過去4回の投稿で、ソーシャルレンディングの概要説明に始まり、投資を実行するまで説明してきました。今回の投稿は全体を通したまとめです。
スポンサーリンク
ソーシャルレンディングとは
概要
ソーシャルレンディングとは、個人や小規模事業主へのローンの一種です。ただし一般のリテール系ローンと異なるのは、貸し手が金融機関ではなく、個人投資家であるという点です。
とはいっても個人間や、個人が企業に直接金融取引をするのはリスクが高いので、一般的にはソーシャルレンディング専門の運営会社が間に入ります。
ソーシャルレンディング会社は借り手の信用情報を収集し投資家に提供したり、貸付実行後は回収の業務を担当します。ソーシャルレンディング会社の儲けは、借り手側の金利と投資家への支払い金利の差額となります。
【ソーシャルレンディングの概要】
ソーシャルレンディングの利回り
代表的なソーシャルレンディング運営会社の投資商品ラインナップを見る限りでは、利回り4%~8%といったところのようで、担保のある・無しなど、リスクの高さによって利回りも決まっているようです。
不動産担保のあるローンについては利回りが低く、無担保であれば自然と利回りが高くなります。
ソーシャルレンディングのリスク
借り手の貸し倒れのリスクがそのまま投資家のリスクとなります。
返済の遅延や回収不能等のトラブルが発生すると、回収業務の代行はソーシャルレンディング運営会社が行いますが、リスクは全面的に投資家責任となります。
つまり、ソーシャルレンディング運営会社は督促や回収の業務は行えど、元本まで保障してくれるわけではありません。
ソーシャルレンディング運営3社の比較・評価
日本のソーシャルレンディング運営会社として、古くからあるのはAQUSH、Maneo、SBIです。最近では、2013年に日本クラウド証券が「クラウドバンク」としてサービスを始めました。
上記を踏まえ、ひとまずソーシャルレンディング運営の3社を比較したところ、下表のようにまとまりました。赤字は優れている項目を表現しました。明らかにmaneoが良さそうだ、という結論です。
maneo(ソーシャルレンディング運営会社)への登録
maneoのWEBサイトから全ての登録手続きを行うことができます。
詳細は2回前の投稿をご参照ください。
登録時に必要となるもの
自分の氏名や住所といった一般的な入力項目以外に必要となるものがいくつかあります。登録手続きに際して準備しておきましょう。
・maneoのIDやパスワード
→考えておきましょう
・銀行口座(maneo口座との入出金に利用)
→振込み手数料の節約のため、maneo側と同じ東京三菱東京UFJをおすすめします
・本人確認書類2種類
→王道は運転免許口座と銀行キャッシュカード
本人確認キーの郵送、入力作業
もろもろの登録手続きが完了したら、maneoから本人確認キーという郵送物が届くのを待ちましょう。
私の手続きのケースでは、本人確認キーは1~2日で届きましたので、結構早いです。キーが届いたら、maneoのマイページから入力して、口座開設が完了です。
maneoで投資実行!
投資候補
10月17日時点で、maneoで投資募集中の案件は2つでした。
①不動産担保付きローンファンド165号と②不動産担保付きローンファンド174号です。
2ファンドを評価し、投資実行有無を判断
2ファンドともに、投資先の事業や投資スキームが非常に似ており、またリスク・リターンもほぼ同じでした。
いずれも不動産担保が設定されており、元本消失リスクも比較的低めのようです。(抵当権の順位は1位と2位の違いがありましたが)
投資期間が2年とある程度の長さなので、少しリスクを感じつつも、担保の評価も打倒そうだし、まあいっか!ってことで、投資を実行してしまいました。定期預金と違って、すぐにはやめられませんから、期間のリスクを許容できるかどうかですね。
総括
第一回 個人が融資者になる新しい金融マーケット
第二回 ソーシャルレンディング運営会社の比較
第三回 maneoに登録しました!
第四回 meneoで投資をやってみる
今回、ソーシャルレンディングについて上記4回の投稿に分け、超初心者の概説から投資実行までを説明してきました。
私自身、ソーシャルレンディングについてほぼ無知のところから、口座開設、投資実行まで進めることができました。新たなポートフォリオができたので、大変うれしく思います。
ソーシャルレンディングに関する投稿はこれにて終わりとなりますが、この投資は継続していきますので、時々、このブログでもソーシャルレンディングの投資状況を報告したいと思います。
それでは!
コメント