2017年8月度のロボアドバイザー:THEOの運用成績を公開します。
THEOは日本でロボアドバイザーを広めた代表的なサービスです。
投資家は投資方針の決定とお金の振込さえ済ませれば、あとは人工知能が自動で海外上場投信(ETF)を売買・運用してくれます。
私がTHEOを始めたのは2016年2月頃なので、はや1年半ほどが経過しましたが、ここまでは順調に資産が増えてます。
今月はどのような動きとなったでしょうか?
【参考記事】 |
THEOの運用成績(2017年8月15日時点)
まずは全体の評価額を見てみましょう。
THEOはドル建てで海外ETFが運用されるため、マイページからも両通貨ベースでの評価額を確認できます。
まずは円ベースからTHEOの運用成績を見てみましょう。
日本円換算のTHEO評価
上図が最新のTHEOの評価額です。
私の投資元本は100,000円で、現在の評価額が112,204円(+12.20%)となりました。
前回7月のTHEO運用実績の投稿時と比較すると約-3,500円ほど評価額を下げてしまいました
下落要因ですが、8月に入ってから北朝鮮問題の緊迫度が高まり、地政学リスクが意識されたことで円高、株安が進んだことが大きいでしょう。
ドル建てETFで運用するということは、円高=評価損に直結しますので、株安とともにダブルパンチを受けた形です。
米ドル換算
つづいてUSD(米ドル)換算の評価額は上図の通りです。
上図の通りプラス135.53ドル(+15.19%)となり、前回のTHEO実績の投稿からわずか3ドルほど評価額を上げました。
ドル建てでは評価を上げたのに、先ほどご紹介した円換算では評価を上げたということは、為替の影響が大きいことを示しています。
為替は長期的に見れば一定の水準に落ち着きますので、USDベースで+15%以上の運用成績を上げて今もなお上昇が続いていることは、喜ばしい運用状況だと思います。
THEOの資産運用の詳細
ここからはTHEO運用の詳細な情報を確認していきましょう。
マイページ右上の「三」ボタンを押し、メニューから「ポートフォリオ」を押すと下図の「収益率」・「保有銘柄」・「資産運用方針」の3つのタブメニューが表示されます。
まずは「資産運用方針」を見てみましょう。
資産運用方針
「資産運用方針」とは、私の嗜好からTHEOが診断したポートフォリオの基準です。
上図の通り、わたしの「資産運用方針」はグロース(株式系)が51%と過半数を占めており、リスク選好で「値上がり益重視」の運用方針となってます。
保有銘柄
「保有銘柄」タブを開くと、現在保有中の海外ETFが一覧表示されます。
わたしが保有中の海外ETF銘柄は下表のとおりです。
グロース 低成長リスク対策
略称 | 連動指標 | 時価評価額/損益 |
VOT | 米国の中型の成長株 | 12,727円+232円 |
VOE | 米国の中型の割安株 | 11,222円+1,699円 |
VTV | 米国の大型の割安株 | 10,597円+1,505円 |
VPL | アジア太平洋地域の先進国の大型・中型株 | 7,261円+681円 |
EWJ | 日本株 | 5,904円-181円 |
EPP | 日本を除くアジア太平洋地域の先進国の大型・中型株 | 4,996円-112円 |
EWG | ドイツの大型・中型株 | 3,320円+618円 |
インカム 低金利リスク対策
略称 | 連動指標 | 時価評価額/損益 |
LQD | 米ドル建ての投資適格の社債 | 13,158円+519円 |
IEF | 残存期間7-10年の米国債 | 11,744円-167円 |
VMBS | 米国政府機関が発行・保証した投資適格のモーゲージ・パススルー証券(住宅ローン担保証券) | 5,778円-219円 |
SRLN | 米ドル建てのバンクローン(シニア・ローン、担保付債務) | 5,174円-228円 |
IHY | 米国を除く世界各国の企業のハイイールド社債 | 2,779円-21円 |
インフレヘッジ インフレリスク対策
略称 | 連動指標 | 時価評価額/損益 |
IGF | インフラ関連株 | 4,903円+215円 |
DBC | コモディティの先物 | 3,228円+4円 |
IAU | 金(現物) | 2,710円+107円 |
DBA | 農作物の先物 | 2,097円-107円 |
SLV | 銀(現物) | 1,766円-82円 |
先月からの海外ETF銘柄の増減を比較したところ、1銘柄の追加と1銘柄の削減ということで、ほとんど入れ替わりがありませんでした。
- グロース 低成長リスク対策・・・1銘柄の削減
- インカム 低金利リスク対策・・・変動なし
- インフレヘッジ インフレリスク対策・・・1銘柄の追加
収益率
「収益率」タブを押すと、3分類の資産別の損益が表示されます。
7月のTHEO実績の投稿時点では3分類全てでプラス収益を達成しましたが、今回はインカムがマイナス運用に戻ってしまいました。
以下、詳細です。
グロース 低成長リスク対策 +30.00%
インカム 低金利リスク対策 -1.55%
インフレ インフレリスク対策 9.77%
THEOと楽ラップのパフォーマンス比較
最後にロボアドバイザーの比較として、THEOと楽ラップのパフォーマンスを比べてみたいと思います。
下図は、2016年7月時点を基準に2017年8月15日までのパフォーマンス推移をグラフ化したものです。
リスク嗜好のポートフォリオとなっているTHEO(青色折れ線)は上下を繰り返しながら進んでいるのに対して、楽ラップ(赤色折れ線)は安定的すぎるくらいの推移となってます。
いずれもプラス収益の基準線である「1」を超えてますが、今後、株式市場が不調になった時にどのような動きを示すか見ものです。
以上、本日はここまで。
それでは!
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