HYIP|投資詐欺?高確率で破綻するHYIPで被害者続出!

その他投資

HYIPという投資商品をご存知でしょうか?

昨日、インターネットで経済系のニュースを読んでたら、ふとHYIPというキーワードと内容に興味を持ちました。

その内容とは、HYIPで被害者続出!注意して!ということで、何だかきな臭さがただよってきます。

HYIPは投資詐欺なのでしょうか?調査してみました。

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HYIPとは?

HYIPとはHigh Yield Investment Program(高収益投資プログラム)の略です。

何だか安っぽいネーミングですね。

説明するまでもないですが、「大きな収益を期待できる投資商品」という意味です。

その高利回りぶりとは、日利1%以上のHYIPなんてザラで、日利5%を超えるものさえあるらしいのです。

投資を長らく続けている私からすると、すぐに「おいおい、ちょっと待てYo!」となります。

本当に日利1%で運用されれば、複利効果がなくても年間利回り365%、つまり資産が3.65倍に増える計算となります。

1年で投資元本を3.65倍に増やすなんて、株式で言えばよっぽど運よくポジティブサプライズ銘柄を保有していたケース、FXで言えば博打的にレバレッジをきかせて運よく勝ったケースくらいしか考えられません。

つまりこの日利1%とはこれまでの投資の常識で考えると博打か、詐欺くらいしか思い当たらないのですが、HYIPの実態はどうなのでしょうか?

HYIP投資は詐欺なの?

HYIP事態は投資商品の総称なので、全体が詐欺と言い切ることはできませんが、詐欺業者が多く含まれているようです。

詐欺業者が多いと判断する理由は以下の通りです。

理由1 日本の金融庁への登録業者が無い

日本で投資勧誘しようとしているのに、日本の金融庁へ登録している業者は私が調べる限りでは皆無です。

無免許での投資勧誘となり、日本では立派な違法行為です。

<参考>

金融庁HP「詐欺的な投資勧誘等にご注意ください!」

http://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/attention.html

それなのに多くの無免許HYIP業者が乱立するのは、運営を行う企業・団体の所在地が海外なので、日本の法律が及ばないことを悪用しているものと推察されます。

投資は自己責任とは言うものの、投資家思いの業者であれば、普通は日本で金融商品を取り扱う登録するのが筋でしょう。

理由2 突然サービスがストップする

いろんなブロガーさんがHYIPに投資したりモニタリングしたりしているのですが、突然サービスをストップするHYIP業者が後を経たないようです。

Xabo、ライトライズに続いてx-binaryが詐欺サイトに移り変わり、
最近になってさらに激化しているHYIP詐欺の危険性!

「登録したサイトが来月もまだ生き残っているかどうかがわからない・・・」

参考:詐欺サイト化するHYIPと生き残るHYIPの特徴【HYIP投資基本】 http://xn--eck3a9bu7culw30roe4arcdo69l1ja456a.xyz/hyiptoushi/

x-binaryもいつまでもつかな・・・と僕は生暖かい目で見ています。

とか言ってたら、3月8日x-binary飛びましたね。

参考:詐欺サイト化するHYIPと生き残るHYIPの特徴【HYIP投資基本】 http://xn--eck3a9bu7culw30roe4arcdo69l1ja456a.xyz/hyiptoushi/

HYIPの多くが、一定期間は配当を出しています。

そして出資者にアフィリエイトプログラムを提供し、出資者はアフィリエイトボーナス欲しさに「私は実際に○万円の配当もらっています!」とSNSを通じて宣伝して、さらなる出資者が現れます。

TwitterやFacebookであやしい広告とかアカウントをよく見かけますが、これらもHYIPの宣伝が一部含まれています。

ある程度の出資金が貯まったら、HYIP業者は突然姿をくらませます。

そんな詐欺をしたら逮捕されるだろ!?と思うのですが、理由1にも書いた通り、私が知るHYIP業者は全て海外法人で金融庁の届けもないため、日本の法律が及ぶことはありません。

何かしら国際問題になって日本と海外の警察が協力して・・・といったことが無い限りは、HYIP業者は逃げ得の状態なのです。

理由3 投資先の中身がない

健全な投資家と投資先の関係は、投資家のお金を使って投資先が何かしらの事業や投資を行うことで利益を得て、その利益から投資家に分配するというものです。

HYIPのホームページを見ていると、高利回りばかりアピールするだけで、資金を使ってが行う事業の中身がまったく書かれてないものも多くあります。

高利回りをうたっていても、投資家からのお金の使途を明らかにしないHYIPは詐欺が起きることを念頭において、それでも投資するのか良く考えてください。

「HYIPは英語サイトが多くて、英語できないからちょっとね・・・」なんて人もいるでしょうが、ご安心ください。

Google翻訳はWebページまるごと日本語訳にしてくれる機能もありますので、日本語でしっかり確認しましょう。

ビットコインとHYIP

最近、ビットコインを通じて投資を行うHYIPが増えているそうです。

確かにビットコインを使えば海外送金のハードルが格段に低くなるため、海外業者が大半のHYIPには持って来いの決済手段と言えます。

しかし、HYIP業者が決済方法にビットコインを使うのには、別の理由もあるようです。

ビットコインは支払人・受取人の両者の匿名性を高く確保できるため、マネーロンダリングなどに悪用されることが懸念されています。

ビットコインは銀行口座などと違い、口座と所有者の紐付けがされていないので、取り締まり側も利用者をなかなか特定できまえん。

HYIP業者が詐欺師だった場合、顧客資金を持ち逃げしやすくするためにビットコインを使うことも十分にありうるでしょう。

イギリス政府のお墨付き!?

HYIP業者の中には、ホームページに上図のような画像を添付し、イギリス政府に承認されたお墨付き企業であることをアピールしているものもあります。

しかしよくよく見ると、これは単なる法人番号付与の書類であって、法人設立を認めた程度のものです。

金融庁のような管轄省庁が、投資家から資金を集めて良いといった許認可書類では全くありません。

日本でも、誰だって会社の設立はあっという間に簡単にできてしまいますし、上図のような法人番号の通知書を受け取りました。

こんなもの添付しても何の安心材料にもなりませんし、かえってこんな画像でアピールしていること自体、悪いことを企んでいると疑ってかかった方が良いでしょう。

「イギリスで法人設立しました!すごいでしょ!投資してください!!」

ってことですが、こんなのに投資しますか?

お金を預けるのはちゃんとした事業を行うちゃんとした企業に預けるべきだと私は思います。

このブログでいつも紹介してるソーシャルレンディングであれば、年利10%程度の案件があります。

こっちのほうが安全性も含め検討の余地ありと私は思いますし、実際に2年近く投資していて、今のところは大きな問題に当たったことはありません。

将来を約束するものではありませんが、ご参考まで。

【参考記事】

クラウドクレジット|メディアやブログに見るクラウドクレジットの本当の評判

Crowdcredit|クラウドクレジットへ投資する際は運用期間にご注意を!


ソーシャルレンディングCrowdcredit


以上、本日はここまで。

それでは!

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