FX予想|米ドル・豪ドル・日本円の実績分析と予想(2017年7月)

FX

月例でやってますFXの相場予想について投稿します。

前回のFX相場の予想では、落ち着いた相場環境で各通貨ペアが幅の小さい値動きをしていましたが、私は円安/ドル高/豪ドル高が進むと予想しました。

6月のFX相場の結果を見ると、まさに予想が的中した格好となりました。

【前回、6月上旬時点の予想】

↗やや上昇 米ドル・円(USD/JPY)
↗やや上昇 豪ドル・円(AUD/JPY)
→中立   豪ドル・米ドル(AUD/USD) 

今回は6月のFX相場実績の分析と、7月以降のFX相場予想します。

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対象のFXペア

このFX相場予想の投稿では、以下の3通貨ペアで相場予想を行います。

USD/JPY 米ドル/円
AUD/JPY 豪ドル/円
AUD/USD 豪ドル/米ドル

この通貨ペアを選んだ理由は、

  • 取引量が多く、日本人にも人気が高い通貨ペアである
  • 経済や株価の状況など景気に敏感な通貨ペアである
  • 政治・経済ともに安定した先進国でカントリーリスク小さい

以上より、米ドル・日本円・豪ドルの3通貨ペアを対象に予想を行います。


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米ドル/日本円の分析


(上図:楽天FXのMarket Speed FXを使用)

まずは米ドル・円の分析から始めます。

上図は2017年7月6日時点の月足チャートです。

チャート内のテクニカル指標として、上段:ローソク足と下段:MACD(オレンジ色と緑色の線)を使用しています。

余談ですが・・・

昨今、人工知能(機械学習・ディープラーニング)でFX予想ができるWebサービスが登場しており、しかも誰でも使えるほど簡単になってきています。

そのうち人工知能でFX予想!なんてコンテンツも取り入れていきたいと思います。

参考記事:Capitalico|人工知能でFX!さっそく試してみた、その結果は?

ローソク足チャート

今回分析対象となる6月~7月のローソク足は上図の一番右の2つが該当します。

2017年6月上旬のドル・円は円高・ドル安傾向が進み、一時108円台をつけました。

私が前回のFX相場の予想で「押し目買いチャンス」と予想した通り、6月末に向けて一時113円にも迫る勢いで円安・ドル高傾向となり、6月の終値は112円台中盤となりました。

7月に入ってからも円安傾向は進んでおり、一時113円円台後半を付けています。

昨今、円安傾向が進んでいる理由は、米国のFRB等で政策金利を断続的に上げていくことを示唆されたことがあげられます。

米国の金利が上昇すれば米ドルと円の金利差が生じることになり、より高金利な米ドルが買われるためです。

下段:MACD

上図の下段に表示したテクニカルチャート:MACDを分析してみましょう。

2016年11月のゴールデンクロス※以来、短期線が上にある状態が保たれてきましたが、5月~6月にかけて、短期線と長期線が交わるようになり、円安から円高へ転換があってもおかしくない状況でした。

しかしこの6月~7月にかけて短期線が上向きに変わったため、底値を確認した後に上昇トレンド(円安トレンド)に戻ったと見ています。

※ゴールデンクロス:緑色の短期線がオレンジ色の長期線を下から上へ突き抜ける現象で、相場が上向くことを示唆する

今後のUSD/JPY予想

前回の投稿までのUSD/JPY予想と変わらず、上値目途となるレジスタンスラインが119円付近、下値目途となるサポートラインが108円付近にあると見ています。

引き続き、108円~119円のレンジでの推移と予想します。

豪ドル/日本円の分析

(上図:楽天FXのMarket Speed FXを使用)

次に豪ドル・円(AUD/JPY)を分析します。

上段:ローソク足

AUD/JPYの6月の相場は、USD/JPYと同様で月の後半にかけて大きく円安・豪ドル高が進行し、月初:82円台から月末終値:86円台となりました。

豪ドル/日本円は米ドル/日本円と相関関係が高く、基本的には同じような動きとなります。

下段:MACD

上図の下段に表示されているAUD/JPYのMACDは、2016年11月のゴールデンクロス以降、短期線が長期線を上回る流れが続いており、6月~7月も短期線が上で推移しています。

はっきりとした上昇トレンド(円安トレンド)の兆候が出ていると考えてます。

今後の予想

豪ドル/日本円の上値・下値の目途は前回のFX相場予想から変更なく、上値目途となるレジスタンスラインは89~90円付近、下値目途となるサポートラインは80円付近と予想しています。

だんだんと上値目途のレジスタンスラインに近づいてきました。

豪ドル/米ドルの分析


(上図:楽天FXのMarket Speed FXを使用)

最後に豪ドル/米ドルの分析です。

この通貨ペアはもっとも傾向が見えにくい状況です。

上段:ローソク足

豪ドル/米ドルの6月~7月は、約300pips程の範囲での値動きとなり、2017年1月に次いで大きめの値動きとなりました。

全般的に豪ドル高/米ドル安の動きになっており、リスクオンの相場観だったようです。

下段:MACD

上図の下段:MACDを見ると、短期線と長期線がほぼ平行で走っているように見えます。

それでもわずかに短期線が長期線を上回り、且つ長期線の方が上を向いているため、押し目で上昇トレンドは続くのでは?と見えます。

しかし、AUD/USDに限っては約2年前の2015年7月からずっと同じレンジで推移しているため、正直、どっちに転ぶか分からない通貨ペアだと思います。

今後の予想

上記のMACD分析でも書いたように、過去2年間と同じレンジ内で方向感もなく上昇・下落を繰り返すのでしょう。

FX・外国為替の相場予想 まとめ

↗やや上昇 米ドル・円(USD/JPY)
↗やや上昇 豪ドル・円(AUD/JPY)
→中立   豪ドル・米ドル(AUD/USD)

※先月の予想から、変更なし


以上、本日はここまで。

それでは!

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