ビットコインを始めようかな・・・と思っている人が、なかなか踏み切れないでいる理由の一つとして、不正出金や詐欺などの事件に巻き込まれるリスクが上げられます。
ビットコインは新しい金融商品なので、恐いといったイメージを持つ人も少なくないでしょうし、実際、マウントゴックス事件では多くの投資家のビットコインの大半が1夜にして消え去ってしまいました。
そんなこんなでビットコイン投資に踏み出せないでいる人にグッドニュースです。
国内大手のビットコイン取引所:bitFlyerが、ビットコインの不正出金時の補償保険サービスを開始しました!
bitFlyerとは?
bitFlyerとは数多く存在するビットコイン取引所の中で、国内最大手の取引所です。
業界内・外からの期待も高く、数多くの有名企業から出資を受けています。
<出資企業の例>
- SMBC ベンチャーキャピタル
- みずほキャピタル
- 第一生命保険
- 三菱 UFJ キャピタル
- 三井住友海上キャピタル
- リクルートストラテジックパートナーズ
- 電通デジタルホールディングス
- SBI インベストメント
- GMO VenturePartners
- QUICK
- ベンチャーラボインベストメント・・・など
FinTech の領域において仮想通貨・ブロックチェーンの技術開発を通じたイノベーションを行う、期待の先進企業です。
わたし自身のビットコイン投資もbitFlyerで行っています。
参考記事:ビットコイン|1年で資産6倍!運用実績の報告(2017年5月)
不正出金の補償保険とは?
ビットコインはインターネット内で取引を完結するため、やはり不正アクセスなどのセキュリティ面への不安がつきまといます。
その不安を軽減する処置として、bitFLYERは不正に出金された場合に補償金を支払うサービスを2017年6月1日から開始しました。
bitFlyerにアカウントを持つ利用者がメールアドレス・パスワード等を盗取され、不正に日本円で出金された場合に補償金を支払うといったサービスです。
不正に仮想通貨を出金された場合の補償金サービスは国内初※ということです。
※国内の仮想通貨取引所:コインチェックも同日に同様のサービスを発表
保険適用の条件と補償内容
保険契約は、bitFlyerを被保険者として三井住友海上火災保険株式会社と「メールアドレス・パスワード等の盗取による不正な日本円出金に伴う損害補てん規約」に基づき締結されたものです。
万一の時に保険がきくといっても、何でもかんでも上限なしに補償されるわけではありません。
そこで適用条件や補償内容の詳細を調べてみました。
不正利用保険適用の前提条件
まず保険適用を望む投資家は、以下の条件を全てクリアしておく必要があります。
- bitFlyerのユーザーであること
- アカウントクラスがトレードクラスであること
- ログイン時と日本円出勤時に二段階認証を設定していること
1.は当然のことなので、全員がクリアとなります。
2.と3.はしっかりとした手続きを踏まないと条件を満たすことができません。
それぞれ具体的なやり方をご紹介します。
アカウントクラス:トレードクラスになる方法
bitFlyerにはアカウントクラスが複数あり、ビットコインを最低限のレベルで売買するには、個人情報の登録だけで済みます。
今回の保険を適用するためには、個人情報の登録以外にも以下の事項を満たし、トレードクラスにアップグレードする必要があります。
トレードクラスのアップグレードするためには、bitfFlyerのマイページから以下の手続きを完了させましょう。
- 本人確認資料の提出:運転免許所やパスポート等の画像ファイルを提出
- 取引目的の確認:アンケートに答えるだけ
- 転送不要の書留郵便の受取:上記2点が満たされれば、書留め郵便が届く
二段階認証の設定方法
二段階認証を設定は、bitFlyerのマイページの[設定メニュー]内の[セキュリティ設定]から行います。
[セキュリティ設定]の画面に移ると、下図のように2段階認証を行う場面を選択します。
今回の保険適応のためには[ログイン時]と[日本円出勤時]に二段階認証を設定すれば良いのですが、私は下図の通り全てにチェックをいれました。
次に二段階認証の確認コードを受け取り方法を選択します。
私はいったんメールで受け取ることにしました。
しかしメール受取りの場合は、bitFlyerからの確認コード受領まで遅延が発生するケースが散見されるため、他の方法のほうが良いかもしれません。
以上の手続きで、ビットコイン不正出金の保険が適用されることになります。
不正利用保険の補償内容
いざbitFlyer内で不正出金が起きた時の保証内容は下表の通りです。
補償区分 | 補償上限金額 |
預かり資産の合計が円換算*3 にて 100 万円を超える 二段階認証登録ユーザー | 500万円 |
上記以外の二段階認証登録ユーザー | 10万円 |
表を見て分かる通り、10万円~100万円未満のユーザーには一律で上限10万円までと、あまり助けてもらえないようです。
私のビットコイン資産は現在のレートで50万円前後相当なので、不正出金で50万円を持ち出されても、10万円しか補償されないようです。。。
まとめ
今回の投稿をまとめると以下の通りです。
- bitFlyerで不正出金時に保険が適用されるようになった、ユーザーは大喜び!
- 保険の適用条件は、アカウントクラスが「トレードクラス」、且つ二段階認証の設定がされていること
- 補償内容は、100万円未満の資産は一律で上限10万円まで、100万円以上の資産は上限500万円までが補償される
以上、本日はここまで。
それでは!
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