合計 | ¥1,013,366 | ¥2,679,287 | ¥2,435,739 | ¥1,597,244 | ¥1,600,856 |
全商品分類において累積でプラス収益が出ており、一時、累積利益の合計が200万円を突破しました。
ほとんどが仮想通貨:ビットコインの稼ぎではありますが・・・。
しかし2018年に入って投資環境が軟調に推移しており、累積利益も圧縮されてきました。
ソーシャルレンディングは2017年3月→5月にかけて「みんなのクレジット」を解約したことに伴いマイナスが出たこともありましたが、この例外を除けば毎月収益を積み重ねています。
ちなみに、みんなのクレジットを解約した理由は同社の業務停止がきっかけでした。
その後、みんなのクレジットのファンドは元本が返済されないまま事業をやめてしまい、返済前ファンドは元本の約10%しか戻ってこなかったようなので、私の解約の判断は正しかったようです。
【みんなのクレジット詐欺の参考記事】 |
商品分類別の損益グラフ
上表で見た商品分類別の損益をグラフで可視化してみましょう。
金額ベース
上図は商品分類別の累積損益の推移をグラフ化したものです。
黄色の折れ線:仮想通貨が突出して伸びていて、ソーシャルレンディング(青線)、ロボアドバイザー(赤線)と続いてます。
どの商品分類も利益を出していますが、2018年に入ってから右肩下がりで下落してます。
何とか2018年8月に下げ止まったようです。
下落する中でも、仮想通貨の暴落っぷりは非常に痛手ですね。
利益率(%)ベース
次に上図は投資元本も加味した累積利益率の推移をグラフ化したものです。
仮想通貨が+900%超えと極端な高利回りなので、他の2分類がダメに見えます。
実際はロボアドが約5.5%、ソーシャルレンディングが約8.5%のプラス利回りですから、安定的に運用できています。
ソーシャルレンディングの損益実績
次に商品分類からブレイクダウンし、商品別の実績を見ていきます。
まずはソーシャルレンディングの商品別の累積利益をまとめると下表の通りです。
5月 | 7月 | 9月 | 11月 | 2018年1月 | 3月 | 8月 | |
Crowdcredit | ¥3,378 | ¥8,331 | ¥10,675 | ¥10,722 | ¥19,795 | ¥20,023 | ¥26,504 |
maneo | ¥31,907 | ¥35,720 | ¥39,702 | ¥43,304 | ¥48,082 | ¥52,534 | ¥63,781 |
OwnersBook | 0 | 0 | ¥2,016 | ¥2,016 | ¥3,044 | ¥3,044 | ¥3,044 |
TATERU FUNDING | 0 | 0 | ¥995 | ¥995 | ¥995 | ¥995 | ¥995 |
アップルバンク | 0 | 0 | 0 | ¥1,306 | ¥2,868 | ¥4,074 | ¥6,095 |
アメリカンファンディング | ¥13,231 | ¥16,814 | ¥20,397 | ¥21,282 | ¥25,206 | ¥29,267 | ¥39,738 |
合計 | ¥35,285 | ¥44,051 | ¥53,388 | ¥58,343 | ¥74,784 | ¥80,670 | ¥100,419 |
2016年からの累積利益がプラス100,000円以上も出ています。
2017年9月からは、OwnersBookとTATERU FUNDINGを追加しました。
2017年11月からは、アップルバンクを追加しました。
いずれも不動産担保が付くソーシャルレンディングであり、安定した収益をもたらしてくれると期待して投資を開始した次第です。
ソーシャルレンディングの損益グラフ
続いて、ソーシャルレンディングの累積損益をグラフで可視化してみました。
金額ベース
maneoがトップ、次いでアメリカンファンディングやCrowdCreditが続き、どれも順調に右肩上がりで累積収益を伸ばしています。
利益率(%)ベース
投資元本に対する累積利益率をグラフ化すると上図の通りです。
maneoがこれまでトップを走ってきましたが、ついにアメリカンファンディングが上回りました。
アメリカ不動産関連のファンドという特性から、アメリカンファンディングの案件の方がmaneoより平均2~4%ほど利回りが高く、アメリカンファンディングの方が投資効率が良いと言えます。
さらにはクラウドクレジットも急激に利回りを上昇させてトップを伺う勢いです。
クラウドクレジットは海外ファンドを専門に扱うソーシャルレンディングで、高利回りであることが魅力です。
2018年1月にはガイアの夜明けにも取り上げられたことで全国区で評判となりました。
個人的にもますます頑張って欲しいソーシャルレンディング事業者です。
【クラウドクレジットの評判・評価に関する記事はこちら】 |
ロボアドバイザーの実績表
つづいてロボアドバイザーの商品別の累積利益をまとめると下表の通りです。
5月 | 7月 | 9月 | 11月 | 2018年1月 | 3月 | 8月 | |
FOLIO | 0 | 0 | 0 | ¥11,547 | ¥15,830 | ¥14,371 | ¥5,388 |
THEO | ¥14,086 | ¥15,415 | ¥17,330 | ¥19,874 | ¥20,843 | ¥13,512 | ¥18,333 |
WealthNavi | 0 | 0 | 0 | ¥8,703 | ¥8,910 | -¥9,258 | ¥9,140 |
マネックスアドバイザー | 0 | 0 | 0 | 0 | ¥228 | -¥5,461 | -¥4,445 |
楽ラップ | ¥6,512 | ¥8,712 | ¥9,938 | ¥12,135 | ¥13,840 | ¥9,973 | ¥9,973 |
合計 | 20598 | 24127 | 27268 | ¥52,259 | ¥59,651 | ¥23,137 | ¥38,389 |
2017年11月からはWealthNaviとFOLIOが加わったことで、ロボアドバイザーで高い評判を得ている複数のサービスで比較できるようになりました。
2016年からの累積利益がプラス38,000円ほど出ています。
内訳をみるとマネックスアドバイザーだけがマイナス利回りとなっていることが懸念点ですね。
ロボアドバイザーの損益グラフ
続いて、上表で見たロボアドバイザーの累積損益をグラフで可視化してみました。
金額ベース
4サービスが累積でプラス収益、1サービスがマイナス損失となっています。
マネックスアドバイザーは投資開始ころからずっと低調なパフォーマンスが続いてます。
また最も私が気になるのはテーマ型投資信託のFOLIOです。
スタートは華々しく高い利回りだったのですが、ここ最近は累積利益額を減らしてきています。
利益率(%)ベース
続いて投資元本に対する累積利益率をグラフ化すると上図の通りです。
THEOがトップを快走中だったのを、2018年3月時点ではFOLIOがトップに躍り出ました!
しかし2018年8月から、再びTHEOがトップに出ました。
次いで楽ラップが追う展開となってます。
WealthNaviやマネックスアドバイザーはマイナス利回りで推移しています。
ロボアドバイザー業界の老舗サービス:THEOは、社員の話によるとアルゴリズムに大変こだわっているということだったので、やはりしっかり利益を上げてくれています。
公式HP:ロボアドバイザーの老舗といえばTHEO
仮想通貨の実績表
つづいて仮想通貨の商品別の累積利益をまとめると下表の通りです。
見てお分かりの通り、ビットコインのおかげでパンチの聞いた実績表になってます。
ビットコインの価格は2016年購入時点からの累積利益が一時プラス2,000,000円以上!も出ていましたが、2018年初旬の暴落によって、利益が一気に縮小してきてます。
そしてエターナルコインに大きな動きがありました。
損益が-50,000円となっており、投資元本の全額がマイナスとなりました。
こうなった理由は、エターナルコインを国内で唯一取引可能なエターナルライブの運営会社が、仮想通貨交換業者の登録を金融庁から認めてもらえなかったことに起因します。
「仮想通貨交換業者になれない」 → 「エターナルコインの取引ができない」 → 「エターナルコインホルダーは売ることも買うこともできない」・・・という最悪の事件が起きてしまったのです。
このブログにもエターナルコインは詐欺コインという書き込みがありましたが、それを信じて撤退すればよかったな~、なんて今さら言っても仕方がないのですが。
とにかくエターナルコインは換金することができなくなりました。
元本が戻る可能性も低いと判断し、全損(デフォルト)扱いとしました。
【エターナルコインの取引停止事件に関する記事はこちら】 |
仮想通貨の損益グラフ
続いて、上表で見た仮想通貨の累積損益をグラフで可視化してみました。
金額ベース
ビットコインは100万円以上の圧倒的なプラス収益、エターナルコインは全額損失となってます。
しかしビットコインについては、2018年以降の暴落によって、利益額も縮小してきました。
利益率(%)ベース
続いて投資元本に対する累積利益率をグラフ化すると上図の通りで、ここでもやはりビットコインのスーパーなパフォーマンスの高さが目立ちます。
エターナルコインはデフォルト扱いです。
IPO投資
最後にIPO投資の実績もご紹介しておきます。
2018年度は1月末時点でまだ1つもIPOに当選してません。
ちなみに2017年実績で言うと、2IPO銘柄が当選しました。
トランザスとマネーフォワードの2銘柄ともに初値が公募価格を大きく上回り、合計で36万円もの利益をもたらしてくれました。
IPO抽選に参加すること自体は費用がかからないため、IPO投資はノーリスクで大きなリターンを得るチャンスと私は考えてます。
今年、IPO投資に成功したきっかけは、マネックス証券口座を開設したことでした。
IPO当選した2銘柄ともにマネックス証券で当選したのです。
今後もいろんな戦略を打って、IPOの当選確率を上げていきたいと思います。
以上、本日はここまで。
ここで紹介したのは3種類13金融商品ですが、実際はこの倍程度にいろんな資産運用口座があって、管理が大変です。
せめて金融商品の分類別に口座管理をまとめられたらいいな~、、、なんて思ってます。
それとも、自分で作って起業しちゃおうかな・・・。
それでは!
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